先日、講座受講をご希望の方から、つぎのようなご質問をいただきました。
「2018年から私は“戌亥天中殺”に入ります。天中殺から勉強することは時期を改めた方が良いのでしょうか?」
さて、天中殺とは四柱推命でいう空亡のことで、流派や先生方によってもいろいろ解釈は分かれているようです。
わたくしが申し上げることができるのは、現在、台湾台中の陳老師に八字をご指導いただいていますが、講義中に空亡のある命式が出てきても、また大運や歳運で空亡が来ても、一切そのことに言及されたことはありません。
わたくしも、空亡のある命式や空亡の運が来ても、これまでの鑑定でとくに触れたことはありません。
それよりも大切なことは、歳運や大運で、命式と刑冲会合の運が来たときです。
このときには大なり小なり吉凶の象意が出ますので、意識に留めておいたほうがよいと思います。
また、わたくしは、勉強はいついかなるときでも時期を選ばないと考えています。
さらに申し上げると、よくない運気のときのほうが、勉強には向いています。
よい運気のときは、お仕事などが忙しくてなかなか勉強の時間が取れないものです。
少し時間に余裕があるときに、じっくり勉強されるのがもっともよいと思っています。
ところで、つぎの命盤の方は、辛年生まれの女性の方です。
いまの50代の大運で、東京のほうからわざわざ、単身、関西に引っ越しされて、大学で専門的な勉強をされた方です。
生年Cがもともと遷移宮にありますので、外で勉強されるのがお好きな方ですが、いまの大運で大疾から大父に向心力Cが入りますので、「遠くに行って勉強する(学校に行く)」とみることが可能です。
このような運は、もともと生まれる前から決めていたとも言えるので、ご自身の人生の上でとても大切な勉強とも言えます。
このような形態になっていなくても、勉強は自分の魂の成長に役立つものです。
一歩を踏み出されるのに、躊躇することはないと思います。
きょうもお読みいただき、有り難うございました。
芦屋占い処・占風鐸 代表 田中宏明
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