[引き続き、手紙] | 「AMPM」アンディの私的記録帳

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アンディと呼ばれたオトコの、誰に向けたモノでもない、日々の記録。




僕は意を決して劇団員並びに伊藤君ベロニカに、何年間も堪えた言葉を口にしたんだ
[僕、ハリウッドに挑戦してもいいですか…
僕レオナルド・ディカプリオみたいなりたいんですよね。
前々から英語も学んでいたんです…
レオは僕の俳優路線とは異なることも承知していますが、とにかくハリウッドで芝居やってみたいんです!]
と、僕は映画館でタイタニックのレオを見て俳優を志そうと決めた、以来ハリウッド映画に出演することを目標としていた、だから僕の正直な胸のあまたの思いを(君の言葉を借りるなら!!)みんなに告白したのです。

坂田さんは
[俺はハリウッドにコネはないが、誰かハリウッドにコネ持ってないか~?、まあ、お前本気で挑戦したいならやってみろ、世界のポニーになって帰って来い!!]
と嬉しい激励をくれたのに、そのあと坂田さんが離れた隙に、本山さんは何て言ったか覚えていますか?
僕はあなたを曲がりなりにも友達と思っていたんですよ、僕もあなたに負けず劣らず記憶があるんだと自分でも感心しています、あなたが僕に言ったことを一ヶ所を除いて一言一句正確に記述します
[山下さん、よくその顔でディカプリオみたいになりたいって言えたもんです、プップッ(含み笑い)、まず顔からしてディカプリオとは太陽と土星ぐらいの差はありますね(土星と言ったか木星と言ったかここだけが自信がない)まあ冷静に考えて、どの道、どの路線、千歩譲ってもハリウッドでは通用しませんね、その自信はどこからくるのかプップップップッ、でも挑戦するのは個人の自由ですが…(蔑みの笑み)しかし、山下さんが風来ズからいなると、背の高い男が一人欲しいな~、そうだ、二代目山下ポニーを探しましょうよ!!(他のみんなにデカい声で)]

自分の内面と夢にも泥を塗られた気がした…突然怒りの静電気が走り、忍耐のバロメーターが猛烈に振りきった…ぶん殴ってやる、半殺しにしてやる…!
僕は獲物を前にした狼のように席から立ち上り、あなたに襲いかかろうとした!!

その時、ちょうどカウンターに座り足を組もうとした、ベロニカのパンティが僕の目にチラりと飛び込んできた、観念と集中力が…燃えたぎる怒りの火花が、凄い引力でパンティに引っ張られた、本山さんはまったくの圏外になった。
だから君は命拾いしたんだぞ!!。

僕は本山さんに酷い侮辱を受け寛大過ぎる譲歩をしたあと、一人ヤケ酒してるのに気が付きませんでしたか?
かなり泥酔してなんとか家に帰ったら、ぶっ倒れるように寝てしまいました。

でも次の日、昨晩のことを思い返したら、また沸々と怒りと憎悪が蘇ってね、居ても立ってもいられないぐらい本山さんに腹がたってきたんです、この怒りを抑えるため幾日も苦心惨憺しましたよ、沸点ギリギリ手前で抑えていたんです。
ところが、ハリウッド進出計画を暴露され、且つ笑いのネタのように扱っているのを知った時、もう限界でした。

だからこの手紙を書いたんだよ!
馬鹿野郎!…あの時…お前を殴っとげばよかった!…くそ!二代目山下ポニーだど!?!コンチキショウめ!
お前は人に偉そうに言う前に貧乏ゆすりを直せ!俺はな、お前の貧乏ゆすりで地震が来たって何度も勘違いしたことがあるんだぞ!。

いいか、お前と違って坂田さんはな、店を出る前にハリウッド進出計画のはなむけに素晴らしい詩を、音符が書いてるから歌なのか判別は出来ないが、俺のために書いてくれたんだ、お前と違ってな!。
俺を心から励ます素晴らしい詩を書いてくれたのに、今になって、やっぱりハリウッド辞めておこうかなって気持ちになって来て…今さら
{やっぱり辞めておきます}
ってなかなか言いだせないし…正直、収拾に困ってはいるが!
しかしいいか、お前に友情ってものを教えてやる!
手紙の手紙みたいになるが坂田さんからの詩を目をほじくってしっかり読め!

♪伸びよ羽ばたけ山下ポニー 、見よ遥かハリウッド、君の肩に陽が登り、強く謙虚に美しく、果てしない道のり仲間が見守る、行け、希望の風来ズ山下ポニー!、ポニー、ポニー、fly over the world!根っこで繋がってるさ、make the world bloom!たとえ小さくても、fly over the world and make it bloom with your talent!俺もやってみるつもりだ、ラララ~ララ~…♪


なあ?…これが友じゃないか。〕






ここまでにしておきます、
そろそろクッキーも焼かなきゃいけないし。
伊藤君も含めて相変わらずみんな仲が良いんですよ(笑)。
最後まで馬鹿な奴らだったなと思ってくれたら幸いです。
また風来ズ公演する時はいつでもみんな集まりますからね。



ではまた会いましょう!!