欽天四化でみると結婚はできるのですが・・・ | 欽天四化紫微斗数と陳老師の八字と進化占星学

欽天四化紫微斗数と陳老師の八字と進化占星学

台湾の易学の大家である陳永瑜老師直伝の欽天四化派の紫微斗数と八字(四柱推命)、
そして今世の魂の進化の課題をみる進化占星学(西洋占星術の一つの流派)について
お伝えします。
占風鐸・オンラインスクール
主宰 田中宏明

●欽天四化でみると結婚はできるのですが・・・

最近は、結婚に関するご相談が増えたように思います。


★いつ結婚できますか?

★お相手の方はどんな(性格、お仕事等)人ですか?

★(結婚して)うまくいきますか?



これがベスト3のご質問事項です。

上の2項目についてのご回答は、そんなに難しくありません。

紫微斗数でも欽天四化派、飛星派でみると、もっとも結婚に適した時期(年)をみることができます。また相手の方の性質などもおおよそですがみることができます。

問題は三つ目の項目です。


「(結婚して)うまくいきますか?」

「幸せな家庭が築けますか?」



それで、申し上げたいのは、まことに失礼なことをいうようですが、このような質問をされる方は、心のどこかで、「自分は幸せな家庭を持てないのでは?」という不安感をお持ちの方だということです。

それが単に、謙遜的なものなら心配いらないのですが、そうではなく、結婚や夫婦生活を営む上で漠然としたものではあるものの、“何か障害のようなもの”を感じている方が多いように思います。

そして、その方の命盤をみると、「やっぱり・・・」という声には発せられない呟きをすることが多いです。


きのうの研究会でも、同じような体験をしました。

生徒様のある知人女性(М子様とします)の依頼で、結婚のことをみてほしいということです。

早速、命盤を拝見したところ、さきほどの「やっぱり」という溜息混じりの声を発することになりました。


お聞きしますと、М子様は、すぐにでも結婚したいと思っている意中の男性がおられます。

欽天四化でみて、まず、ことしは大きな婚期の年です。
ふつうであれば、結婚される年です。

しかし、まことに残念なことに、流年夫妻宮がつぎのようになっています。



わたくしの生徒様や、本ブログを熱心に読んでいただいている方はお分かりのことと思いますが、ことし結婚されるのはとてもよくない象意です。

遷移宮も夫妻宮の三合ですから、ことしこの流年夫妻宮は配偶者のことで天地人が完璧に揃います。

かつ、命-遷線、夫-官線が重畳します。
命-遷線、夫-官線とも、意外(事故や災害)をみる線です。

そして、天同は夫の星であり、生年忌に自化忌で、D-D=0 になる極めてよくない象意で、縁が無くなる可能性がとても高いことを表します。

大凶という言葉はあまり使いたくない言葉ですが、婚姻に関する限りその言葉がそのまま当てはまります。

ことし結婚されるのは、まず見合わせるべきかと思います。

そしてできれば、この大限の10年間は結婚は見合わせたほうがいいのですが、これを強いるのは難しいと思います。


因みに、このМ子様はこの宮が來因宮でもあります。

いまの大限の10年が、М子様には大きな試練の期間だといえそうです。

なぜなら、前世からの欠債と今世の課題が、婚姻や夫婦関係にあるといえるからです。

きょうもお読み頂き、有り難うございました。


気候が不順なときです。
みなさま、お身体ご自愛ください。



芦屋占い処・占風鐸 代表 田中風州


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