相模新西国三十三観音霊場巡り⑧ 第13番 時宗 永海山 教善寺 | 風遊花(ふうか)~古布とうさぎとお雛様~

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  大好きなもの 日頃の様子を気ままにご紹介します。

観音密寺から歩いて3分の所にあるのが 第13番 時宗 永海山 教善寺 聖観音菩薩

 

 

 

 

一遍上人を開祖とする時宗のお寺は 神奈川県内では 鎌倉にいくつかありますが 数が少ない宗派です。

 

 

 

 

小さな古い山門の前には 地蔵堂

日限(ひぎり)地蔵様が祀られています

 

 

 

 

 

お堂の中の日限地蔵様。

安政6年(1859年)11月24日に 大磯の吉五郎さんにより建立された日限地蔵は 願いを叶えていただく日をお願いできるありがたいお地蔵様です

 

 

 

 

お堂の前には 願いを込めて書いた絵馬がかけられています。

 

 

 

 

趣のある小さな山門をくぐると 境内には 大賀蓮の鉢植えが並びます。

 

 

 

 

奥に見える新しい本堂。

 

 

 

実は 昭和51年に 平塚市内の2つの寺院が放火により全焼するという事件があり 教善寺も被害に遭ったお寺の一つで 本堂が全焼しました。

その当時 一遍上人語録法話の現代語訳をされた学者僧侶でもあった四十世住職は 火災の心労により亡くなり その後 昭和53年に 四十一世住職により本堂を再建 昭和58年に 四十二世住職により台座だけが焼け残ったご本尊の聖観音が修復されました。

こちらが 図録からお借りした聖観音です。

この観音様は 眼病平癒の観音様として知られているそうです

 

 

 

教善寺には 江戸時代に作られた大きな数珠が残されています。

神奈川県で 大きな数珠を繰りながら念仏を唱える百万遍念仏と言えば 山北町の世附の百万遍念仏が 県指定の無形文化財に指定されていますが 平塚でも行われていたのですね。

画像は 教善寺さんのHPからお借りしました。

 

 

 

 

 

教善寺では 花祭りや ハロウィーンまで 子供達がお寺に行きたくくなるような催し物が行われます。

中でも 4月の花祭りの日には 6年に1度 盛大に稚児行列が行われます。

 

 

 

行列では 花御堂を乗せた白い象を引いて歩くそうです。

今年の花祭りの時に 石垣島のブロ友さんが 白い象の写真を載せていましたが 平塚でもこういう花祭りが行われているとは 全く知りませんでした。

子供でなくても 教善寺の催し物は見に行きたくなりますね。

本来なら 今年は稚児行列が行われる年だったそうですが コロナ禍で断念。

来年こそ開催したいと住職が話していらっしゃいました。

象の画像も 教善寺のHPからお借りしています。

 

 

ちなみに 教善寺の催し物の時には 市内にあるドミネジョワという洋菓子屋さんが出店し 洋菓子が販売されるそうですが このお店は 住職の弟さんが経営するお店だそうです。

 

 

 

帰りに観音様の御守ストラップを買って来ましたが 下の六角に三つ引きの金色の物は お土産にいただきました。

 

 

 

 

実はこれ チョコレートなんですよ。

 

 

 

教善寺の優しい住職ご夫妻と 親しみのあるお寺の様子を知ることができ 大賀蓮の咲く頃に ゆっくりもう1度訪ねてみたいと思いました。

 

教善寺の催し物の予定や日頃の様子は こちらのFBからご覧になれるので 機会があれば すぐ近くのお庭がきれいな観音密寺と合わせて 訪れてみてくださいな。