寝かせたイシダイのお刺身とセビチェ料理 | ふ~さんの音楽とか料理とかのブログ

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魚によっては鮮度が高いと身が硬かったりして、寝かせた方が良い場合もあります。


イシダイは、味はマダイより上だと思いますけど、やっぱり身が締まりすぎな魚なので、上手に寝かせて美味しく戴きたいです。


ボクの記事でも魚の寝かせ方を以前書いてます(カンコ(うっかりカサゴ)料理(寝かせ方、....)。

最後に魚の寝かせ方を抜粋しましたので、見てみてください。


小田原漁港で買った40cmクラスのイシダイ。3月14日に朝どりを買いました。2,500円だったけど、苦労して釣ることを考えたらタダ同然です爆笑

魚買ってきたら、まずやることはエラを抜くことです。エラは鮮度を落とす原因だからね。そしてイシダイだけは他の魚と違うのは、ワタは抜かないで、ざっと水道水で洗ったら新聞紙で包んで、パーシャル冷蔵庫で平らに置いてしばらく寝かせます。

新聞紙で包んだ。

これから2日間は毎日水道水で洗って、新聞紙で包み直す。面倒だけどドリップ洗わないと鮮度落ちます。

3日目にワタを抜く。
(ワタの写真はゲテっぽいから、見たくない人は飛ばしてね)



白いのは全部脂肪です。もう少し硬くて白さがハッキリしてるのが上物だけど、まぁまぁな個体ですね。

赤いワタは全部とって、脂肪だけ洗ってお腹に戻す。さらにキッチンペーパーを詰める。←イシダイの脂が全身に回るという都市伝説をやってますけど、効果のほどは分からず(^_^;)

そして、また新聞紙に包んで、2日間繰り返す(毎日、ペーパータオルと新聞紙を替える)。

5日目に片身をおろしてみたおねがい

おお!!  スゲー脂が出刃包丁に付いてます。さすが冬のイシダイですラブ


さっそく刺身を作ってみました。醤油は本膳です。


戴きます。

う~ん、さすがイシダイです(^-^)/ 

旨みがすごい⤴️⤴️ 硬さもちょうど良かったね❗ ぺろっと食べちゃいました。

さらに、南米の魚サラダ料理のセビチェ作りました。


セビチェは、具材にイシダイの切り身、サラダエビ、ホタテ、タコの薄切り、カールレタス、ミニトマト。上にあしらったのはライムの薄切りとディルです。ソースはライム絞り汁、新タマネギとハラペーニョの種を除いたみじん切り、バージンオリーブオイルです😊

具材とソースを混ぜて、上にハーブあしらったら出来上がりです。メッチャかんたんですチュー

食べたら、すんごい美味しい😋

今まで、魚を変えて50回以上セビチェ作ったけど、今までで一番美味しかったかも😋

では、魚の寝かせ方です(^-^)/
↓↓↓↓↓↓

(魚の寝かせ方) 

だいたいどの魚も同じやり方です。今回は釣ってから3日間寝かせていました。魚を寝かすことの是非はいろいろあると思いますが、カンコに限っては寝かさないと身が硬すぎるんで、寝かせた方が良いと思います。

 

寝かせると良いのは、イノシン酸が出て旨味成分が増すこと。悪いことは足の早い魚は身が柔らかくなりすぎること、そして保存状態が悪いと腐ることです。ワタは抜かなきゃいけないので、切り口ができるから、腐敗しないようにすると5日が限界ですね。上手な人は7日やる人もいるようです。

 

①頭は落としても落とさなくてもよい。必ずエラと内臓は除く。

②お腹や魚表面をきれいに洗って、血合いは必ず除きます(ここから細菌が繁殖しやすい)。ウロコの表面のヌメリもしっかり洗い流します。

③ウロコはボクは取らない(取る人もいます)。

きれいな布巾とかペーパータオルで魚の水分を拭う。

乾いたきれいなペーパータオルで魚を覆う。魚の表面もお腹の中も覆います。

ペーパータオルで覆った上から、サランラップを巻きます。ピッチリ覆うのが大切。

魚用の大きいバットに入れて、パーシャル室で保存します。うちのは、真空パーシャル冷蔵庫なので、そこに入れます。温度は凍らない程度に低くします。

面倒くさいけど、毎日1回はペーパータオルを替えて、新しいペーパータオルで覆って、ラップし直す。

 

・・・という過程で行います。魚は栄養分が多い血合い(内臓の背骨に接した赤い身の部分)から浸み出してくる液体が一番腐りやすいんです。だから、短時間なら網を張ったバットに置いておくこともあるけど、時間が経つと魚の自重で身が傷んじゃうから、やはり平らなところに置かないとダメですね。

 

ウロコを落とさないのは、経験的にウロコを落とすと鮮度が落ちる気がするんだよね。ボクのやり方ですが、血抜き→(その日食べるなら神経絞め)→エラ・ワタ抜き→魚をきれいにして、水分、空気を抜いた状態で低温保存と考えていただいてよいです。