押絵の豆額 | 風遊花(ふうか)~古布とうさぎとお雛様~

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~作品展 ものつくりをする仲間達 ギャラリー ショップ~
  大好きなもの 日頃の様子を気ままにご紹介します。

ぶたのしっぽで7月に開催される《ポストカードと小さな絵展》に出展用の押絵の豆額ができあがりました。

 

 

小っちゃな浴衣の《夏の日》は 女の子がお嫁に行き 男性用の白地の小さな絣布を使った男の子が手元にあったので 再度女の子を補充。

浴衣には 絽の布を使いました。

 

 

 

 

1円玉より小さい蕾は

 

 

 

《芙蓉》の花になりました。

 

 

 

酔芙蓉の咲き始めは真っ白な花で  

 

 

 

咲終わりは ほんのりピンクに染まりますが

 

 

 

咲き始めの淡いグリーンを表現したくて 蕾と花の中心にほんのり色を差しました。


 

 

 

家紋シリーズからは 大好きな《福良雀》

 

 

 

くちばしの小っちゃなパーツを入れても 6個のパーツで出来上がる単純な形だけに 大きなパーツは ほんのちょっとの形のゆがみが目につくので 左右きっちり対象に仕上げ 布選びも 古布のストック箱をひっくり返して悩みます。

 

 

とっかえひっかえ パーツに合わせて選んだ結果 羽と尾の部分には 牡丹の縮緬をチョイス。

 

 

 

シックな色で描かれた 花びらの部分を使いました。

 

 

 

 

1円玉サイズの胴体部分には 黄色いラインが差し色になった 青地の鹿の子柄。

 

 

 

鹿の子柄は 模様の部分として多くの布に使われていますが 布により粒の大きさや密集具合が違うので この1円玉サイズの〇の中に 色も大きさも合うものを選ぶのには 端切れのストック袋の中から いくつも候補をあげ 実際に土台のパーツに合わせ 他のパーツの色との相性を見ながら選びます。

そのため 小さな作品は 布が決まってしまえば さほど時間はかからず作れますが 作っていっる時よりも 布選びの方が 倍以上の時間がかかります。

特に 柄物同士の布の組み合わせや 相性は難しいと感じています。

同じ1枚の布の中にある柄や色の組み合わせは 違和感なくしっくりいきますが 違う布を使っての組み合わせがしっくりいくように選ぶのは やはり時間がかかります。

 

 

そして最後は 真っ白な《鳩車》

 

 

 

これもパーツが少ない押絵の上に 一番大きなパーツの胴体は白い無地なので 色を付けれるのは小っちゃなくちばしと車輪と羽のみ。

無地を使った車輪には 車軸の留め金に 小さな座金を使ってアクセントに。

羽には 差し色に赤が入った細かな柄の縮緬を使用。

目の周りに 隈取のように 赤いラインを入れて 尾を金糸でラインを入れたら 作りは単純だけど 平和の祈りを込めた 品の良い鳩車になったかな・・・・。

 

 

 

数日前に 作って置いたと 手元にあった男の子の額も加え 

 

 

 

 

《ポストカードと小さな絵展》用の6個の豆額ができあがりパー

ちなみに 額のサイズは内径 4.5cm四方です。

 

 

この後 ひとまわり大きい正方形の額と ポストカードサイズの額を使って追加作品作ります。

あと1か月の間に どれだけ作れるかな~~