観劇「ロボット」 | 「AMPM」アンディの私的記録帳

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アンディと呼ばれたオトコの、誰に向けたモノでもない、日々の記録。




今回から、テーマ毎にブログを分けてみました(笑)テーマ別に表示されないから、意味あるのかどうかは分かりませんが(笑)



演劇ユニット ハイブリッド 
第7回公演
「ロボット」
原作:カレル・チャペック
潤色:勝嶋 啓太
演出:中野 志朗(文学座)
前売り¥3,000
場所:阿佐ヶ谷かもめ座
{E9F58DD0-588F-4D03-8DA6-9F60D40C666C:01}



率直な感想だけを。
休憩10分挟んでの2時間40分!!
長い!!!とにかく長く感じた!!
体感4時間くらい(笑)

冒頭、スクリーンを使って影絵みたいな演出での説明。コレはアリ(≧∇≦)そのテンポで芝居にも入っていって欲しかった………が、
演技の重い役者が…もう結末が見える(笑)メリハリがないから眠くなってきて………でも眠らない!!!¥3,000も払ってるんだから!!!転換が多いのだが、転換演出は、冒頭のスクリーンと同じ手法を使って、影絵で見せる転換。
でも、2回目から既に飽きた(笑)BGMも同じだし( ̄◇ ̄;)

ストーリーをザッと言うと、
人造人間=ロボット、を作る事に成功し、量産して、労働をさせる事に。人類は労働を全てロボットに任せ、悠々自適に暮らしていた。ロボットの反乱に遭うまでは…やがて人類は滅ぼされる。彼らを作った博士達も、彼らに包囲されていた。そこで初めて自分達のしてきた事を顧みる。そして彼らも殺される。たった一人、博士ではない、建築家の男だけを残して。ロボット達の世の中にはなったが、彼らは、彼ら自身の作り方を知らなかった。ロボットにも寿命があり、製造方法を見つけなければ絶滅する。唯一生き残こった男は、ある日ロボットの中に特殊なモノを見つける。博士達の一人が一部のロボットにだけ付け加えた機能を持つロボット。もはや、人ではないが、限りなく人に近いその存在に、未来の希望を見出して終わる。

確か、メインストーリーはこんな感じだったはず(笑)少なくとも観てて分かった部分はそれだけ(笑)
人にとって労働とは?とか、幸せとは?命とは?など、色々問いかけの多い作品ですが、作中ではこれと言って答えを出してなかった気はしますσ(^_^;)
寧ろ、問われてもないかも(笑)


結局今回の舞台では、ラストで「命」というところに力を入れてる様に感じたのだが、それにしてはペラい。2時間40分かけた割にはあまりに稚拙かな(笑)

この作品は、1920年に書かれたという事にその面白さが詰まってると思う。ロボットの語源にもなった作品でもあるし、その時代に今にも通ずるSF感を創造した事に素直に賞賛です!!
なのに、現代っぽいテイストで、レトロSF感はゼロ。でもセリフは昔っぽい事言ってるから、安っぽい作品になっちゃってた∑(゚Д゚)


多分原作は時代を超える面白さ=人間味。みたいなモンをしっかり描いてる作品だとは思う。後半シェイクスピアへのオマージュなんかも台詞に織り込まれるぐらいだから♪( ´▽`)
でもこの舞台では、そこが一番希薄だった。キャラクター個人の主張や価値観、他のキャラクターとの関係性や対比などが、シーンとしても殆ど見られない。
実力もキャリアもある俳優さんが数名出てたのに、勿体無い。

レベル差や出自の違いすぎる座組みの時は、殊更に演技の基準を作品毎で定めていかないと、作品は締まらない気がする
(; ̄ェ ̄)


これって全部、演出家のお仕事だよね??
違うのかな?(笑)