生年化権は“業”をみる<業はカルマのこと> | 欽天四化紫微斗数と陳老師の八字と進化占星学

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台湾の易学の大家である陳永瑜老師直伝の欽天四化派の紫微斗数と八字(四柱推命)、
そして今世の魂の進化の課題をみる進化占星学(西洋占星術の一つの流派)について
お伝えします。
占風鐸・オンラインスクール
主宰 田中宏明

●生年化権は“業”をみる<業はカルマのこと>

これまでのブログで、生年化権は“業”を表しているとお伝え致しました。

ここでいう業とはカルマのことです。

仏教用語でもあるこの業は、一般的にはよくないイメージに考えられがちですが、そうではありません。

業があるから、わたくしたちはこの世に生を受け、成すべき事をやり遂げることができるのです。

ある意味、活動力の源泉であるとも言えます。


さて、欽天四化紫微斗数では、生年化権は“天”であり、生年化忌は“地”であると申しました。

BDの法則、つまり天地定位の法則は欽天四化の大原則です。

ですから、生年化権が“あるべき宮”にあって、その状態がよろしければ、それだけでかなりよい命盤となり、平均以上のよい人生を約束されているとも言えます。

たとえば、つぎのようなケースです。




1.必ず立派な家(不動産)が授かります。

2.ですから財運も良好です。

3.家運もいいです。

4.仕事は専門職、技術職でかなりのやり手の人です。

5.もし女命なら、家庭に対して責任感の強い夫に恵まれます。
  ですから、女性は好命と言えます。

6.もし男命なら、一家の長として頑張らなければならない人です。
  ですから、ある意味、辛苦の命とも言えます。

7.やや家庭の中で摩擦が起こる暗示もあります。



というような具合です。

どなた様の命盤でも必ず生年四化があり、そのひとつである生年化権は六内宮(命、財、官、疾、田、福)にあるのは吉です。

喜ぶべきことです。

生年化権が上図のように男性の星に付いたなら、男性(父、夫)が辛苦の人であり、女性の星に着いたなら女性(母、妻)が辛苦の人であるとも言えます。

ここでいう辛苦の人とは、辛いという意味ではなく頑張らなければならない人という意味です。

業(カルマ)とは、このような意味があります。


しかしながら、業は、ときに“業障”にもなる場合がありますので注意が必要です。

業障をみるのは、いかなるときか? ですが、主に自化権があるときです。

たとえば、つぎです。



この命盤は女命で、2013年に交通事故で頭蓋骨骨折となり、20時間にも及ぶ手術を受けられた方です。

自化権は、意外(事故怪我)や争い(訴訟裁判)に注意となります。

流命や流遷に自化権が巡ったときはとくにご注意いただきたいと思います。

このような命盤が、化権が業障になる典型的な例です。


きょうもお読みいただき、有り難うございました。

芦屋占い処・占風鐸 代表 田中宏明


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