氏神様 その1 根坂間 八剱神社 | 風遊花(ふうか)~古布とうさぎとお雛様~

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~作品展 ものつくりをする仲間達 ギャラリー ショップ~
  大好きなもの 日頃の様子を気ままにご紹介します。

雛の会 準備も大詰めですが 運動不足がたたり どうも体が重いガーン

年末から 晴れ晴れ続きの日が多い中 なかなか行かれずじまいだった裏山散歩歩くに行きました。

初詣は 小田原の曽我神社五十鈴神社で済ませたけれど 地元の氏神様にもお参りですお願い

 

我が家の地区の氏神様は 小高い丘大山の上にある八剱神社五十鈴神社です。

毎年大晦日から元旦竹。。にかけ 参道に灯篭灯篭を灯し 甘酒甘酒などの振る舞いがありますが 夜の寒さにめっきり弱くなり もう10数年ご無沙汰ですにひひ

 

去年の秋までは 階段横の土手は 野の花が咲く土の土手でしたが いつの間にかコンクリートで固められていましたガーン

そういえば 神社周辺の山大山の斜面 何年か前に大雨雨で崩れ 1kmほど離れた我が家の前の道まで土が流れてきたので 仕方がないか・・・・ガーン

 

 

 

八剱神社五十鈴神社は 平塚市根坂間地区の氏神様なのですが 鳥居五十鈴神社と本殿があるだけで 狛犬もいないんです。

 

 

 

実は 八剱神社五十鈴神社から 200mほど下に 八坂神社五十鈴神社という神社があるのですが  昔は2つの神社五十鈴神社はつながっていて 八剱神社五十鈴神社が奥の院のような形で建っていました。

昭和になって 新幹線300系が開通し 2つの神社五十鈴神社が 分断されたんだそうです。

 

 

こちらが 八坂神社五十鈴神社

 

 

 

毎年夏まつりの時に 我が家の前をお神輿お神輿が通る神社五十鈴神社です。

 

 

 

ずいぶん前に撮った画像でわかりにくいかと思いますが 境内にある斜面の塀の向こうが新幹線300系の線路 その線路に向かって階段階段があり 今はお祭りの時の幟が収納されていますが かつてはこの階段が八坂神社に向かう参道だったのだとか・・・・。

この階段の左側に 小さな八坂神社の本殿 新幹線の線路に向かう階段の幟繰りに鳥居五十鈴神社があることからも 2つの神社五十鈴神社がつながっていたことが伺えます。

 

 

 

2つの神社五十鈴神社の入り口 八坂神社五十鈴神社には 狛犬さんもいるんですよ。

 

 

 

今まで 裏山産老いの時に 何度も立ち寄っているお山の上の八剱神社五十鈴神社ですが 今回 境内の隅っこに こんな石碑石碑を見つけました。

 

《紀元二千六百年 奉納 田地 壹歹歩  八王子市 瀬戸元太郎》

 

 

 

           事由

  一田地 壹歹歩價額金八百圓也  根坂間字島井尸八百四十一番

  氏ハ幼ニシテ撚糸の業ヲ学ビ 獨立自営勤險險力行似テ資源ノ富裕

  ヲ致サル今回當神社ニ表記ノ土地ヲ寄附セシレタル芳志ヲ永久ニ

  遺サンガタメ茲ニ記載ス

      昭和十五年四月十四日      根坂間氏子中建之

 

 

どうやら 幼いころから努力して 撚糸業で財を成した人が 昭和15年の紀元千六百年の年に 八剱神社五十鈴神社の土地を寄付したということらしいですが 根坂間地区は農家さんは多いとはいえ 養蚕や撚糸業の歴史は聞いたことがありません。

石碑の表側に刻まれた 八王子市 瀬戸元太郎とう名前とうがありますが 神奈川のはずれ 愛川町~東京の町田 八王子辺りは養蚕業が盛んだったので 八王子で成功した瀬戸さんという方が この周辺に移り住まれたのかもしれませんね。

ちなみに 昔の資料に 根坂間地区の五大百姓と呼ばれた農家さんは 山口・瀬戸・本庄・高橋・熊澤などの名前があると聞いたことがあります。

 

 

八剱神社五十鈴神社は 小さな小さな神社ですが 農村地帯だったこの周辺が 住宅地に変わっても 地域を守り続けていてくれます。