●財帛宮自化忌の財はどこへ? 防ぐ方法は?
芦屋占い処・占風鐸 代表の田中風州です。
財帛宮が自化忌の場合・・・、つらいですよね!?
自分の財布に穴が空いているようなものですからね。
とくに財帛宮に財の星の武曲や太陰があるのに、その星が自化忌の場合は目も当てられません。
実を言いますと、わたくしの財帛宮がそうなんです。
太陽と太陰が同宮で、その太陰が自化忌です。(残念至極)
これだけで、男性の場合は、妻かもしくは母親に健康問題はじめ何かの問題があることが分かります。
ましてわたくしの場合は、夫妻宮も自化忌です。
これは、どういうことを表すのかといえば、穴の空いた財布(財帛宮)のお金が、夫妻宮に少なからず行くことを示します。(何を言いたいかお察し下さい)
わたくしの場合は命宮も流出忌ですから、自分のことでもお金を使うことを示しています。
夫婦揃って、どんぶり勘定、金銭感覚には乏しいほうと反省しています。
このように、六親宮である父母宮や兄弟宮や子女宮、そして夫妻宮が自化忌の人は、その六親の世話厄介事を背負い込むことが多いですが、どのような苦労かがこのように分かる場合があります。
もちろんこれもその宮の状態で大きく程度の差はあることはご承知下さい。
まぁ、素直な気持ちですが、六親宮ならまだ仕方ないといえますね。
しかし、これが交友宮(奴僕宮)なら、他人ですからその深刻度合いは増します。
命盤の各宮をよく見ましょう。
自化忌は見落とすことは少ないですが、流出忌は見落としがちなので注意が必要です。
流出忌は自化忌とほぼ同じ作用をします。
さて、自化忌の解厄については、何通りかあるようです。
日本の紫微斗数の本にも、○○星は化忌を解厄する力があるとか書いてありますし、台湾の本にも同じようなことが記載されているのを見たことがあります。
本当に、これらのことは正しいのでしょうか?
その検証は容易ではありません。
わたくしももちろん真実は分かりません。
ある著名な紫微斗数の先生が言われていたことですが、過去の偉大な紫微斗数の老師が本に書かれていたことに反するようなことは本に書けない・・・。(書きたくても)
この言葉の重みは、わたくしは理解できます。
実際、今回、マレーシアで鄭莉安老師から伝授された自化忌の解厄法、逢凶化吉の方法は、いままで日本で目にした紫微斗数の本に書いてあった内容とまったく違っていました。
四化派の四化飛星紫微斗数の自化忌の解厄法こそ、紫微風水における自化忌の化解法と言われるものです。
これを縦横に使いこなされる方は、まだ日本にはほとんどおられないように思います。