衣装体験の概要

体験日:2018年5月10日

時間:11時から13時

RUNA CAT STUDIOさんのEコース(5着)

体験料金:11800台湾元(2018年当時の料金)

衣装の内容について

中国の宋朝の女性を意識しての漢服姿。

漢服:白色の対襟襦裙の形式の漢服(自前の漢服、サイズオーダー)

羽織:白色

実際に衣装を着付けられて

2018年5月10日、台湾の変身写真館であるRUNA CAT STUDIOさんでの変身写真の体験をしてまいりました。 この時には旅旅台北のウェブサイトで予約して5着体験出来てA5サイズのアルバムが付いているEコースを選ぶ事になりました。 こちらの店舗への訪問は初めてでしたが、MRTの最寄り駅を調べてからグーグルマップで場所を確認しての物になりました。

 

RUNA CAT STUDIOさんの店舗は以前は別の変身写真館が入っていましたが、その店舗が閉店となって入居された店舗になっています。 個人のウェブサイトやブログでは以前に入っていた変身写真館の店舗で紹介されている事が多いのですがRUNA CAT STUDIOさんになってから訪問された方が少なかったので気になりましたが、モデルの写真で漢服や着物系の物が多く掲載されている事が気になりましたので予約する事にしました。 RUNA CAT STUDIOさんのLINEのアカウントに質問を色々と送りましたが日本語の通訳の方が親切に対応して頂いてこの点では好感が高かったです。

 

台湾への訪問が2回目であると言う事で、この時には台湾の現地の観光を増やしたい事もあって変身写真館への訪問は1店舗に絞ろうと思っていましたが、それを含めてでも台湾への旅行の日程の中に可能な限り詰め込んでの内容になりましたが、2018年の当時は40歳になったばかりであると言う事で体力があったのかなと感じさせられました。

 

衣装は保険として2着持参しましたが、LCCの航空会社での行動でしたのでミニミニスーツケースを持参しての行動でしたが、こちらの記事を再編集した2024年の現在から見たら海外旅行であるのに小さな荷物に良く納めて行ったのかなと思いました。

 

RUNA CAT STUDIOさんの店舗は忠孝新生駅から歩いて5分の所の場所にある場所に存在していましたが、その場所までは宿泊施設からMRTで移動しての訪問になりました。 宿泊施設は中山駅の近くでしたが、MRTを乗り継ぎながらも最終的にはグーグルマップを使ってRUNA CAT STUDIOさんに辿り着いてから店舗に電話を掛けてから店舗の入口を教えて頂いての衣装選びの開始になりました。

 

店舗のスタッフの方は日本からのお客様が来られる日には通訳のスタッフの方も来られて日本語で対応して頂けました。 まずはプランの説明がされてからメイクの希望やアルバムにする写真の補整の具合の希望を聞かれて、持ち込んだ衣装を通訳のスタッフの方に見せて、「折角、衣装をご持参されましたのでそれも使っての撮影をしましょう」と言われました。

 

 

店舗の中に入ると日本の着物の着付けの流派の免状の看板が掲げられていますが、こちらのRUNA CAT STUDIOさんのスタッフの方が日本で着物の着付けの技術を会得されてそれを活かして和装花嫁の着付けや花魁の着付けと言った和装系の物にも強い店舗であるのかなと言うのが感じさせられました。 近年では日本の平安時代を意識された袿も購入されている事を知りましたが、その衣装も見る機会が出来たら良いのかなと思っています。

 

5着コースでの変身写真ですが2着分は保険として持ち込んだ衣装を使おうと思っていましたが、店舗側のiPadでモデルの写真を見せて頂くとサイズの面で問題のない衣装が多くあったと言う事で、1着分のみを持ち込んだ衣装で撮影をして頂く事にして残りの4着分の衣装は店舗側の衣装を着せて頂いての体験をする事になりました。

 

 

実際に着用した漢服は宋朝の時代に流行した対襟襦裙と呼ばれる形式の物ですが、この時に持参した漢服はサイズオーダーで発注した物ですので身幅も長さも丁度良い感じに仕上がっています。 上衣が薄緑色、裙が桜色の物になっていますが一見すると白色のような見た目になっています。

 

その衣装の上に羽織を着ていますが羽織の色は白色の物になっていて、じっくり見ていると微妙な色の違いが分かって来ると言うのかそのような感じです。 写真では白色の羽織を着ていますので薄緑色の上衣の露出が少ない状態ですが、襟元や袖口はその薄緑色の上衣が見えています。 衣装の形が形ですので下半身の体形を上手く隠す事が出来るので漢服の中では着用しやすい物になっています。

 

 

写真では白色の羽織を着ていますので薄緑色の上衣の露出が少ない状態ですが、襟元や胸元はその薄緑色の上衣が見えています。 衣装がサイズオーダーで作られた物である為に下半身の体形を上手く隠す事が出来るので良い物になっています。
 
構図が色々と指導されていく中で小道具も用意して頂きましたが、巻物や中国団扇と言った小道具が用意されて撮影される形になっています。 靴も漢服の雰囲気に合わせられた刺繍の靴を店舗側に用意して頂きましたが、この点では店舗側の衣装でも漢服があったと言う事で雰囲気が合わせられたのが好感でした。

 

 

漢服は何度か自力で着用しているだけにそれなりに良い感じで仕上がりましたが、薄緑色系の衣装でも色が優しい感じであるのかメイクの手順の面で1着目の衣装体験でその衣装が使われる事になりましたがナチュラルメイクの雰囲気に合う物に仕上がりました。 何と言っても袖口の広がった感じが良いですね、見た目としても華やかな雰囲気に写りました。

 

通訳のスタッフの方には何処の店舗の通販サイトで購入されましたかと聞かれて日本語の環境のある通販サイトで購入した旨を伝えると今の時代ではネット通販で色々と揃える事が出来て便利と話が盛り上がりました。 簪や装飾品に関しては日本の通販サイトには無い物もありましたのでこの点では旅行で出掛けた所の土産物の店舗も色々と見た方が良いのかなと思いました。

 

 

漢服は2012年頃からその趣味に入るようになりましたが何度か自力で着用しているうちにそれなりに良い感じで仕上がりましたが、羽織を着る事でさらに豪華な感じが強まっている状態になっています。 こう言う時には羽織があると雰囲気を変える事が出来るだけに持っていると便利に感じました。

 

背景に置かれている中国提灯はこの時の台湾の変身写真館の流行であったのか置かれ方の違いがあるとは言え複数の店舗で見られましたのでこの点では台湾の変身写真館に求められている物が一種の枠に入っている物があったのかなと思いました。

 

 

漢服は自前の衣装ですので自力で着てから最後に白色の羽織を羽織った形になっています。 薄緑色の漢服の上衣の上に白色の羽織を着ていますが同系色で統一感のある仕上がりになっていて上品な感じが出ています。 白色の羽織はこの時の衣装体験の後に自宅が引っ越しになって、2年ほど所在が分からなくなっていましたが、2022年頃に自宅を掃除していると衣装を入れていた袋が見付かってこちらの羽織以外にも複数の漢服が見付かったと言う事で久し振りにこちらの白色の羽織を使ってみたいと思うようになりました。

 

羽織の有無の違いでこちらの漢服を再度着用しての撮影をして頂きたいと思っていますが、こちらの写真を撮影して頂いた2018年5月以降、なかなか使用する機会が出来ないままこちらの記事を編集している2024年の現在まで至っています。 髪型や装飾品は異なりますが何らかの機会でこちらの衣装を再登場させたいと思っています。

メイクの設定

 

着替えの部屋で衣装に着替えてからは通訳のスタッフの方の案内でドレッサーに移動する形になります。 メイクは衣装の雰囲気に合わせるような感じでして頂いたのですが、眉毛の描き方が細めになっていて2010年代の物になっているのかなと感じました。 メイクは旅旅台北のサイトを通じて予約した際にある程度の希望を出せる状態になっていますが変身写真らしく派手にメイクをして頂く事になりました。

 

写真映えのするメイクではありますが1着目の時点では想像していたよりもナチュラルな雰囲気でのメイクがされる事になりました。 それでもベースメイクはしっかりとしていて、コスメの質も良質の物が使われていて、2着目、3着目と衣装が進んで行くとどのような感じでメイクが描き足されて行くのかこの点が良い意味で期待するような内容になりました。

 

 

衣装は持参して来た漢服ではありますが、ヘアセットは元々店舗に置かれていた漢服系の物合わせられているのか型に嵌ったような感じで手早く仕上げられました。 こちらの店舗の場合は髪の毛をネットで纏めてフルウィッグを付けられて、そのウィッグに付け毛の形での髷を付けて完成させる形になっています。

 

10分程度で髪型が作られて頭飾りが付けられた印象があります。 1着目の衣装体験であると言う事でメイクが素顔の状態からベースからきっちりと作り込まれて行って1時間近くの時間が掛かりましたが、髪型は10分で仕上げられて、それに髪飾りが色々と付けられての完成になりました。

 

簪も漢服にはこれと言う感じで型に嵌った物が付けられたのかなと感じましたね。 メイクやアクセサリー類が付けられて大変身ではありますが良い意味で和装や漢服に強い店舗であるのか綺麗に仕上げられたかなと言う印象がありました。

 

 

髪型に関しては完全にお任せの状態でしたが、良い意味で無難に宋朝の漢服に似合う髪型に仕上がったかなと言うのが正直言った印象です。 メイクとヘアセットが完成すると通訳のスタッフの方にスタジオに案内して頂きました。

 

髪飾りとしては普通に宋朝の漢服で使われるような物になっていますが良い意味で無難にその時代を意識しての飾り付けでこう言った髪飾りが使われているのかなと感じました。 フルウィッグの髪型になりますが、1着目の衣装の時点でこれだけの物が着付けられても良いのかと感じさせられるような内容になっています。

小道具の設定

 

構図が色々と指導されていく中で小道具も用意して頂きましたが、渡された小道具としては巻物と中国団扇になります。 流石に台湾の変身写真館であるのか小道具の一つを取っても良い物が用意されていました。 こちらの写真では中国団扇に植物の絵が描かれていましたが、牡丹や芍薬と言った中国系の花が描かれている中国団扇であるのかなと思いました。 背景のブースは色々と用意されていて日本の店舗にはない派手な背景に仕上がっています。

 

アンティークの建物風の背景ではありますが、台湾の変身写真館らしく中国の美意識と台湾の美意識の両方の良い所を取っての雰囲気のある背景の場所に案内されました。 設えは派手に物が置かれている状態ですが、物が色々と置かれている背景の設えと言うのは台湾の変身写真館ならではに感じさせられたのかなと思いました。

 

 

貸し出された小道具はその中国団扇と巻物で他の構図はと言われると身振り手振りで表現する形になっています。 小道具と言うほどの物ではありませんでしたが、靴として宋朝の女性の衣装に合わせられた刺繍の靴が用意されていたと言う事でこの点では衣装や小道具の面ではかなり力を入れている店舗であるのかなと感じさせられました。

 

構図の作り方は通訳のスタッフの方に丁寧に日本語で説明して頂きましたが、この点が日本人向けの店舗の一つであるのかなと思った次第です。 カメラマンのスタッフの方とは片言の言葉同士でのやり取りもあってそれが海外旅行の醍醐味に感じさせられますが通訳の方がいての日本語の環境があるのは海外初心者では嬉しい対応に感じました。

カメラマンのスタッフによる撮影

 

着替えとメイクとヘアセットが完了すると通訳のスタッフの方にスタジオに案内されて、通訳のスタッフの方がカメラマンのスタッフの方に中国語で衣装の説明がされてからカメラマンのスタッフの方が片言の日本語と英語を使って構図が指導されて撮影が開始されて行きました。

 

スタジオは台湾風の家具が置かれている背景になっていますが、そのような派手な背景で撮影が開始していく形になりました。 スタジオの装飾や大道具が個性的で派手であるのは台湾の変身写真館の特徴であるのかなと感じさせられました。

 

1着の衣装での背景も色々な場所に案内されて雰囲気も変えて下さるだけに撮影されていて本当に楽しい思い出を作る事が出来ました。 台湾の変身写真館の中でも通訳のスタッフの方がおられて日本人のお客様が多いと言う事で日本人観光客向けの高めの料金になっていますがそれだけの内容になっていて行って損はしない内容になっているのかなと感じました。

 

 

スタジオは背景の大道具が色々と置かれていて豪華な物になっていますが、雰囲気としては中国や台湾にあるようなアジア的な邸宅の一室のような感じになっています。 そのような雰囲気を出す為に中国風の掛け軸や中国風の家具や唐傘も大道具として置かれています。

 

カメラマンのスタッフの方に構図が指導されながら色々と撮影して頂きましたが、全部で40カット程度の撮影をして頂きました。 それらの写真から縮小版の写真がグーグルフォトにデータが入っている状態で案内されましたが、それらの写真を見て補整をして頂きたい写真のファイル名を書いてRUNA CAT STUDIOさんのLINEのアカウントに送る形になっています。

 

 

写真の世界観としては中国の宋朝の女性貴族が台湾の豪邸の背景で撮影して頂いたような感じがしました。 洋館と台湾の豪邸を合わせたような雰囲気の建物の背景こそは台湾の風景でしたが、紅葉の前景は台湾と言うよりは中国本土や日本を意識されての物であるのかなと思ったのが正直言った感想です。

 

良い意味で台湾の豪邸でありながら日本庭園にあるような紅葉の木の前景がある所が異国の風景であるかなと感じましたが、日本的な美意識と台湾的な美意識が交っている変身写真ならではの世界観であるのかなと思いました。 良い意味で日本の良さと台湾の良さを組み合わせたような雰囲気の空間を味わう事が出来ました。 背景になっている壁紙は東洋的な所と西洋的な所の良さが出ている所も見えています。

まとめ

 

台湾への旅行と言えば色々な魅力がありますが、台湾の名物は何かと言われると変身写真館の訪問に尽きます。 実際にアルバムやデータ入りのROMとして採用する写真は日本に帰国してから店舗側からLINEで連絡が来て写真を掲載されているグーグルフォトにアクセスしてファイル名を指定する形式になっていましたので観光客にも嬉しいシステムになっています。 気に入った写真を実際に選んでから補整の作業をして頂く事になりました。
 
自宅に送られて来る時期としては訪問日の6週間後と言われましたが、実際にアルバムやデータ入りのROMが自宅に送られてきてそれらに入っている仕上がった写真を見ていると選んだ写真が綺麗に補整されていて、補整の具合も良い感じでされていてこの点は流石は台湾の変身写真館の仕上がりであると実感しました。
 
自前の衣装であるとは言え、思わぬ所で漢服の衣装体験が出来ましたが写真の資料としても良い物になりましたので台湾の変身写真館の訪問のお供には衣装のサイズ合わせの保険の意味合いも兼ねて漢服が欠かせない存在である事に気が付きました。