別のアカウントで種苗法改正の話をしましたが、衆議院を通過したそうです。1昨日前の業界紙に出てました。
この前、別のところの記事に書いてなかったことですが、品種登録を出願してから登録されるまでの間に、第3者が種子や苗を海外に持ち出すのを差し止められる仕組みも創設されます。
つまり、登録前の段階で流出することも踏まえた措置です。倉庫などで種苗を保管することも禁じます。
また、今までは無断利用者を訴える際に、実物を入手して無断販売物が本物であることを証明する必要がありましたが、無断販売時に品種名を使っていたら証明不要になりました。
昨日かな? 新聞に出ていたけど、シャインマスカットが韓国と中国に盗まれて、許諾料の損害だけでも200億円だそうで、国は相当頭にキテる感じですね
確かに、改正前の種苗法に不備はあった訳だけど、韓国も中国も一応は種苗登録制度はある訳で、ちゃんと外国で品種登録しないから盗まれるんやろ
って批判は免れないんだけど、よっぽど悔しかったんだろうね。
これが民間の種苗会社なんかは他社に盗まれるのを前提に新品種の育成してる訳で、やっぱりお役人はヌルいなぁ…と思う😅
今度の改正種苗法で、タッチの差で間に合わなかったのが、福岡県のあまおうですね。
昨年2025年1月にあまおうの品種登録期間が終わってしまった
あまおうの生産者には、主に ①誓約書による県外持ち出し禁止、②商標権の活用、③苗の供給ルートをJAに限定、の3つで、あまおうの流出やブランドを守ろうとしていました。
しかし、対策も虚しく、あまおうは苗販売業者によって苗が通販で流通してしまいました
たぶん、これは相当前から何らかの手段で流出していて、その間、どこかで増殖していたのではないかとボクは睨んでいます。
いったん流出してしまうと、誓約書による流出防止対策は効かないので、流出先で増やしまくり、売られまくり、作られまくりです。
ただ、あまおうという名前には商標権がかかっているから、あまおうの名前では国内販売できないんだけど、韓国や中国でコピーされて『あまおう』に近い名前で売られたりしないのかな🙄
あまおうの後継品種を福岡県は用意してるみたいだけど、とちあいかみたいに上手く品種転換できるのかどうか?
福岡県には災難だけど、まぁ運が悪かった。しゃあないですね。
ボクの作ったかなこまちは、作り手を選ぶところがあるし、特に神奈川県にわりと多く普及しているジャットの高設栽培にはあまり向いてない。
栽培の考え方がまるで逆だからね。
流通性もかなこまちは紅ほっぺよりややマシな程度だから、地域流通しか向いてない。だから、流出してもその影響は限定的かと思う。
ボクはもともと都市近郊向けの軟弱野菜を専門にしていたから、都市部にあっては消費者が身近だから、日持ち性をあまり重視しなかった。
日持ち性を良くするとなると、肉質を粉質にするか、『とちあいか』や『やよいひめ』みたいに緻密で、硬くするしかないが、ボクは年寄りの方が胃もたれするような品種じゃダメだと思った。
しかし、上市して意外だったのが、『かなこ』という名前の女性にはかなり喜ばれていて、農家でも奥さんがかなこさんだったりして大事に作ってもらったりしてます。
他県でかなこさんという名前の女性農家さんが作りたいけど、許諾か切れるのが24年後で諦めたって言ってた。
この品種が他県で作られたとしても地域流通だけしかしないだろうから、神奈川県には脅威にならないし、他県でも農家個人限定で許諾してあげたら良いのに🥹と思ったりもする。外国はロイヤルティを払わないで作るからイヤだけどね。
農家と農地は守れるのか?🤔
種苗法改正よりも、現在、政府と農林系の国会議員を震撼させている問題は、昨年2025年3月末に出されて、まとめられた地域計画です。
地域計画ってざっくり言うと、10年後に農地の担い手がどれだけいるかを調査したものです。
そもそも、農水省は20年後に8割もの農家が引退して2割しか残らないと推計してました。
実際には8割が第一線から退いても、跡を次ぐ親族がいたり、また農地の集約化を進めれば、農家が少なくなっても大面積を耕作するから大丈夫だと甘く見ていたと思います。
ところが、地域計画の対象農地のなんと30%以上が耕作する担い手が見つかっていない状況という結果になってしまっていて、政府も国会議員も真っ青になってるんだよね
地域計画の取りまとめ役であるはずの市町村も、農協も県の職員も、みんな中堅どころが大変手薄で、地域計画のブラッシュアップがなかなか進まない。
大変ヤバい状況です
いま40歳代くらいの就職氷河期時代の採用を控えてしまった結果、公的機関やインフラであるべきの農協も大きく力を削いでしまった。
いま、どげんかしないと、日本の農業は需要に応えられない状況にあって、農業は衰退。耕作放棄地が激増して、飢饉とかもあり得なくなりそうです😭
