二宮町付近のグーグルマップを出見つけた もう1つの史跡。
川匂の湯場から 農道を西に2㎞ほど進んだ場所にある 小田原市指定の重要文化財 《船津屋長屋門》です
ナビを頼りに行ってみると 小さな橋を渡り
くねくねとした細い農道に入り込みました。
畑の周囲に点在する農家さんの庭先を通った時には こんな所を通って良いの・・・と思うほど・・・
。
いくつか目の角に 突然現れた神社は 白鬚神社。
趣のある神社で 鳥居脇には案内板もありましたが 駐車して車を降りたら 他の車が通れない細い道だったので 立ち寄るのを諦めました。
帰宅後 調べてみたら やはり由緒ある神社のようでした(リンクあり)。
残念
ここからまたナビを頼りに 細い道を走っていくと 畑が広がる中に 突然現れた船津屋長屋門の案内板。
案内板の奥にある 駐車場右側に長屋門があります。
鬱蒼と木が茂り 近づいても門の全容がカメラに収められませんでしたが
小田原市のHPによると 門中央の通路の両側には それぞれ6畳の部屋があり、正面に格子窓、背面に出入口が設けられているそうです。
この長屋門は、文政12年(1829)4月に、山西村越地住(二宮町山西)の杉崎内匠政信によって建造されたことが棟札に記載され 小田原地方の上層農家の長屋門として貴重なものです。
茅葺きの屋根は 約20年ごとに葺き替えが必要で、最近の船津屋長屋門では 平成元年に裏側 平成10年に表側の葺き替えをしているそうなので そろそろまた吹き替えの時期が近そうですね。
滅多に見ることができなくなったかやぶき屋根の葺き替えですが 9月に大磯の国道1号線沿いにある古民家野屋根の一部の吹き替え風景を見ることができました。
船津屋長屋門の奥にある古民家では ここのお宅の方が暮らしているので 門の中に入ることはできません。
もし 行かれる方がいらしたら ご迷惑がかからないよう 外から見学させていただく様にしてください。
船津屋長屋門への道は とてもわかりにくいです。
川匂神社方面から向かうと 細い農道で左折右折を繰り返すので ナビなしでは 私も2度と行かれません。
国道1号線 塔台橋交差点から向かう道も 交互通行でしか通れないJR線路下のトンネルを通るのでご注意を
二宮から小田原にかけての山間は タイムスリップしたような昔ながらの風景が残っています。
近隣の町を一人で巡るドライブ散歩 これから病みつきになりそうです。