初めてGAWANT(しながわアンテナ)を使ったのは、3年前の2017年の全市全郡コンテストでの21,28MHzでのQSOでしたが、それ以来、休日を中心に隅田川テラスなど近所を散歩がてらFT-818とGAWANTでお手軽移動運用を楽しんできました。

 

 

手軽にHFを運用できるアンテナをネットで探している際にGAWANTの存在を知り、開発者のJF1QHZさんがハムフェアに出展されるとのことで購入しようとしたのですが、その時は残念ながら入手できませんでした。

GAWANTは、ロッドアンテナにトロイダルコアとポリバリコンを用いたマッチングBOXがついたアンテナで、調整もポリバリコンのダイヤルを回すだけなので、お手軽にHFを運用できます。ネットで見つけた回路図を参考に自作したGAWANTもどきを使っていますが、トロイダルコアの巻き数を変えたりタップを入れて切り替えできるようにしたりと何台か製作しました。今は、HFハイバンド用と主に7MHz帯で使うことを目的にトロイダルコアと巻き数を変えた自作のGAWANTもどきを2台持ち歩いています。

 

 

この3年間でのQSO数は185になりましたが、ほとんどSSBによる交信で、バンド別では21MHz帯が一番多くなっています。国内と海外局とのQSO数はほぼ半々で、国内は21MHz帯での運用が多いため、0,2,9エリアと1エリアから近距離のエリアがまだ未交信です。海外局とのQSOはWWDXやWPXなどのコンテストでのQSOがほとんどです。

 

 

DXCCはWorkedで23エンティティになりましたが、まだアフリカとのQSOはなく、これからの太陽活動の上昇に期待しています。

 

 

 

「水辺にGAWANT」移動仲間のJL1KLKさんは、DXコンテストを中心にFT-817+GAWANTで多くのDX局とCWでもQSOされており、JS1BXHさんもKX3(5W)にGAWANTで運用されていたりと、多くの方がDXとのQSOに成果をあげておられます。また、毎月月初の休日にGAWANT一斉運用デーが行われ、7MHz帯や18、21 MHz帯でGAWANTで運用されている各局が聞こえてくる時も多くあります。

 

6月にIC-705を購入したので、最近はFT-818に代わってIC-705を使って運用することもありますが、21MHz帯などでQRVしている局を探すのにバンドスコープは重宝しています。

 

 

GAWANTの性能は、DPやしっかりアースのとれたエレメント長の長い垂直系のアンテナなどに比べれば、送受信ともにかなり劣り、送信出力も5W程度までになるなど制約があり、CQを出しても空振り続きとか、呼んでみても届いていない?時も多くあり、結局交信数0のボウズに終わる日も数多くありますが、逆に「飛びそうもないアンテナで、どこまで飛ぶか」が自分のGAWANTの楽しみ方になっており、1局でもQSOできるとかなり満足した気分になっています。

 

もうすぐWWDX(SSB)が開催されますが、今年も天気がよければGAWANTで楽しみたいと思います。

無線の楽しみ方のひとつを教えていただいたGAWANTを開発されたJF1QHZさん、また製作に関わっている方々、SNSやブログでGAWANTに関する様々な情報を発信されている方々に感謝です。

 

 

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