比々多神社 | 風遊花(ふうか)~古布とうさぎとお雛様~

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~作品展 ものつくりをする仲間達 ギャラリー ショップ~
  大好きなもの 日頃の様子を気ままにご紹介します。

比々多神社の境内を散策した後は 社殿を参拝。

 

 

 

 

 

御祭神はこちら。

 

 

 

《稚日女尊(わかひるめのみこと)》というのは 機織りの神様なんですね。

《稚日女》は 若く瑞々しい日の女神という意味で 天照大神の幼名とも言われているそうですが 針仕事の上達も叶えてれくれるでしょうか・・・

 

 

比々多神社の始まりは 紀元前。

この拝殿がいつ頃建てられたものなのか記録は見つかりませんでしいたが とても威厳のあり 古くて立派な建物です。

 

 

 

賽銭箱の上にある鈴の正式名を御存じでしょうか。

《本坪鈴(ほんつぼすず)》と言うそうです

比々多神社の本坪鈴は大きなものでなく 1本の綱(鈴緒)に小さな7つの鈴が付いたもの

吊るし飾りみたいでした。

 

 

 

比々多神社の名前が書かれた大きな木の札は 昭和2年8月に作られたもの。

 

 

 

左右に収められた千社札の様な木札は 寄進した方の名前でしょうか。

 

 

 

 

御幕には 天皇家の菊のご紋と

 

 

 

《五三桐》の紋

《五三桐》紋は 皇室から直接《五七桐》の紋を下賜された家から 家臣などに与えられた紋に使われることが多かったそうです。

 

 

 

比々多神社も 皇室とのつながりがあったのか 拝殿の中にも 比々多神社の名前が書かれた札の左右に 皇室の写真や絵が飾られていました。

 

 

 

 

 

大きな赤い提灯は 小田原提灯型

小田原提灯は 旅人が携帯するのに便利なようにと 小田原在住の職人 甚左衛門が 畳んだ時に胴の部分が蓋に収まるように作ったのが始まりです。

 

 

 

拝殿の中は 天井が無く むき出しの梁が並び 千社札が貼られています。

 

 

 

拝殿の周囲には ざる菊。

 

 

 

 

そのそばには 奉納された日本酒《菊勇(きくいさみ)》

 

 

 

このお酒は 地元伊勢原にある吉川醸造で作っています。

吉川醸造では 菊勇の他 雨降山で知られる大山に因んだ《雨降(あふり)》というお酒も作り どちらのお酒も大山の地下伏流水(硬度150度の硬水)を使って醸したお酒で きめ細やかな味わいと凛とした香りが特徴のお酒だそうです。

 

吉川醸造 | 神奈川県酒造組合 (kanagawa-jizake.or.jp)

 

比々多神社では 毎年11月中旬に市内栗原にある3段の滝 沢山でお水取りの神事を行い 県の重要文化財に指定されている須恵器の土器《鶉甕(うずらみ)》にご神水を捧げ 酒解(さかとけ)の神様を称え 新酒の醸造安全 酒類関係者の商売繁昌を祈願する《酒祭》が行われるそうです。
画像は 比々多神社のHPからお借りしました。
 

 

 

拝殿横には神輿殿

 

 

 

3基のお神輿が収蔵されています。

 


 

 

拝殿と社殿の周りには 摂社や末社や祀られています。

 

 

 

 

 

今回は お参りしませんでしたが 末社の奥からつながる畑の中の急な坂道を400m登ると 大化元年(645年)に 大酒解神と小酒解神の2柱を合祀した本宮があるそうです。

画像は ネットからお借りしました。

 

 

 

 

 

そして最後は 何時ものおみくじ

 

 

 

出てきた天然石は 交通安全と除災招福のターコイズ。

車の中の交通安全のお守りの中に収めました。

 

 

 

 

おみくじは 大吉でしたが 内容がイマイチ・・・。

残念~~えー