海まで散歩 その3 道祖神社 | 風遊花(ふうか)~古布とうさぎとお雛様~

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~作品展 ものつくりをする仲間達 ギャラリー ショップ~
  大好きなもの 日頃の様子を気ままにご紹介します。

大磯の海まで散歩に行く途中 子供の頃 よく遊んだ神社に立寄りました。

 

ここは 日枝神社

以前ブログでご紹介しました(リンクあり)

 

 

 

日枝神社から 住宅街を歩いて3分。

幼馴染の家に遊びに行くと よく来ていた神社です。

50年ぶりに来てみました。

周囲の民家は 新しくなっていますが 当時と変わらず 住宅に隠れるように佇む小さな 道祖神社(塞神社)です。

 

 

 

背の低い鳥居は 身長160cmの私がくぐるのにギリギリの高さ。

 

 

 

鳥居をくぐると 交差した2本の松が支え合うように立っています。

 

 

 

お堂の手前には 銀杏の木と石塔

 

 

 

鳥居の額束(がくつか)には 《道祖神社》と書かれていますが 

 

 

 

石塔に書かれている文字は 《奉納 塞神社》

 

 

 

 

調べてみたら 《塞の神》というのは 《悪霊の侵入を防ぐためや 子孫繁栄 縁結びの神として 村境 峠 辻などに祀られる神。道祖神》とありました。

毎年 1月に行われる 道祖神のお祭り 左義長が開催される前の数日間 七所参り(ななとこまいり)(リンクあり)を行うそうですが この道祖神社もその1か所になっています。

 

こちらは 実家近くにある七所参りが行なわれる道祖神の一つです。

 

 

 

 

 

 

 

 

もう一つの石塔には

 

 

 

《文化11年(1814年) 戌 九月吉日》の文字

 

 

 

側面には 《北下町 中講》

この神社のある地区 北下町の信者が建立した石塔です。

下には奉納した人々の名前が彫られています。

 ?山平兵衛  安倍川八兵衛  野本金右エ門  本田甚七 辻弥兵衛 高橋甚?? etc・・・・

まさしく 江戸時代の名前がずら~~り!!

この周辺は 漁師さんたちが多く住んでいた下町地域で 2人目に彫られている 安倍川姓はこの地区に多い苗字です。

 

 

 

ご神体が祀られる社殿は 赤いトタン張りの簡素な物ですが

 

 

 

 

瓦葺の屋根の彫り物は 古くて立派でした。

 

 

 

 

 

 

小さな小さな道祖神社 庶民の守り神として 信仰を集めてきたのですね。

50年ぶりに立寄って 子供の頃の自分の姿がよみがえった一瞬でした。