お寺カフェで癒しの時間 | 風遊花(ふうか)~古布とうさぎとお雛様~

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~作品展 ものつくりをする仲間達 ギャラリー ショップ~
  大好きなもの 日頃の様子を気ままにご紹介します。

爽やかな初夏の陽気が続く ここ数日。

中途半端に続く体調不良の気分転換にと 昨日は花月さんにお付き合いしていただき 1日外出を決めました。

こういう時に 気兼ねなくお付き合いしてくれる友人がいること とてもうれしく思います。

 

目的地は あまり遠くない場所ということで 小田原に決定。

まずは 腹ごしらえに選んだ場所は 癒しの空間 お寺カフェ 空さんです。

 

 

 

 

以前は よく一人でふらっとお出かけていた空さんですが 今回は 1年ぶりになりました。

 

空さんは 黄檗宗のお寺 福聚山慈眼寺(ふくしゅうさん じげんじ)の境内にある大人が楽しめる静かなカフェ。

山門の隣が 店内への入り口です。

 

 

 

 

板塀の中の緑に囲まれた空間を楽しみながら 静かな時間と おいしい食事やデザートが楽しめます。

 

 

 

 

空さんでは メニューだけでなく 器もこだわりがあるのもうれしいです。

お水が出てくるグラスは二重構造。

持っても冷たくないし 表面に水滴もつきません。

 

 

 

食事ののメニューは ご飯系とパン系がありますが 私がいつも選ぶのは 普茶ご飯

 

 

 

普茶料理は 江戸時代初期(1654年)に 中国の禅僧 隠元が来日し 京都の宇治に萬福寺を開き 黄檗宗の開祖となり 法事の後の食事として出された精進料理です。

《普茶》とは 《普(あまね)く衆人に茶を施す》 《茶礼に赴く赴茶》と言う意味から お茶による接待と言う事で 祭壇に供えられた季節の野菜や乾物を調理し お茶と一緒に楽しむ食事 薬膳に通じる医食同源の料理と言われています。

 

この中でも 野菜の切れ端を炒め 葛寄せにした 雲片と呼ばれる普茶ご飯が カフェ空の一押しランチ。

十六穀米の炊き込みご飯の上に 海鮮エビホタテやお肉 温野菜ブロッコリーパンプキンにんじんさやえんどうをのせ 吉野葛の餡をかけた体に優しく美味しいご飯。

4種類あるご飯の中からいつも私がいただくのは 野菜もたっぷり エビとホタテの普茶ごはん。

 

 

 

好みで 器のリム部分にある柚子胡椒や おしゃれなミルで岩塩やペッパーをかけていただきます。

 

 

 

 

ミルは 上の部分をプッシュして使います。

 

 

 

わさびマヨネーズを添えていただく 花月さんのとりむね肉ご飯もおいしそうでした。

 

 

 

ご飯に使われているお皿は 慈眼寺の住職で陶芸家でもある中山仁さんの作品というのも嬉しいですね。

 

 

 

以前は リム部分に文字が添えられた金彩の器も使われていました。

 

 

 

 

さてさて ご飯が終われば 慈眼寺のお庭を散策。

今の時期 雨の日なら お寺の白壁沿いに葉を茂らす青紅葉が雨に濡れ とてもきれいなのですが 昨日はピーカンの青空だったのが ちょっと残念。

こちらの画像は 以前に行った時のものです

 

 

 

 

 

慈眼寺の小さな庭へは イヌマキのトンネルをくぐってお邪魔します。

 

 

木漏れ日を作り出す 青紅葉

 

 

 

 

 

苔や紫陽花がきれいなお庭ですが こういう風景は やっぱり雨上がりに見たいですね。

次は 絶対に雨の日に行こうっと!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大きな椿の葉っぱや 小さなネジバナも見っけ~~

 

 

 

 

しっかり ご飯とお庭を楽しんだ後は 小田原城方面の散策が続きます。