厚紙で作った輪っかに キルト綿を付け 縮緬を被せた大きな指輪・・・
この輪っかから 何ができるかご覧ください。
正方形の布に 綿を入れて 輪っかに貼り付けます。
丸い顔と
つまみ細工の要領で作った耳。
これらを輪っかと合わせます。
耳の色は ブルーの他 ピンクが2種類。
全部で3種類のチビうさぎの土台ができました。
ちっちゃな お団子を作って後ろに縫い付けると まん丸しっぽになりました。
紫色の着物を着て 水色耳のチビうさを 男雛に仕上げます。
黒い錦紗をつまんで ウッドビーズに付けた烏帽子
小さな葉っぱ
笏を持たせると チビうさ男雛ができました。
赤い着物を着た子は 女雛
つまみ細工で作った花と 結んだペップが冠代わり。
扇を持たせて 女雛になりました。
ちっちゃな花と 赤い花冠を 鹿の子模様のちびうさに合わせると
チビうさ官女になりました。
男雛4 女雛4 官女さん3つが揃い 11羽のチビうさちゃんができました。
さて ここからが思案どころ。
チクチク ペタペタ 本体を作るより 組み合わせるお道具を決める方が 手間がかかるんです。
手持ちの雛道具や 部品の箱を漁って 4組のちびうさ雛を作ります。
まず 1組目に登場したのは 古い雛道具の中から 長持ちを選びました。
金屏風と 木目込み雛の五人囃子が持っていた 小さな鼓を合わせた 長持ちうさぎ雛になりました。
この子たち しまう時には 長持ちの中に収納できます。
2組目
組み合わせるのは こちらの衝立。
蝶番を外して 横向きにし 脚を付け 裏に金の和紙を貼り 屏風にします。
一緒に飾るのは 木目込み雛用の 小さな針箱
雛台には 以前 木曽で買ってきた 檜の板の切れ端を使います。
端材を黒く塗り 繧繝模様の和紙を貼り お道具と一緒に飾りました。
3組目
こちらは 古い木目込み雛用の緞帳を使います。
土台の板に 色を塗り 繧繝模様の和紙を貼ります。
ここで登場するのが 小さな高坏。
これ 親王台にするんです。
そして一緒に飾るのは 天皇家の家紋に見立てた菊型の座金と
お嫁入り道具には 木目込み雛用の小さな箪笥。
この箪笥 ちゃんと4段の引き出し 開閉できます。
これらを組み合わせると ちょっぴり豪華なチビうさ雛になりました。
最後は 残ったうさぎが 5羽。
三人官女も登場する チビうさ雛に仕上げます。
土台に使うのは 扇面型の銘々皿。
表側は 両サイドが斜めに切り落としてあるため
平らな裏側を使います。
高低を出すために 黒く塗った端在を親王台にします。
一緒に飾るのは 壊れた古い花嫁簪から外した 蝶型の飾り。
雪洞と金屏風を合わせたると 可愛いチビうさ雛の豪華版
簡単に作れる小さなお雛様でも 組み合わせるお道具や 部品を工夫すると楽しいですよ。
さてさて 3組の親王飾りと合わせて 4組のチビうさ雛は 雛の筥展に並びます。
お好きな子を 連れて行ってやってくださいね。