ほんとうの感謝とは・・・ | 欽天四化紫微斗数と陳老師の八字と進化占星学

欽天四化紫微斗数と陳老師の八字と進化占星学

台湾の易学の大家である陳永瑜老師直伝の欽天四化派の紫微斗数と八字(四柱推命)、
そして今世の魂の進化の課題をみる進化占星学(西洋占星術の一つの流派)について
お伝えします。
占風鐸・オンラインスクール
主宰 田中宏明

少し長文ですが、四柱推命や紫微斗数の鑑定でよくないことを言われたことがある方は、是非、お読みいただきたいと思います。

・・・・・

自分のことだけ考えている人や、現状に不平不満が多い人は感謝の少ない人だとよくいわれます。

感謝することは大切だということは、いわれなくてもほとんどの人は知っていること。

だから、「ありがとう」、「ありがとうございます」という言葉を一日、何回も唱えるといいという教えのようなことを聞いたこともあります。

しかし、心のこもっていない状態でいくら何百、何千と唱えても、単に自己満足に終わっしまい、効果のほどはいかがなものかと思ったりします。

わたくしの最初の四柱推命の師であった亀石厓風先生は、よくつぎのようにおっしゃっていました。

自分の四柱の命式で「自分の至らなさに気付く」ことができ、人様のお陰で活かされているのがわかるようになる。
そして、周囲の人に「おおきに、すんまへんな(関西弁で感謝の言葉)ということが言えるようになる・・・


まだ、学生の20代であったわたくしはこれをお聞きしても、「そうは言っても・・・」と心のなかで少なからず反発心がありました。

その後、社会人となり結婚もし、ふたりの子供にも恵まれ、「家庭」というものを持ってから心の修行がはじまりました。

余談になりますが、日々の家庭生活のなかにこそ在家のわたくしたちはほんとうの修行があると思っています。

だから、ブログはもとより鑑定に来られる方にもできるだけ結婚をお奨めする理由はそこにあるのですが・・・

残念ですが、(積極的に)結婚したいという人は少なくなっているように思います。


さて、わたくしのことを申し上げて恐縮ですが、経験済みのことなので、是非、ご参考にしてください。

紫微斗数では、わたくしの田宅宮に廉貞D(生年化忌)があります。

これだけで、家庭や不動産等の問題が多い暗示があります。

もちろん、生年化忌は「絶対存在」の意味もあり、来因宮が子女宮と併せて「必ず結婚でき、男児が授かる命」とみれます。

それはそれで有り難いことと思いますが、生年化忌の本来の意味は「不順(うまくいかない)、困難、囚われる、債、・・・」等のよくない象意が多いです。

どなたさまもこの生年化忌のある宮が、ある意味、今世の課題です。

わたくしは、紫微斗数を学ぶ前より神理の教えを勉強していましたので、自分の因縁はほぼわかっていたつもりです。

しかし、・・・、です。

妻は、ふたり目の子を妊娠した頃より、被害妄想症のような精神的な病となり、しばらくの間、心療内科や精神科にたびたびお世話になりました。

とくに季節の変わり目のときなどに異常な言葉を発するなどして、わたくしも精神的なものなので仕方ないとわかっていても閉口し、心のなかに不平不満のマイナス感情が湧いてきます。

どうしてこのようなことになるのか?

わたくしの紫微斗数の命盤が示唆していたとおり、財帛宮の太陰・自化忌、夫妻宮の巨門・自化忌が、結婚後、妻にこのような象意が発生することは、頭では理解できても?・・・です。

何度となく葛藤で苦しみます。

このような妻の精神不安を何とか和らげたいという願いもあり、神理の教えを学ばせていただける千葉松戸にある古代神道一神宮(現代名:自由宗教一神会)へたびたび足を運ぶことになりました。

信仰は “神行” です。

つまり神様のところに足を運んで、神様の教えを聞いたり修行したりするのが正しい信仰と思います。

ある日、一神会で妻のことを相談すると、上のほうの先生につぎのようなご指導をいただきました。

「田中さんの奥さんは、あなたの家(田中家)の因縁を一身に背負ってくれている。」

「それを心底有り難いと思って、奥さんの背中をみて手を合わせて(合掌)通ってください(普段の生活をしてください。)」


・・・・・

これに気付かされるのに、約15年かかりました。

このことを悟ることができただけでも、一神会にお世話になってよかったと思っています。

わたくしの田宅宮の廉貞Dの意味が心底理解できたときです。

日常生活で妻のことで不平不満が頭をよぎるようなことがあれば、上記の先生のお言葉を思い出します。

そして、冒頭申し上げた亀石先生が言われた「おおきに、すんまへんな」の感謝の言葉などはまだまだ軽いと思います。

ほんとうの感謝とは、自分の因縁を目の当たりに見せられて、(その人や事に対して)心から合掌することができるかどうか・・・

これではないかと思います。

なかなかできることではありません。

しかし、それを意識し自覚するだけでもわずかながら魂は成長するように思います。


「無関心」や「失望」、「敵対」などはマイナスの波動です。

家庭でそのようなマイナス波動を出している人はおられませんか?

そこから意識を転換し、「希望」や「受容」や「愛」へ少しでもベクトルを上げ続けられるかどうかが大切。

そのためには、どなたさまも信仰心は必要ではないかと思っています。


占風鐸・オンラインスクール
主宰 田中宏明

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占い教室・占風鐸



田中宏明
占い教室・占風鐸 代表

2013年5月にはじめて台湾台中市の陳永瑜老師(写真左)に機縁を得る。
以後、訪台25回を重ね、定期的に飛星派並びに欽天四化派の紫微斗数や八字の伝授を受ける。
未だかつて知られていなかった欽天四化派の紫微斗数をこの日本に広めることを決意し、目下、神戸を拠点に活動中。