●周易で占卦の概要を把握し、断易は応期をみる
本日より、台湾来訪。
今年、5回目で何だか国内主張のような感じとなってきました。
朝9時過ぎの関空発だと、当日の午後から台北でレッスンが受けられますので、時間的にはほんとに東京出張のような感覚です。
きょうは、断易と八字の老師のレッスンを受けました。
台湾の一流の老師は、何を尋ねても(もちろんご専門の分野の範囲内で)迷われるとか返答に困られることがありません。
その知識量と咀嚼された卓越した技術には、ただ敬服しかありません。
わたくしも断易の基本は日本で学びましたが、周易はほとんど勉強したことがなかったので、あらためて64卦の卦象も大切と実感しました。
まず、大象として、
1.卦首
2.本卦
3.変卦
をみて、大まかな判断をします。
これでほぼ占の吉凶は出るようです。
そして詳しく、小象として、
4.世爻
5.応爻
6.動爻
7.変化爻
をみていくことも理解できました。
さらに、神殺も駅馬、貴人、禄、羊刃、桃花など重要視されます。
特筆すべきは空亡です。
空亡はとても大切な爻で、たとえば六爻すべてが静爻の場合などは空亡の爻だけをみても答えが分かるようです。
また、用神の概念とその取り方がかなり日本で学んだものと違います。
ひとつの得卦で、家族との関係やご家族の健康状態までみられ、ひとつの物語ができるような解説をされます。
印象的であったのは、表題に掲げたように周易で大まかな概要をつかみ、断易で応期をとるということを教わりました。
「なるほど!」
因みに応期というのは、求める答えの時期刻限のことで、婚姻占ならいつ結婚できるか、入試占ならいつ合格できるか、ということです。
これは命術にたとえれば、後天運看法にほかなりません。
「断易の動爻は自化である」と以前、ブログに書きましたが、断易と飛星四化派の紫微斗数は大いに共通点があるように感じました。
明日も、一日、断易と八字のレッスンが続きます・・・。
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