欽天四化でみた安倍元総理のカルマの弁済 | 欽天四化紫微斗数と陳老師の八字と進化占星学

欽天四化紫微斗数と陳老師の八字と進化占星学

台湾の易学の大家である陳永瑜老師直伝の欽天四化派の紫微斗数と八字(四柱推命)、
そして今世の魂の進化の課題をみる進化占星学(西洋占星術の一つの流派)について
お伝えします。
占風鐸・オンラインスクール
主宰 田中宏明

欽天四化紫微斗数の命盤の大きな特長のひとつは、その人の前世からの因縁果報と一生の大まかな運の盛衰をみることができます。

それも視覚的にです。

では、安倍晋三元総理の命盤を例に説明させていただきます。



まずは、安倍氏の因縁果報です。




これでわかるのは、安倍氏はご両親を介してご先祖の陰徳を大きく受けておられます。

しかし、残念ですが、遷移宮に生年Dがあり、ご先祖からのよくない因縁(業障)もあり、これが今世の最大の課題であります。

思うに、遷移宮は対外的なことをみる宮。

安倍氏のように一国の総理の立場なら外国をみてもいい宮です。

歴代の総理で飛びぬけて海外を歴訪し外交に力を入れておられたのは、よく考えてみればこの遷移宮の生年Dの今世の課題に沿ったものともいえます。

具体的には、安倍氏によって提唱され推進された自由で開かれたインド太平洋構想です。

力強いリーダーシップで、日本のやるべきことをやり抜くために諸外国を奔走されたとも読めます。

しかし、それ以外に遷移宮に生年Dは不慮の災害に注意の命盤

安倍氏の場合は、それが某新興宗教に恨みを募らせた暴徒により命まで取られることになりました。

それは、まさに安倍氏の福徳宮・来因宮で遷移宮の太陽Dの象意のひとつであると考えてもおかしくありません。

それが起こったのは、2022年の壬寅年。

まさに本遷移宮が大命で流命の年でした。

そのあたりの詳しい紫微斗数各流派のみかたは、有料にはなりますが占い師育成サロンの講座で詳しく解説していますので、ご興味のある方は会員にお申し込みください。(7/14~16日に第3期会員募集をします)


さて、安倍氏の命盤で、生れてから他界されるまでの10年ごとのごく大まかな運の盛衰のみかたを以下に記します。

①第1運(13歳まで)
遷移宮に生年Dがあるので冲大命で、不遇の10年。

②第2運(14~23歳)
生年ABがあり、裕福な両親のもとで恵まれた10年。しかし、大官冲本命なので学業成績はふつう。

③第3運(24~33歳)
大命冲本命でとくに精神的に何かとしんどい10年。海外留学するも学士の資格は未収得。但し、第2運から第5運の40年間、AA串聯で暗に父母宮にある生年ABの恩恵を受ける。

④第4運(34~43歳)
大官冲本命で運気はよくないものの、親からの世襲や先祖の遺産で1993年(癸酉・40歳)の衆議院総選挙に立候補し初当選。
※もし、世襲議員でなければ落選の運

⑤第5運(44~53歳)
2000年(庚辰・47歳)、森内閣の内閣官房副長官に就任。2001年第1次小泉内閣でも再任。
2006年(丙戌・53歳)総理大臣に就任(第1次安倍内閣)。
この10年は父母宮のABがAA串聯で我がものとなり、官禄宮が大命で富貴の運。但し、大官・本財が自化Dでお金の問題で苦労は多かった?

⑥第6運(54~63歳)
大命冲本命で、大命が本奴僕宮で生年Cもあり健康問題注意の運。
2007年(丁亥・54歳)相次ぐ閣僚の不祥事、参議院総選挙の大敗、そして健康問題で第1次安倍内閣総辞職。
2012年(壬辰・59歳)二度目の内閣総理大臣に就任。
2016年(丙申・63歳)森友学園問題。加計学園問題。つぎの第7運にかけて国会対応等厳しい大運が続く。
大官・本子女宮が自化D。子女宮は学校の意。また生年Dがある本遷移宮が大父でこれも学校の意。学校問題での不祥事とも読める。

⑦第7運(64~73歳)
2022年7月8日(壬寅・69歳)、奈良市において選挙応援演説中に銃撃され死亡。
大命冲本命。業障忌。大凶運の流年でした。


ここで話は横道にそれますが、このような命盤の人は、皆、災厄で命に関わるようなことが起こるのか? という心配をされる方がおられると思います。

それに対するわたくしの回答は、

結論を言いますと、カルマの解消(わかりやすくいえば、前世からの借金の弁済)は自分の責任において誰もがしなければなりません

しかし、その方法、やり方はその人の自由に任されています。

ただ、そんなことにまったく目を向けずにほったらかしにしていると、最悪の結果を招くこともなきにしもあらず。

はなはだ失礼ながら、安倍氏のように凶弾に倒れるようなことは一般の人はまずないと思いますが、事故や災害に巻き込まれることはあるかも知れません。

これに関しては、私が学んだ神理の教えでも、また、最近読んだつぎの本にも逸話と共に同様のことが書かれていました。


キリアコス・C・マルキデス 著
※専門用語が取っ付きにくいですが面白い本です



長くなりますが、もう少しお付き合いください。

以前のブログで安倍氏の出生図の説明をしたとき、言い忘れていたことがあったので少し補足です。

 


5ハウス・山羊座における火星とドラゴンヘッドのコンジャンクション

11度でピッタリの0度の合ですね。

進化占星学でお世話になった大旗ハルミ先生は、この火星と月のノード(ドラゴンヘッドやテイル)が合のときは、激しい葛藤や怒りを抱えた魂であるということ。
正か邪かの両極端を行くような人、たとえば聖職者のダライ・ラマ氏やイスラム過激派テロリストのウサーマ・ビン・ラーディン氏もこれを持っていると・・・

山羊座ですから、日本の国益、国境を守るために安倍元総理はこの魂の進化の課題であるドラゴンヘッドに火星の爆発的なエネルギーも加わって東奔西走されたと思っています。

いま、もし、安倍氏が存命であるなら、ウクライナに軍事侵攻したロシアのプーチン大統領にどのような行動に出たであろうか・・・

安倍氏は個人的にもプーチン大統領と親しかった。

ひょとしたら身を捨てて、停戦合意に至る仲介者の役割を安倍氏はできたのではないか?

それこそが、安倍氏の遷移宮の太陽D(外国の地位の高い厄介な人物=プーチン大統領)の前世からのカルマの弁済だったのではないか???

とてもとても残念です。


【余談】
上に紹介したメッセンジャーという本の中に「愛するとは、その人のカルマの弁済を手伝う、一部を引き受けること」とありました。
これには至極納得。
神理の教えでは、夫婦になるとお互いに相手の因縁を背負うことになるというのと同じ理屈です。


占風鐸・オンラインスクール
https://online.e-suimei.com/
主宰 田中宏明




2021年4月から開講した占風鐸・オンラインスクールは、お陰様で有料、無料講座の受講生併せて500名を越えました。

受講生500名達成記念として、7月7日~9日の3日間、占風鐸・オンラインスクールの紫微斗数全7講座、陳老師の八字全4講座の一括購入(12カ月の分割払い)を対象に半額受講セールを開催!

また、特典として、欽天四化紫微斗数、八字、進化占星学の3命術を用いた、今世の魂の進化の課題(使命)を中心に無料で鑑定させていただきます。
欽天四化紫微斗数、八字で「因縁果報」を、さらに進化占星学の月のノード軸で「魂の目的や今世での学び」を知ることができると思っています。
(※無料鑑定をご希望の方は、詳しい個人情報をご提供いただく必要があります)



https://online.e-suimei.com/p/by
本サロンの動画講座では、欽天四化紫微斗数、八字(四柱推命)を中心に、進化占星学も取り入れています。
台湾の東洋命術の大家である陳永瑜老師直伝の欽天四化紫微斗数と八字、それに進化占星学を加味した3命術の勉強は、わたくしのみならず真摯な運命学愛好家の魂に響くと思っています。
※第3期会員募集のお申込み受付は、7月14日~16日の3日間です。




●田中宏明のアマゾン著者ページです↓
https://amazon-author-page/



占風鐸・オンラインスクール