鎌倉大町巡り その7 安国論寺 | 風遊花(ふうか)~古布とうさぎとお雛様~

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  大好きなもの 日頃の様子を気ままにご紹介します。

鎌倉大町散策 最後の参拝は 日蓮宗 妙法華経山 安国論寺

ここも緑に包まれた穏やかな時間が流れるお寺です。

 

 

 

 

 

 

 

山門をくぐった所に小さなお茶屋さん

 

 

 

 

その横には浄財入れと「境内維持のため お一人百円以上の浄財のご寄付をお願い申し上げます」の立て看板。

観光化されていない鎌倉の小さなお寺は 密かに花のお寺などとして知られている所が多いのですが 拝観料が無く お庭の保護管理などに 浄財をお願いしますと書かれているのを見かけます。

もちろん浄財なので 参拝する方の気持ち次第なのですが 今回ここですれ違った数人の参拝者(私と同年代以上の60~70代)の方たちが 腰をかがめ 庭の手入れをされているお寺の方と立て看板を横目に「¥100以上だってさ~~」と言いながら 素通りするのを見た時には 「いい年した大人が お寺に参拝してこんな態度かよっえー!!」って思しまったのは 私が変・・・?

 

 

さてさて気を取り直して 参道入り口にあったのは 正岡子規が 安国論寺を参拝した時に詠んだ句碑

 

 

 

 

 

 

多くのお寺の手水鉢は 竜神様から手水が出ている物が多いですが 安国論時の手水は 合掌している石像の足元から水が流れています。

 

 

 

この方は 日蓮さんでしょうかね。

 

 

 

 

本堂に向かう小道は まぶしいくらいの青紅葉のトンネル

本当に気持ちの良い小径です。

 

 

 

本堂の真向かいにあるのは 熊王大善神尊殿

 

 

 

厄除けから 歯痛止め 縁結びや家内安全とあらゆることにご利益が有るようです。

 

 

 

 

 

熊王大善神尊殿の横には幅が狭く急な階段。

 

 

 

ここを登ると こんな富士山が見えるそうです

 

 

 

 

 

曲がりくねった急な階段を昇り始めて間もなく 後悔の念が頭をよぎりますガーン

まだ先は長く 手すりもないこんな山道・・・。

一瞬引き返そうか・・・・と思いましたが

 

 

 

やっと頂上に着きました。

でもね 花曇りのこの日 の所に見えるはずの富士山の姿は雲の中・・・

何のために登ったの・・・えーん?

 

 

 

 

行きはよいよい 帰りは怖いガーン

転ばないよう気をつけましょう。

 

 

 

漸く下まで戻り 青紅葉越しに見える本堂を見た時にはほっとしました。

本堂の右側にある 大きな木 天然記念物の妙法桜かな・・・?

 

 

 

 

本堂の右側には

 

 

 

御小庵

 

 

 

境内の中央に祀られているのは

 

 

 

ガンダーラ仏のような釈迦牟尼仏(しゃっかむにぶつ)と仏足石

 

 

 

 

この他にも 安国論寺は 山裾に向かい いくつかの見どころがあるようです。

 

 

 

さすがに朝ごはんも食べずに出かけ 2時間半 9つのお寺を回ったら 歩き疲れて一休みしたくなりましたが この辺りは 食事をしたり コーヒーを飲めるお店がほとんどなく 山門付近にあった 小さなスペースで お抹茶をいただいて一休み。

 

 

 

見上げた青紅葉の中からは シジュウカラの声が聞こえ のんびり初夏のお寺を楽しみました。

 

         

 

 

でもね まもなくこの場所蚊がいっぱいいるだろうな~~ぼけー

 

観光客が少ない大町付近 新緑の季節の散歩をたっぷり楽しみました。

長い鎌倉大町覚書 お付き合いありがとうございました。