僕の番号は神戸141
発表の日まで、昼夜逆転気味で、その日も夕方の16時30分くらいまで、寝ていたので、起きてすぐに確認しました。
ありました。
口述であうあうあーってなってしまったので、ワンチャン落ちてるんじゃないかと心配してましたが、無事に合格してました。
5回目の挑戦でやっと…。
端からみると、泥臭い受験生活だったと思います。
旧司法試験の終了によって、法曹への道を諦め、就職しようとした矢先のリーマンショックで、就活も上手く行かず、非正規雇用を転々として、色々と理不尽な目にあってきました。
さらに10年片想いした人の結婚。
ドン底にもさらに底があるんだなと実感しました。
就職も結婚も家族さえも、色んなことを諦め始めて、一時は生きることまで諦めようかと思った日もありました。
でも、何一つやり遂げること無く死ぬのは、絶対に嫌だ、俺を嫌いな奴らが喜ぶような事は絶対にしないぞ!という意地から、気合だけで生きてきた数年間。
会心の出来だった平成25年。
まさかの2.5点足りずに記述足切り。
その後に行ったトヨタで、背中を骨折し働けない日々が続く。減っていく金。
そして平成26年。悪夢の午前足切り。大切な家族にまで当たり散らす醜い自分。
そして、日産では前科者の奴らに棒で殴られるという屈辱(もちろんオラオララッシュで半殺しにしてやりましたが(^ω^))
辛い事もありましたが、良いこともありました。
こんな自分でも、好きと言ってくれる女の子がいた。剥き出しの好意をぶつけられる事もあった。
僕には自信がなかったので、その好意には応える事は出来なかったけど、生きてれば良い事もあるんだなと思った。
この数年間は、はっきり言って大きな回り道だったと思うけど、自分の成長には必要な数年間だったと思う。
どんなに苦しくても最後まで諦めない自分があると教えてくれた数年間だったから。
長かった受験生活は誰にも奪う事の出来ない僕の宝物なんだ。