安倍元総理はご存知のように、去年、悲運の死を遂げられました。
わたくし個人としてはモリカケ桜の問題は別にして、好きな政治家のおひとりでした。
さらに日本や世界のために活躍していただきたかったと思い残念至極です。
さて、安倍元総理の八字の命式、紫微斗数の命盤、そして進化占星学の出生図を掲げて説明をさせていただきます。
命術を学ばれている、あるいはこれから学びたいと思っておられる方に少しでも参考になれば幸いです。(とは言っても有料級の内容です。是非、何かひとつでも学んでください。)
八字(四柱推命)の命式はつぎです。
少し勉強された方ならおわかりのように羊刃格です。
天干に財官がでれば富貴の命。
両方でていますが、とくに正官が通干しこれで一国のリーダー、宰相にもなれる命。
事実、そのとおりの道を歩まれました。
八字は社会的な成功不成功をみるのにすぐれた命術ですね。
つぎに、紫微斗数の命盤をみてみます。
星曜派、飛星派、欽天四化派のいかなる紫微斗数でみても、意外(不慮の災害)に注意の命というのは一目瞭然。
その原因はどこにあるでしょうか?
遷移宮に太陽Dがあるので、来因宮の福徳宮が原因です。
福徳宮は祖父母、先祖、祖蔭、思想、価値観などをみます。
ということは、はなはだ失礼なことを申し上げ恐縮ですが、祖父(遷移宮は福徳の官禄)や安倍氏自身の思想信条に原因があるともいえます。
また、福徳宮は宗教もみますが、蛮行に及んだ山上徹也容疑者は旧統一教会を恨んでのこと。
これも因縁的なものを感じざるを得ません。
つぎは安倍氏の出生図です。
特長的なところは以下の6点です。
①12ハウス(蟹座)の月とドラゴンテイルのコンジャンクション
②5ハウス(山羊座)の火星とドラゴンヘッドのコンジャンクション
③4ハウス(蠍座)の金星と土星のコンジャンクション
④6ハウス(山羊座)のキロンと3ハウス(天秤座)の水星のスクエア
⑤3ハウス(天秤座)の水星と海王星のコンジャンクション
そして、とくに重要な
⑥3ハウス水星と月のノード軸(ドラゴンテイルとドラゴンヘッド)がTスクエア
安倍氏の言葉で印象的だったのは、「美しい国づくり」と「自由で開かれたインド太平洋」のふたつです。
4ハウス(蠍座)の金星と土星のコンジャンクションは、「美しい国づくり」によく出ています。
また、3ハウス(天秤座)の水星は、「自由で開かれたインド太平洋」構想に言い表されていると思います。
おそらく安倍氏は、過去世も一国のカリスマ的なリーダー的存在だったのでしょう。
それは、12ハウス(蟹座)の月とドラゴンテイルのコンジャンクションと1ハウスの獅子座・冥王星に出ています。
冥王星は過去世で魂がこだわっていたこともみます。
今世、生まれ変わって、5ハウス(山羊座)の火星とドラゴンヘッドのコンジャンクションでより実力とパワーを発揮し、確実な国づくり、自らの理想とする国体をつくり上げていきたかったのだと推測します。
ここで、大きな問題は、3ハウス・水星と月のノード軸(ドラゴンテイルとドラゴンヘッド)がTスクエア。
これはスキッド・ステップともいい、過去世で天秤座の水星をうまく使いこなせなかった大きな宿題の意味となります。
3ハウスや水星は学校、学習の意味があります。
森友学園、加計学園の問題で国会が長く紛糾し、安倍氏にとっては心身ともに大きな痛手となったことは想像に難くありません。
6ハウスのキロンとも水星はスクエアなので、苛酷な試練とでもいうべきでしょう。
さらに、3ハウス・水星に海王星がコンジャンクション。
これはもう天のご意志とでもいうべきもので、安倍氏の魂の進化のためには避けて通れなかった課題だったと推測します。
そして、このノード軸の統合をはかっていくときに大切なのが、この場合、3ハウス・天秤座の対極にある9ハウス・牡羊座。
牡羊座の支配星は火星なので、ドラゴンヘッドとコンジャンクションしていることと併せて、今世の魂の進化にも合致します。
戦後、日本の総理大臣で安倍氏が海外歴訪した回数は断トツではないでしょうか。
それは、この月のノード軸の統合をはかっていく上で、とても大切な行為でもあったといえます。
以上、安倍元総理を八字、紫微斗数、進化占星学でごく簡単に鑑定させていただきました。
繰り返しますが、これからどの命術を学んだらよいか検討されている方、またどの流派の先生に学んだらよいのか思案されている方の一助になれば幸いです。
いずれ近いうちに、今回のブログをさらに詳しく解説したものをYouTubeの動画にアップしたいと思っています。
どうぞお楽しみに!
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※このワークショップでは厳しい表現はできるだけ避け、どうしてもきつめの表現をしたほうがいい場合はその対処法等にも触れます。
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主宰 田中宏明
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