2024年5月10日、自宅の最寄りのバス停から路線バスと列車を乗り継いで約1時間の場所にある埼玉県さいたま市の与野公園でバラの撮影をしてまいりました。 与野公園への訪問は2024年では2回目でしたが、前回の訪問の時にはバラが咲き始めて間もない頃でしたので改めての訪問をする事にしました。

 

この日は朝の通勤時間が過ぎてから列車に乗って9時過ぎには与野本町駅に到着して運良く接続されていた循環系統の路線バスに乗って与野公園に移動する事になりました。 気温が上がる時期の場合は徒歩10分の距離でも路線バスがあればその恩恵を受ける考えです。

 

午前中から行動をして与野公園に到着をするとバラの撮影を開始しましたが、気温が高くて日差しが強かったのかミラーレス一眼デジカメのボディーの温度が上昇してしまって強制的に電源が切られる状態になりましたので、途中で機材をコンデジに変えてボディーの温度を下げて再度撮影をしての繰り返しでの物になりました。 コンデジでもかなりの枚数の写真を撮影しましたがその時の写真は別の機会で紹介出来たら良いかなと思っています。

 

ミラーレス一眼デジカメのボディーの色は購入時に黒色の渋い雰囲気の物を選びましたが、日差しが強い時には熱を吸収しやすいのでこの点では黒色のボディーは日差しに弱いのかなと思ってしまいました。機材に関してはミラーレス一眼デジカメとコンデジを交互に使っての撮影でしたが、時間的に余裕があったのか納得の行くまで撮影をする事が出来ました。

 

こちらの与野公園の情報をどのように知ったのかと言われると昨年の黄金週間の時期に旅行の趣味のブログの方のインスタグラムで取り上げていて埼玉県のバラの名所で自慢出来る所として紹介されていましたが、昨年、2023年5月に訪問をした時も良い物が見られたと言う事で満開の時期になる時を狙っての訪問をする形になりました。

 

この時に持参した機材は2023年に発売されたミラーレス一眼デジカメのキヤノンのEOSR50と2015年に発売されたコンデジのキヤノンのIXY160になります。 これから掲載する写真はEOSR50で撮影をした物になります。

機材の詳細

撮影機材:EOSR50

レンズ:RF-S 18-150mm F3.5-6.3 IS STM

 

 

まずはバラの花びらが撮影者側に向いている物を撮影しようと言う事で撮影しましたが紅色のバラを撮影する事にしました。 背景でぼかされていますがバラの後にバラがあると言うのが満開の時期の物になっているのかなと思いました。 満開の時期は華やかでありながらも背景が派手な物になっているようにも見えて来ます。

 

 

桃色のバラを側面から撮影した物がこちらの写真になります。 バラの花びらが上を向いていてそれを囲むような形で花びらが広がっていますが、バラと言うよりは蓮のような花びらの広がり方がしていて仏教美術のような仕上がりの写真になってしまいました。 蓮、暑さが苦手ですが蓮の時期の新潟県妙高市の高田公園に行ってみたいと言いますかそのような感じです。

 

 

桃色のバラを側面から撮影する事にしました。 高い角度から撮影すると順光の状態でバラの花びらが綺麗に巻かれている雰囲気になるのですが、背景の色を活かすのであればしゃがんで低い角度から撮影する方が良いのかなと思いました。 背景が粒のような感じでぼかされている所が流石はミラーレス一眼デジカメのレンズの描写力に感じました。

 

 

バラの王道の色と言われるとこのような赤色の物ですが、王道過ぎてこの時には全体の撮影枚数に対して余り撮影をしていなかった印象がありました。 王道の赤色のバラなのですが、規模が大きなバラ園になると珍しい品種のバラを選んでしまいます。 赤色のバラの場合は背景を落ち着いた感じにする方が良いのかもしれません。

 

 

先程の花壇とは別の場所の物を撮影しましたが、桃色のバラを撮影する事にしました。 バラの撮影の角度としてはこの位の物が丁度良いのでしょうか。 花の開き方も良い状態になっていて背景に溶け込んでいる紅色のバラの存在もあって派手な背景の写真に仕上がりました。

 

 

さらに別の花壇に行って白色のバラを撮影する事にしました。 白色のバラの背景に色の付いているバラが溶け込んでいて華やかな構図の写真になっています。 背景のバラがぼかされている所がミラーレス一眼デジカメでの撮影ならではに感じさせられます。 花の写真の場合は広角で撮影をする事よりも望遠を活かして撮影する方が個人的には好みです。

 

 

こちらの与野公園の場合はバラ園の規模としてはかなり大きいですが、この日は気分的に桃色のバラや青紫色のバラを撮影していた事が多かったのでしょうか。 赤色のバラの撮影は100枚程度に留まりました。 赤色と言うよりは桃色や青紫色のバラを撮影したいと言う気持ちが強く出ていたのかなと思いました。

 

 

花壇を移動しながら撮影をしていますが、この時は桃色や青紫色と言った青味が掛かった色のバラを多く撮影していました。 キヤノンの機材の特性があるのか赤味が出やすくて青紫色のバラも紫色に近い写りになっていましたが、肉眼で見るともっと青味が掛かっている色になっています。 機材側の設定ももっと色々と触って色味を調整出来るようにしたいです。

 

 

こちらのバラは肉眼で見ていると藤色に近かったのかなと思いました。 ファインダー越しでの世界では桜色のような見た目になっていますが、実際には藤色のバラになっていました。 春の時期のバラの場合は母の日の時期と重なるので赤色のバラを見るとカーネーションにも見えてしまいますが今年、2024年は費用の節減で実家の母には何も送らずの状態になってしまいました。

 

 

こちらのバラは紫色の物になっています。 花びらの広がり方が見頃になっていて状態も良い物ですが、この日は晴天であったと言う事で光の当たり方が順光過ぎて実際に撮影をすると眩しい写真になってしまったのかなと思いました。 露光の面でオーバー気味になったのかなと感じましたが、少しアンダーの設定にした方が良かったのかもしれません。

 

 

こちらのバラは背景になっているバラの種類が違うのか桃色のバラの背景に赤色のバラや橙色のバラが入っていて派手な写真に仕上がりました。 私は極彩色になるような派手な背景で足し算構図は好きな方ですが、見方を変えると五月蠅い背景に感じさせられるようにも見えるのかなと思いました。

 

 

こちらのバラは橙色の物になります。 背景に色々な色のバラが入っていて極彩色の花の写真になりましたが、足し算構図になり過ぎて派手な写真になってしまったのかなと思います。 これ位の派手な背景の場合ではコンデジのトイカメラモードのように一部の彩度が抜けるような仕上がりの方が安心して見る事が出来る構図に収まるのかもしれません。

 

 

バラは色々な色の物がありますが、私が好きな色は青味が掛かっている色のバラになります。 青味が掛かっている色のバラは時代的には新しい物が多いのですが、そのような色味のバラが生産されるようになったのが平成時代以降の物であるのかなと感じさせられます。 バラの品種で結愛(ゆあ)と言う物がありますが、結愛と言う名前が平成時代後期の女性の名前なのかなと感じさせられました。

 

 

こちらのバラも青紫色の物になります。 花びらの形が細かいからなのか秋の時期の菊のような雰囲気にも見えて来ます。 バラの花びらが綺麗に巻かれるような形になっていてこの点では花の状態が良い物であるのかなと感じさせられました。 バラの後にもバラと言う事で満開の時期の物になっていますが、この時期になると背景が派手になる傾向になりやすいのかなと思いました。

 

 

撮影も終盤に入って来て白色と桃色が合わさったバラの撮影をしました。 花びらの色が柔らかくグラデーションが掛かっているような雰囲気になっている所が良いです。 平安装束で言う所の匂い襲ねや甲冑の縅しで言う所の匂い縅しにも通じている所があるのかなと感じさせられました。

 

流石は2020年代に発売された機材であるのか細かい描写力が優れていて、ピントもすぐに合って繊細で且つ立体的な画に仕上がったのかなと言うのが感想になります。 ただ晴天の順光の状態で写りが良過ぎて満開のバラ園で撮影していると、派手過ぎる画に仕上がった写真も多々ありましたので明度や彩度の設定は細かく調整した方が良いのかなと思いました。

 

自宅から最も近い場所でバラ園のある庭園と言う意味では東京都内にある旧古河庭園になるのですが、バラ園で無料でこれだけの規模で植えられているともなると与野公園になって来ます。 埼玉県民をしては誇りに思えるような庭園で見ていて素敵であると感じさせられました。

 

与野公園は平成の大合併が起こる前の時代の旧与野市の時代に作られた庭園でしたが旧与野市長がバラが好きであったと言う事で一般の方にも広く開放されたバラ園を残して頂きましたが、与野公園が整備された当時の評価に関しては存じませんがSNSの時代になってインスタ映えで注目されてカメラ趣味の方が多く来られるようになったと言う事で文化事業は年数が経ってから評価される場合があるのかなと改めて実感しました。

 

ほんの10年前までは関東地方の庭園や公園の写真を撮影して投稿するような立場になるとは夢にも思わなかったのですが、2015年に関東地方に引っ越してその後、体重が増加して少しでも健康に良い趣味を持とうと言う事で歩く距離を増やす為に風景写真の趣味が再燃しましたが、風景写真に絡めての趣味は身体が動く限りは続けて行きたいと思っています。