謎の難治性顔面皮膚炎記録久しぶりの更新です。

前置きが長くなりますが、ざっと振り返りから。

前回の更新は昨年9月↓

 

2018年のちょうど今頃。GWのころから発症した謎の難治性顔面皮膚炎。突然口周りと両頬が赤くなり、さらにはボツボツとした発疹が出現。

何なのかわからないまま皮膚科に行き、「脂漏性皮膚炎」との診断を受け、ステロイド軟膏「ロコイド」と、本来なら抗真菌薬の「ケトコナゾール」という薬が処方されるところが、同じ抗真菌薬でも顔に塗るには強すぎる「ラミシール」という軟膏を処方され、わずか2週間で、ステロイド副作用による「酒さ様皮膚炎」に移行。


にも関わらず、さらにステロイド軟膏の塗布回数を増やそうとした最初の皮膚科とケンカ。次に行った皮膚科で「イオウカンフル」と脂の分泌を制御するビタミン剤を処方されました。

 

そのまま2年の月日が流れ、イオウカンフルについてはすぐに使用しなくなったものの、出たり引っ込んだりする赤い出来物に悩まされ続け。このまま受け身でいたのでは治らないと悟り、

2020年まずは「歯科金属アレルギー」の線をつぶしてみることに。

金属アレルギーテストの結果を持って、

歯科へ行き、半年がかりで歯科金属を除去。

若干ましになったような気がしたが、やはり治らない。

更には、年齢的に更年期障害の可能性も含め、ホルモン補充療法にも踏み切ったものの、

どうにも手ごたえが感じられないまま月日は流れ、2021年。

これも又、かれこれ20年以上原因がわからないままだった周期的にやってくる肋骨痛。これが、原因究明のためのネットサーフィンの末、「胸肋鎖骨化形成症」というものではないのかと仮説を立ててみたところ。

この病気の特徴でもある胸骨と鎖骨がつながっている部分に肥厚部があることに気づき、

すぐに耳鼻科で紹介状を書いてもらって、2022年1月に扁桃摘出に踏み切りました。

胸肋鎖骨化形成症については、少しづつ発作の頻度が減り、扁桃摘出の効果が出てきたと実感しました。

それでも、依然として消えない唇周囲のボツボツ。

(この写真は少しわかりにくいのでボツを〇で囲っています)

これ、ほんまに何やねん?

これだけ色々なことしてきたのに消えへんって…。

と発症から5年近くなってきた今年2023年3月に事件?というか事故かな?は起こりました。

3月1日。

堺市の郊外に出来た「ららぽーと堺」というところのフードコートで、とある鶏料理専門店の「親子丼」を食べたのです。

これが実物写真↓

店名部分は消し入れてます。

これを食してちょうど一週間後の3月7日。

突然腸の「どんひゃら祭り」が発生。

止まらないんだこれが…。

夕方、内科で「腸炎」の診断を受け、この鶏料理屋本部に連絡。平たく言うと…鶏カンピロバクターによる食中毒になってしまったのですよね。

食中毒に効く薬はありません。

出すしかない。

約10日間で3回のピーク期間を経て、現在後遺症的な「腸過敏症」とお付き合い中。

まぁ、大腸内視鏡の前処理みたいな状態に10日間で3回も陥ってしまったので、カンピロバクターの毒素もだろうけど、その他の毒素も体外に出てしまった可能性もありますが…。

トイレに座り続ける嵐のような日々の後、

ふと顔を見ると、唇周囲のボツボツが枯れてきてるではありませんか…。

え?え?え?

ということは、もしかしてあれが「真犯人」なのか?

私の脳裏に浮かんだ真犯人かもしれない「あれ」とは、

この「酸化マグネシウム」

これは私の場合「便」の硬さを調整するために処方箋で出されているものですが、ドラッグストアでも普通に売られている、習慣性のない安全性の比較的高い「便秘薬」

体内に吸収されないで排泄されるはずのこの薬が、どういう段階を踏んで唇周囲に影響していたのかわかりませんが、何年も悩まされていた唇周囲炎の原因「真犯人」であった確率が、かなり高くなってきています。

カンピロバクター食中毒による腸のどんひゃら祭り以降、カットしてしまった薬が、この「酸化マグネシウム錠」で、2018年の発症時にも既に服用していた薬なのです。

先に記したように、大量に使用したり大量の牛乳・乳製品と摂取した時に発生する高カルシウム血症に注意する以外に、目だった副作用のない比較的「安全」と言われ、肛門科を含めて色んなところで処方されたり、普通にドラッグストアでも売られている「便秘薬」ですが。

これを断って約一ヶ月が経過。

やっぱり、ボツボツが枯れてきてるようなのです。

ようなのです。という書き方をしているのは、あまりに長期間。かれこれ五年の間に、出てはひっこみ。ひっこんだかと思えば又出る。膿むつぶれる。という繰り返しであったため、唇周囲の皮膚に色素沈着があり鮮明な輪郭を取り戻すまでには至っていないからです。

酸化マグネシウム真犯人説が正しかった場合。

もう新しいボツは発生しないのではないかと、経過をじっと観察しています。

そうですね…。あと数ヶ月したら、もうちょっとはっきりしてくるかなぁ。

胸肋鎖骨化形成症については、半年に一回程度軽い発作が出るくらいまで治まってきました。扁桃摘出の効果はあったと思います。

歯科金属除去についても、除去以降鼻の穴の中の毛穴が膿んでしまう(鼻せつ)ことがなくなりましたから、こちらも効果はあったと思います。

どちらも、顔面皮膚炎にも影響していたと思います。

謎の難治性顔面皮膚炎の原因は一つではなく、複数あったということになると思います。

酸化マグネシウムが真の「真犯人」であるのか否か。

検証するため、

まだまだ忍耐の日々を過ごしています。

 

 

繰り返しになりますが、この記録が、同じように謎の難治性皮膚炎で苦しんでいるどこかの誰かの道しるべとなりますように。

 

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