安倍元総理の紫微斗数でみたカルマの弁済とグランタブロー | 欽天四化紫微斗数と陳老師の八字と進化占星学

欽天四化紫微斗数と陳老師の八字と進化占星学

台湾の易学の大家である陳永瑜老師直伝の欽天四化派の紫微斗数と八字(四柱推命)、
そして今世の魂の進化の課題をみる進化占星学(西洋占星術の一つの流派)について
お伝えします。
占風鐸・オンラインスクール
主宰 田中宏明

わたくしの好きな政治家のおひとりだった安倍晋三元総理。

もっと活躍していただきたかったと思います。
今年、米国大統領選挙でトランプ氏が再選されたら、対等に話ができる首脳は安倍氏しかいないのでは・・・、と思うと非常に残念です。

その安倍元総理の命盤は下です。

2022年の7月8日、凶弾に倒れた日は、まさに寅宮の遷移宮が大運、流年でした。

遷移宮が太陽D。

これだけで事故怪我など不慮の災害注意の命です。

しかし、事故(交通事故や山での遭難)で亡くなることは、まず考えられない。

その理由は、来因宮が福徳宮で祖陰や神明のご加護が厚いからです。


しかし、福徳宮冲命宮かつ遷移宮に元々生年Dがあるので、「魂不在の命」とも言え、身体健康ははなはだ注意となります。

安倍氏は、紫微斗数ではAB媒介Dの人。

父母宮にABでAA串聯で官禄宮にそれが及びます。

よって、国家はじめ公の仕事で、常に動き回り、海外などにもよく出かける命

まさに歴代総理でもっとも外交で海外に出掛ける回数が多かったと聞いています。

詳しくみると、業(カルマ)は父母宮に生年Bと文昌があるので、親、先祖、学校、国家等の公のために力を尽くさなければならない運命です。

そして、そのカルマの弁済、前世からの欠債は、太陽Dがある遷移宮にある。

この遷移宮の太陽Dの意味は、福徳宮が来因宮なので、遷移宮は福徳の官禄で祖父の劫数、つまり悪しき因縁とみてもいい。

母方の祖父である岸信介氏(第56代・57代内閣総理大臣)の因縁を大きく受けていると考えられます。

報道によれば、問題となった旧統一教会との接点はこの岸信介氏のときからと言われています。

以上のことを踏まえて、安倍元総理のカルマの弁済をルノルマンカード36枚を展開するグランタブローでみたところ、まさに欽天四化紫微斗数で出て来た象意とピッタリと一致します。

グランタブローは、紫微斗数でみた結果の確認と検証に大いに使えると感じています。


今回も前提として、以下のようにカード設定しました。

●棺➡来因宮

●十字架➡今世の課題(主に欽天四化紫微斗数でみた生年D)

●鍵➡開運の鍵

●紳士➡安倍元総理





早速、テーマを表わす四隅のカードをみると、

コウノトリ⇐⇒狐

コウノトリは、移動、よい変化。狐は仕事。

これで、仕事でよく動き回る、海外に行くとみれます。

もうひとつは、向かって右上に十字架の今世の課題(生年D)が出ました。ここに十字架が出たということは、かなり前世からの課題が大きいとも言えます。

そして、反対に塔

塔は国家や権威。

これで国家のために尽くすことが今世の課題で、この意味は大きい。

元々の塔のカードのハウスは19番目で、そこには来因宮をみる棺が出ています。

読みようによっては、国家のためなら「死」ぬことも辞さないという覚悟が伺えます。

開運の鍵を見る「鍵」のカードは、紳士のカードの右上にあります。

よいポジションですが、その元々のハウスは「雲」のカード。

その雲のカードはどこに出ているかをみると、これまた元々は鍵のカードのハウスに出ている。

「雲」と「鍵」のカードは密接につながっています

雲は混乱や変化を表わします。

よって、安倍氏の今世の課題を克服する開運の鍵は、国家や世界の混乱を平安へと導くようなよい変化を行う・・・というように読めます。

まさに自由で開かれたインド太平洋構想を提唱され、その実現に尽力された安倍氏。

鍵と雲のカードの象意がよく出ています。




問題は、安倍氏本人を示す紳士のカードの下にある「鎌」のカード。

鎌は収穫などのポジティブな意味もありますが、切断や事故などの凶の意味のほうが強いカード。

この鎌のカードは稲穂がいっぱい積まれていて鎌はわかりにくいですが、この鎌の刃の向きが重要


紳士の下にあって、紳士を刈り取るような格好です。

これは、欽天四化でまさに遷移宮の太陽Dと同じ象意。

この鎌のあるハウスは元々は「山」。

また、元々の鎌のハウスに何のカードがあるかと言えば「船」が出ている。船は乗り物の意があり、交通事故などにも注意と言える。

しかし、見てください。

山や船のカードのすぐ近くに「太陽」のカード。

この太陽はルノルマンカードの最高の吉のカードで、いわば紫微斗数や八字でいう解厄制化のカード。

遭難事故や交通事故にはまず遭わないと考えられます。(これも欽天四化の来因宮が福徳宮と同じ意味)

では、不慮の災害にまったく問題ないかといえば、そうとも言えない。紳士のカードの右に出ているカードは未来を表わす。その最後のカードの「蛇」が問題だと思います。

わたくしはこの蛇をみて、直感したのは、安倍氏を襲った犯人の山上徹也氏お手製の銃です。




朝日新聞デジタル より


長さが40センチほどある長細い凶器です。

蛇のカードは、前回のブログで申し上げたお金や自己表現の意味もあるものの、元来はトラブルの意味が強い凶のカード。

真上に「十字架」のカードが出ていれば、どうも凶のはたらきが強く出ると思われます。

そして、推測すると(テーマをみるハウスの)十字架」+「(最終の未来のカード)」+「(お金を表わす)

これで、旧統一教会のお金の問題で銃弾に倒れる? と読めないでしょうか?!

・・・・・

長文になるので、ここらあたりで筆を止めますが、テーマカードの「塔」+「本」+「星」のカードで森友学園の公文書改ざん問題などもみれるように思います。


以上、ルノルマンカードのグランタブローの凄さ、鋭さの一端をご紹介しました。

このような悲劇的なことまで読み取れるので、用いるときは慎重にかつ真摯に向き合う必要があるとあらためて思いました。

最後に、安倍元総理が2022年7月8日、凶弾に倒れて他界された事件のことは占風鐸・オンラインスクールの「占い師育成サロン」第19回の特別講座で詳しく解説しています。


繰り返しになりますが、グランタブローは、紫微斗数でみた結果の確認と検証に大いに使えると感じています。

4月から新しく占風鐸・オンラインサロンを開設しますが、是非、このルノルマンカードのグランタブロ―も取り入れて、皆さんとさらに切磋琢磨していきたいと思っています。


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主宰 田中宏明



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