変身体験の概要

体験日:2015年8月16日

時間:9時から11時30分

花風さんの舞妓体験お着替えプラン

体験料金:27000円(税込)

変身の内容について

割れしのぶの1年目の舞妓姿。

着物:灰色(絽)

帯:緑色(絽)

髪型:割れしのぶ

簪:団扇

実際に衣装を着付けられて

2015年8月16日、この日の午前の衣装体験や変身体験に絡めての活動は花風さんにて舞妓の変身体験をしてまいりました。 花風さんへの訪問は2015年5月以来2回目の訪問となります。 前回の訪問の時にはおふくの髪型の半かつらを希望しましたが、この時の訪問では割れしのぶの髪型の半かつらを希望しました。

 

スタッフの方が言われるには舞妓体験お着替えプランをされる場合はかつらの髪型を割れしのぶにして1年目と2年目の設定でメイクを描き足す形で変身体験をする事がお勧めであると言われてそのようにして頂きました。

 

着物は現役の男衆(おとこし)の方の着付けになって、綿やタオルと言った補整用品を使わない着付けになりますが、最初に着付けられた時には紐の締め付け方がきついかなと思いましたが、散策して動いているうちに馴染んで行きました。

 

 

着物は数着存在しいる絽の着物を選ぶ事にしました。 全部で5枚前後あったと思いますがその中の1枚の灰色の着物になります。 この日の舞妓の変身体験の2着目の着物では黒紋付を彷彿とさせられるような黒色の着物を選びました。

 

個人のウェブサイトやブログでこちらの花風さんの舞妓の変身体験を紹介されている方で夏の時期の着物で明るい色の着物を選ばれている方がおられましたが、今思えばどうしてその着物を選ばなかったのかなと感じさせられました。 舞妓の変身体験だからこそ可愛い色目の着物を選ぶ事が出来るのにと思いました。

 

 

こちらの店舗の場合は着物の季節の設定がかなり細かい物になっていて夏物の絽の着物や絽の帯も複数存在していました。 さらにぽっちりの金具を選んだり、簪を選んだりと言う感じで自由に選べる所が多くありました。 7月の月設定の舞妓の場合は勝山の部分の飾りも選べるようになっていますが、思うがままに選んだ感じになりました。

 

花風さんでの舞妓変身は今回が2回目ですが、全部で30着近い数の着物が存在していると言う事もあって魅力的に感じる着物が複数ありましたので、今後も機会を見付けて訪問する事が出来たらと言う思いが出て来ましたが、周知の事実の通りに2016年の2月で閉店されたと言う事で、この日の訪問が最後の訪問になってしまうとは夢にも思わなかったです。

 

 

着物が本職の方から譲られた物ばかりでしたので質としてはかなり良い物になっていましたが、それらの中で3着しか着られなかったと言うのが今思えば惜しかったです。 もっと早い段階でこちらの店舗の存在を知っておくべきでした。

 

本職の方から譲られた着物だからこそ、可愛い色目の物でも如何にも変身舞妓ではない本物感が伝わって来るのに今となってはどうしてそう言った着物を選ばなかったのかなと感じさせられます。

 

 

こちらの店舗の場合はぽっちりと呼ばれる帯留めも他所の店舗では余り見られない金細工や銀細工の物が用意されていますが、堀切店長の職業柄入手出来る環境であるのかなと感じさせられました。 銀細工のぽっちりは如何にも変身舞妓的な雰囲気がしないのでこの点は本物を意識された一種のこだわりであると思った次第です。

 

帯揚げは割れしのぶの設定の髪型ですので、帯板を使用して幅広の状態で出された形式の着付け方になりますが、おふくの設定になるとまた違う形式の着付け方になります。 帯揚げを帯板を使用して幅広の状態で出された形式の着付け方の舞妓はこちらの記事を書いている2024年の現在では10代の舞妓の着付けになっていると言う事を他所の店舗の方に教えて頂きましたが飲酒が出来ない10代の舞妓の目印となっているようです。

 

 

半かつらの髪型は割れしのぶの物になります。 こちらの店舗の場合は割れしのぶとおふくと勝山のかつらがありますが、この時は割れしのぶの髪型のかつらを選ぶ事になりました。 割れしのぶのかつらの装飾品も豪華な物になっていて、この点が本職の舞妓を意識された物になっているのかなと言うのが感じさせられました。

 

割れしのぶの髪型の半かつらでの体験でしたが、簪がぶらの付いていない物ですので、前側から見たら如何にも割れしのぶの髪型の舞妓の簪には見えない雰囲気になっています。 団扇の簪の場合は本職の仕様ではぶらの付いていない簪も多く存在しているとスタッフの方に教えて頂きました。

 

 

散策が終わると花風さんの店舗に戻って、暖簾潜りの構図の写真の撮影をして頂いてから、店舗の中での撮影をして頂く事になりました。 店舗の中に入ると絡げられている紐が外されて、裾を引いている状態での撮影をして頂ける事になりました。 店舗の中も本職の舞妓の置き屋のような雰囲気が出ていて、本職の舞妓や芸妓の方から頂いたであろう団扇が色々と飾られています。

 

団扇には知っている名前の方もありましたが、その当時に存在していた置き屋系の舞妓の変身体験の店舗のウェブサイトに掲載されていた芸妓の名前でした。 その置き屋系の店舗も何時の間にか閉店されていましたが舞妓の変身体験の店舗が少なくなると言うのは惜しいかなと感じさせられました。

メイクの設定

 

半かつらの装着の作業と同様にメイクはスタッフの方にして頂けます。 メイクは鬢漬け油を引いての白塗りメイクですが、仕上がりとしては本職の舞妓を意識されての物になります。 こちらの店舗でメイクをして頂いている時に花姿さんの話題が出て来ましたが、花姿さんの木村店長は元々は花風さんのスタッフをされていてその影響もあってメイクの作りや接客方法に共通点があると言う事を知りました。 舞妓と太夫の違いはありますが技術的な物に関しては基となっている所は花風さんで培われたと言うのが感じさせられました。

 

 

メイクは割れしのぶの1年目の舞妓であると言う事で妹仕様の舞妓の設定ですのでアイラインも地味ですが、口紅も下唇にだけ塗られて全体的におとなしいメイクになっていて年少の舞妓を意識されての仕上がりになっています。

 

帯揚げの話でも書いていますが、帯揚げを帯揚げを帯板を使用して幅広の状態で出された形式の着付け方の舞妓は10代の舞妓の着付け方ですが、その中でも下唇のみ塗られる形式の口紅の設定の舞妓は店出ししてすぐの年少の設定の物になっています。 この設定でのメイクの舞妓はこの時が初めてでしたがそれはそれで味があって良かったです。

 

 

花風さんの舞妓のメイクは眉毛は赤色のアイブロウと茶色のアイブロウと複数の色の物で仕上げられる印象がありますが、妹舞妓の設定の年齢の為に茶色のアイブロウよりも赤色のアイブロウの量を増やして眉毛が描かれていきました。  メイクの仕上がりとしてはかなり良かったですね。 肌の面も綺麗になっていて、実年齢よりもかなり若く仕上げられました。

 

2015年8月に体験をしたと言う事でこの時の私の年齢はと言われると37歳でありますが、年少の設定の舞妓の変身体験は30代までにしておいて本当に良かったと感じさせられる形になりました。 この時代の肌年齢であればまだ舞妓の変身体験が自然な感じで馴染むのかなとも思いました。

小道具の設定

 

小道具は店舗側の物で舞扇と風鈴と篠笛が用意されました。 風鈴は夏の季節であると言う事でそれを意識されての物でしょうかね。 篠笛は塗りの物になっていて高級な物が使われているのかなと感じさせられました。 この時には使わなかった小道具になりますが、店舗の中には三味線も置かれていると言う事で店舗内に色々な小道具が置かれていると言う点は花姿さんと共通している所であるのかなと思いました。

 

こちらの舞扇は小道具としては良くある物ですが、舞妓の舞の構図を教えて頂いたりで雰囲気のある写真を撮影して頂ける事になりました。 舞妓の置き屋のような背景での撮影になりますので設え的な面でも良い場所になっているのかなと感じさせられました。

 

 

舞妓の変身体験で風鈴が小道具として出されたのは初めてでしたが、意外にも良く合っていました。 私が実際に使用した事はありませんが他所の店舗では虫籠のような物が小道具として用意される所もありますが、夏の時期の舞妓の変身体験の小道具に関してはまだまだ勉強をする必要が出ているのかなと思う事があります。

 

風鈴は実家に昔あったのですが、約25年前に建て替えをした絡みでいつの間にか無くなってしまっているので何らかの機会には購入出来たら良いのかなとも思っています。 ガラス製の風鈴の場合は壊れやすいので昔の金属製の風鈴があれば良いのかなと思いました。

自由撮影

 

花風さんの場合はスタッフの方に撮影をして頂く形になります。 スタッフの方の撮影ではありますが、慣れた手付きで色々と撮影をして頂く事になりました。 得浄明院での撮影が終わってからは花風さんの店舗の中で撮影をして頂く事になりました。

 

花風さんの店舗の中も雰囲気があって町家の建物の格子の部分で光を採っていてこの点では見た目と機能を兼ねると言いますかそのような良い撮影場所になっていました。 構図はほぼお任せにしていましたが、色々と指導をして頂いて良い写真を残す事が出来ました。

 

 

舞扇を片手に持って立ちでの構図で舞っている雰囲気での撮影もして頂きましたが、構図に動きが出ていた所が良かったです。 それよりもこちらの風鈴を持っている構図ですが、風鈴一つでこれだけの季節感が出ている写真に仕上がると言うのが流石は本格的な舞妓の変身体験の店舗であるのかなと感じさせられました。

 

良く見ると、格子の窓の床面には花風さんの名前が彫り出されている彫刻品が置かれていますが、写真を見て後年になってから気が付いたと言う感じでしょうか。 意外にもこう言った小物類で気が付かない事がありますが、気が付いた時には店舗が閉店されていたと言う事でこちらの店舗で舞妓の変身体験をしていた時に見ていたら良かったのかなと思わせられます。

 

 

撮影は基本的には手持ちのデジカメでして頂く形式になっていますが、その当時のデジカメはと言われるとソニーのCybershot DSC-RX100になりますが、コンデジでもイメージセンサーが1インチと大きめの物になっているので画質としてはかなり良い物になっています。 こちらの記事を書いている2024年4月の現在では手元に無い機材ですが、こちらの機材、発売された当時では50000円するかどうかの物でしたが、今では相当高い値段の物になっています。

 

現在はコンデジも別の物を愛用するようになって写真の雰囲気も少し変わるようになりましたが、衣装体験や変身体験に絡めての活動や旅行の時にはコンデジを、近場の風景の写真の撮影の時にはミラーレス一眼デジカメやデジタル一眼レフカメラを使っての撮影になりましたのでカメラに関しての価値観が変わって来たのかなと思いました。

まとめ

 

花風さんでの舞妓の変身体験、それも着物が2着分選べる舞妓体験お着替えプランでの体験でしたが、本当にこの時の機会で無理をしてでも訪問をして良かったと感じさせられる内容の舞妓の変身体験になりました。 ぽっちりや簪等細かい物の設定まで出来る舞妓の変身体験でしたが充実した時間を過ごす事が出来ました。

 

2020年以降は新型コロナウイルスの影響で寺院が舞妓変身の撮影を制限される場所が増えましたので、舞妓変身での寺院での撮影がかなり難しくなっていましたが、この時は得浄明院でも撮影をする事が出来てこの点では良かったと思っています。

 

1着目の灰色の着物での舞妓の変身体験としての撮影が終了すると着物の着替えとメイクのお直しをする為にメイクや着替えの部屋に行って、着物を脱がして頂いて一度、下着姿になってから割れしのぶの2年目の設定のメイクとして描き足しがされる事になりました。

 

良くある変身店での割れしのぶの髪型の舞妓の変身体験は上紅まで塗られている形の割れしのぶの2年目の設定のメイクがされる事になりますが、そのメイクに描き足して頂きました。 花風さんの店舗に戻ってからも撮影をして頂いて本当に短時間で至れり尽くせりの対応をして頂きました。 舞妓体験お着替えプランでのメイクの描き足しも良い感じでして頂けて変身体験の店舗としては完成度の高い物になっていただけに2016年に閉店されたと言う事が惜しい物になっています。