久しぶりのキャラブキ作り | 風遊花(ふうか)~古布とうさぎとお雛様~

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~作品展 ものつくりをする仲間達 ギャラリー ショップ~
  大好きなもの 日頃の様子を気ままにご紹介します。

土屋農場で買った13把の野ブキ。

 

 

 

このところスーパーで野ブキを見かける度に 買おうかな・・と思いながら 値段の高さに横目で見て 素通りしていました。

以前は 山に採りに行ったり 近所の無人販売所などで ¥100で買っていたので なかなか手が出ませんでしたが 土屋農場で¥100だったのを見て 思わず全部買い。

ちなみに この後行ったあさつゆ広場では 1把¥230でした。

 

 

以前は 毎年春になると 母のレシピを見よう見まねで覚えて作っていたキャラブキですが ここ3年ほどは 親戚などの雑用で慌ただしい事が多く 時間がかかるキャラブキは 作る気になれず 今年は4年ぶりのキャラブキ作りになりました。

上手くできるかな~~

 

 

5㎝ほどに切った蕗は ざっと洗った後に 新聞紙に広げ 30分ほど天日干しし 水気を飛ばすのですが

 

 

 

 

この日は ポツポツ雨が降っていたので キッチンペーパーで 丁寧に水気を取ります。

これは 水を入れずに煮るために必要なひと手間です。

 

 

 

キャラブキ作りに使う鍋は 特大の直径40㎝の鍋。

これは 1年に1度キャラブキ作りの時にだけ使うために20年以上前に買った鍋です。

 

 

 

あ~~ そう言えば 次男が高校を卒業した時 野球部の仲間12人が我が家に集まり たこやきパーティーをしたのですが この時に差し入れた山盛りの豚汁作りにも1度だけ この鍋を使いました。

ちなみにこの時に作ったたこ焼きは700個。

もちろん 豚汁もたこ焼きも 全て完食。

お開きの後 ラーメン食いに行こうぜ~~!!と こってり豚骨ラーメン屋さんに出かけていきました。

恐るべし 運動部の食欲びっくり!! 

 

 

話が逸れてしまいましたね。

 

水気をとった蕗は 鍋に入れ 防腐剤代わりにお酢を少々(ここだけが 母のレシピと違うところです)、日本酒(料理酒はNG) お醤油をひたひたになる分入れ 沸騰させます。

お酒と お醤油の量は目分量ですが この時のお醤油は 入れようと思っている分の半分以下です。

 

 

 

沸騰したら 弱火にし アクをすくいながら 2時間半コトトコ・・・。

そして 好みの味になるまで 何回かに分けて お醤油を足していきます。

母は このコトコト火を入れる時には 練炭火鉢や灯油ストーブを使っていました。

1時間ほど 火を入れた時点で 蕗の量は 煮始めた時の半分ほどの量になっています。

 

 

 

この後 ちょうど実家に行く用があったため 火を止めて 味を落着かせること 1時間半。

 

 

 

帰宅後 また1時間 弱火でコトコト・・・

箸でかき混ぜると 柔らかい蕗の時には煮崩れるので 鍋を振りながら煮詰めていきます。

 

 

 

ほとんど水分が無くなったら また火を止めて 一晩そっと寝かし 味を含ませます。

 

 

 

翌朝 みりんを一回し入れ 鍋がを振りながら 焦がさないように弱火で火を入れ 粗熱を取ると 黒光りするキャラブキができました。

できあがったキャラブキは 煮る前の3分の1ほどになっています。

 

 

 

 

キャラブキ作りに使うのも 我が家の常備調味料 天野醤油の 再仕込み 甘露醤油です。

醤油を仕込む塩水代わりに 前年に作った醤油を使って仕込むため 煮物に使うと色が濃くできあがりますが とてもコクがある美味しい煮物にしあがります。

 

 

 

我が家のキャラブキは 味が濃いめで 田舎のお袋の味。

おにぎりに数本入れたり お茶漬けのお供に ぴったりです。 

あ、 お酒のアテにもよく合いますよ。

 

久しぶりに作ったキャラブキは 毎年お裾分けしている知人宅に お裾分け。

弟も久しぶりに食べる 母の得意料理 キャラブキに大喜びでした。