お手軽移動運用で愛用している自作のGAWANT、アンテナは1.5m長のロッドアンテナを使っています。

以前からアンテナ長をもう少し長くできれば、耳も飛びも多少はよくなるかな?と思って、秋葉原やネットで探してみたものの適当なものを見つけることができずにいました。

 

ところで、最近Twitterでカーボン釣竿に直接給電するアンテナに関するツイートをよく見かけるようになり、製作や使用感などについて記されたブログなどを拝見しているうちに、もしかしてGAWANTのアンテナに使えるかも? と思い始め、物は試しということでトライしてみました。

 

まず、使うカーボン釣竿ですが、GAWANTのケースに取り付けられ、持ち運びの利便性を損なわないことを考えて、手元の径がそれほど大きくなく仕舞寸法も短い釣竿はないか、Amazonで探し、全長は3.0m、仕舞寸法43cm、重さ65g、カーボン含有率99%時されている釣竿を購入しました。

 

 

届いた釣竿は確かに軽く、これだったらGAWANTのケースに取り付けてもなんとかなるかなと。

手元の部分はカーボン製ではないようなので、手元部分は外して写真のように使う部分だけにして、通電するのかテスターで確認してみました。

 

 

竿の表面は通電しませんでしたが、継ぎ手と裏の部分は通電し、ロッドアンテナの径と竿の径がちょうど上手くはまったので、縮めた状態のロッドアンテナに被せるように取りけることにして、目玉クリップで固定することにしました。

ロッドアンテナが1.5m長に対して、カーボン竿だと2.6mにアンテナの長さが変わりました。

 

 

早速試してみようと、隅田川テラスに出かけてFT-818にアンテナを取り付け、各バンドでSWRが下がるのか試してみましたが、14,18,21,24,28MHz帯ともにSWRはしっかり下がりました。

14,18,21MHz帯のFT8をこれまでのロッドアンテナの場合とカーボン竿を取り付けた場合で聴き比べてみましたが、どのバンドもカーボン竿を取り付けた方が信号が強くなった感じがしました。

 

 

電波の飛びも変わったのか試そうと思い、21MHz帯で聞こえていた沖縄の局を呼んでみたのですが、他にも呼んでいる局があり、ピックアップされずでした。

なんとか送信側もどうなのか試してみたく、FT8で試すことにしました。デコードを開始すると、ヨーロッパの局も何局かデコードできました。

 

 

 

デコードの状況から出力5Wではヨーロッパまでは電波は届かないかなと思い、ちょうどCQを出していたBYとロシア(ASIATIC)を呼んでみると、コールバックがありQSOできました。

 

 

 

PSKRでみると、弱いながらもオーストラリアまでは電波が届いていたようです。

 

 

ということで、GAWANTのアンテナをカーボン竿に代えて送受信できましたが、一応今日の結果からするとロッドアンテナよりも受信は若干よくなったように思いますが、送信はもう少し試してみないと何とも言えないかなというのが実感です。

今週末はARRLのInternational DX Contest(Phone)が行われていますが、さてどうしたものか・・・・(^^;

月末にはCQ World Wide WPXがあるので、試してみたいと思います。

 

 

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