鎌倉大町巡り その5 大寶寺と発掘調査 | 風遊花(ふうか)~古布とうさぎとお雛様~

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~作品展 ものつくりをする仲間達 ギャラリー ショップ~
  大好きなもの 日頃の様子を気ままにご紹介します。

鎌倉大町めぐり まだまだ続いています。

鎌倉駅から歩いて10分足らずなのに 観光客はほとんど足を向けない地域です。

静かなお寺が多く のんびり散策できる地域なのにね~~。

 

 

ここは日蓮宗 多福山大寶寺

山門から続く境内は 山を背景に緑がとてもきれい。

 

 

 

 

 

ここは かつて新羅三郎義光(源義光)が屋敷を構え 義光を祖とする佐竹氏が屋敷を構えた場所。

その後 佐竹氏十一代目義盛が屋敷を寺とし 新羅三郎義光が守護神としていた田副明神に因み 多福寺としたのが大寶寺の始まりです。

 

 

 

山門を入り 古井戸の横を通って

 

 

参道を進むと 

 

 

 

正面に見えてきたのは 義光が建てたとされる大多福稲荷大明神。

 

 

 

 

 

 

鳥居の下には 5月というのに コスモスがあちこちに・・・

 

 

 

境内の奥には義光の墓地もあるそうです

 

 

広い芝生の境内を前にした本堂は 簡素な装飾の建物ですが 堂々とした姿です。

 

 

 

ご本尊は 優しいお顔をした子育て鬼子母神

大寶寺では 毎年5月9日に 荒行を終えた僧たちにより 子供の無事成長を祈願する《子育鬼子母神祭》が行われるそうです。

 

 

 

本堂前の天水鉢には 日の丸扇の家紋

日の丸扇は 佐竹氏の家紋です。

 

 

 

 

本堂前の芝生には ニワセギョウと一緒に

 

 

 

初めましての小さな花

チリアヤメだそうです。

チリアヤメは 大正4~5年に日本へ入り 関東以西の平野部で野生化しているそうです

 

 

 

 

 

参拝を終え 住宅街を歩いていると民家の庭で見つけたのは ザクロの花。

 

 

 

発掘調査の現場にも出くわしました。

 

 

 

 

家の建て替えなどで 埋蔵物がが出たら まずは 発見者が警察へ。

その後警察から 都道府県の教育委員会に土され 調査が始まり 調査が済むまで工事は延期。

ここの場合も 調査期間は 4か月の予定。

調査の途中で遺跡が見つかった場合 工事によって遺跡が破壊されたり 埋蔵物が損傷すると判断されれば 建築工事に待ったがかかります。

おまけに発掘調査の費用は土地の所有者持ち 調査の結果 価値がある物が出て来ても 出土品は 発掘場所の都道府県のものになるそうだから 割が合わないですよね~~

古都鎌倉 掘れば遺跡が出てきますよね。

あ~~大変ショック