ことしも残り少なくなりました。
ことし一年を振り返って、もっとも衝撃的だったことは、欽天四化の紫微斗数の公式の数々です。
その中でも、一番、印象的だったことは、つぎの公式です。
上図は、生年禄に自化禄がある宮。下図は生年禄に自化忌がある宮です。
どちらも結果はほぼ一緒で、「有るものが無くなる」という象意ですが、ややニュアンスは違います。
日本で紫微斗数を習っていた頃は、命盤に生年四化に自化があれば、どのようにみるかに苦心していましたが、それはみかたの公式を知らなかっただけです。
紫微斗数も流派によって看命方法は違いますが、生年四化や自化を使うならその公式をマスターしたほうがいいと思います。
紫微斗数の星曜派(日本では三合派と知られています)は、星の細かな象意と主に命財官の三合にある星で格局をみていく方法です。
飛星派は、意図的に用神を用いて四化(ABCD)を飛ばして吉凶をみていきます。飛ばした先の宮位に生年四化や自化があれば、その総合判定になりますが、初心者の方でも比較的用いやすい紫微斗数です。
それらに対して欽天四化派の紫微斗数は、ひと言で申し上げますと、先天(生年四化)と後天(自化)をみて、将来、起こるであろう定まった現象をみていくのが大きな特長で、それを読み取るにはたくさんの定理や公式をマスターしなければなりません。
わたくしの印象では、高度な欽天四化の看法になると、四柱推命より難しいように思います。
さて、よくご質問をいただくのは、上記のような、A-AやA-Dが財帛宮にあれば、お金に困るようなことがあるのですか? 生活が困窮するようなことになるのですか?
というお尋ねをしばしばいただきます。
そうではありません。
ご心配には及びません。
お勤めや公務員なら大丈夫です。
自分で商売や事業をすると、必ず収入は得られるものの、ほぼそれが経費で出てしまって残らないということです。
ですから、働き方を間違わなければ問題ありません。
問題になるのは、財帛宮は夫妻宮の夫妻宮で夫婦関係もみる宮で、これが上記のようなA-AやA-Dになると、まず離婚の確率がとても高いということです。
「離婚はいやだ、したくない」とほとんどの方は思われると思います。
根本的な対策はなかなか難しいのが現実ですが、このような命盤の方でも離婚されていない方も過去におられました。
近々、最近のいろいろな事例を踏まえて、メルマガでこのような方の離婚を防ぐ対策を書いてみたいと思います。
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きょうもお読み頂き、有り難うございました。
芦屋占い処・占風鐸 代表 田中風州
芦屋占い処・占風鐸