茅葺屋根の古民家が・・・ | 風遊花(ふうか)~古布とうさぎとお雛様~

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~作品展 ものつくりをする仲間達 ギャラリー ショップ~
  大好きなもの 日頃の様子を気ままにご紹介します。

平塚と大磯の町境にほど近い国道1号線沿いに 茅葺屋根の家があります。

 

平塚方面から大磯へ向かう時 高麗山を眺めながら花水橋を渡ると 直ぐに目に飛び込む古民家で 大磯町のシンボルの様な建物です。

 

 

 

2019年の台風の時 屋根の茅がずいぶん抜け落ち 翌年 大規模な補修工事が行われました。

 

 

 

 

 

 

ところが 新しく吹きなおしたこの部分が去年の暮れ辺りから 早くも抜け落ちが始まっていました。

 

 

 

今月になってから 中の荷物を運び出したり 生け垣の伐採が始まり 先週 家全体にシートがかぶせられたので 補修が始まるのだと思っていたら 解体されるという話を聞きました。

 

 

 

 

聞いたた話が本当だとすれば 大磯町のシンボルの様な家の解体 とても残念です。

20年前の全面吹替の時も 3年前の補修の時も 近隣には茅葺屋根の吹き替えができる職人さんがおらず 県外から職人さんを呼んだと聞きました。

材料の茅も 手に入りにくくなり 吹き替え工事も莫大な費用がかかり 最近の異常気象で  海の近くの大磯では 台風の被害も増えているため 止む終えない選択なのでしょうね。

 

個人のお宅なので 無責任なことは言えませんが 町の文化財として公的な補助が受けられるような形にはならなかったのでしょうかね・・・

 

今回 解体と聞いた話ではありますが できれば補修工事であったり 別の場所への移築保存であってほしいと 安易に思ったりしています。

 

もし 解体されれば 大磯で知られる茅葺屋根は 鴫立庵だけ・・・?