変身体験の概要

体験日:2013年5月8日

時間:14時から15時30分

時代やさんの吉野太夫キャンペーン

体験料金:5250円(税込)

変身の内容について

江戸時代初期の吉野太夫を意識された太夫姿で、髪型は吉野髷の髪型の全かつら。

実際に衣装を着付けられて

2013年5月8日、時代やさんにて吉野太夫の変身体験をしてまいりました。 この時は吉野太夫がキャンペーンの扱いになっていて破格の5250円(税込)の料金設定で体験する事が出来ていたと言う事でそれなら体験してみたいと思って、時代やの店舗に電話で問い合わせて予約をする形になりました。
 
太夫の変身体験と言う意味ではこれが2度目の物になりますが、時代やさんの店舗の中に入ると2階の受付のある部屋に案内されてからデジカメをともこ様に預けてキャンペーンのプランの説明がされてから3枚存在している打掛を選んで、1枚あるスタジオ撮影の構図を決める事になりました。 プランの説明をして下さったのはともこ様ですが2013年の当時ではプランの説明はともこ様がされていた印象が強かったです。

 

 

1階にあるメイクの部屋に移動して下着姿になってからはゆか様に接客して頂いて太夫向けの目紅やアイラインの強いメイクがされて行きました。 メイクが仕上がるとスタジオに案内されて吉野太夫の衣装が用意されて最初に裾に文様が入った裾除けが着付けられてから白色の小袖が着付けられる事になりました。

 

 

白色の小袖が着付けられてからは返し襟が着付けられて行って、赤色の麻の葉柄の中着が着付けられて行って衣紋が整えられてから半幅帯の長い物で熨斗結びの前結びが結ばれて行きました。 中着は複数の方が同時に体験出来るように複数の文様があるようですが、私がこちらの衣装体験をした時には麻の葉柄の中着が用意されました。 中着の八卦も薄い文様が付いていてお洒落な物になっています。 帯は現代の太夫の結び方とはかなり違っていて、半幅帯での熨斗結びになっていますが、前結びの帯と言う事では共通しています。

 

 

この時点、中着が着付けられるまでの段階で良くある現代花魁系の簡素化された着物の着付けがされずに裾除けや白小袖や中着の着物がきちんと着付けられている所が、後々になって流石は時代やさんの時代衣装の着付けであるのかなと感じさせられました。 中着の衣紋が整えられてからは打掛が着付けられました。 打掛も吉野太夫の変身体験の時と花魁の変身体験の時では違う物を使用されていると言う事を教えて頂きました。

 

 

2013年の当時では吉野太夫の打掛は3枚存在していましたが、時代やさんのその当時のブログで紹介されていた青色の打掛を選ぶ事にしました。 打掛は裾綿の少ない薄手の物が用意されましたが、江戸時代初期の設定と言う事ですので時代設定としても間違っていない物になっています。 打掛の柄や文様が上品な雰囲気の物になっていてこの点は流石は京都品質の物であると言うのが感じさせられました。

 

 

打掛が着付けられてからは吉野髷の全かつらが付けられて衣装の着付けとしては完成になります。 2013年の当時ではこちらのかつらの髪型の名前を知らなかったのですが、後年になって別の店舗で太夫の変身体験をした時に吉野髷であると言う事を教えて頂いたと言う事で吉野髷である事が分かった次第になります。 吉野髷のかつらに挿されている櫛が白色の地色の物が使われていますが、これがまた芸術的な物になっているのかなと思いました。

 

 

衣装の着付けが出来上がってからは撮影がされる事になりましたが、略されている物がない映像作品に登場する吉野太夫と同じ設定の衣装が着付けられたと言う事でキャンペーンであるとは言えこのような太夫の変身体験が出来たと言う事が嬉しく思いました。 吉野髷のかつらの結い方がこちらの記事を再編集している2024年3月の現在とは若干異なっているようですが、時代やさんの結髪のスタッフの良美様が常勤になる以前の時代であった所があるからなのかもしれません。

衣装のお勧めは

 

時代やさんの吉野太夫の変身体験の場合は構成される物で選べる物としては打掛になります。 後年になって打掛の種類が増えて、さらに前結びの帯も選べるようになりましたが、2013年の当時では打掛が3枚用意されていて花魁の変身体験で使われる打掛とはまた違う雰囲気の物になっています。 平安装束と比較すると組み合わせる物は少ないですが吉野太夫の場合でも花魁の場合でも選べる打掛は存在しています。

 

 

今回のキャンペーンでは通常の吉野太夫の打掛で3枚の打掛が用意されました。 2013年の当時では今回選んだ青色の物と黒色の物と橙色の物の3枚が存在していました。 限定の打掛がある場合なら限定の物がお勧めではありますが、通常時から置かれている物であるのならこちらの青色の打掛がお勧めでしょうか。

 

どの打掛も豪華な物になっていて良いですが、平安装束で言う所の十二単の唐衣のような感じで吉野太夫や花魁の打掛は色々な物が存在しています。 後年になって打掛も複数の新作の物が出来ていますが、新作の打掛も制覇したいと思いつつも体験が追い付かないので吉野太夫の衣装の打掛はと言われる実際に体験している物としては少ないのかなと思いました。

メイクの設定

 

下着姿に着替えてからはドレッサーに案内されてメイクがされる事になりました。 メイクはゆか様にして頂きましたが、ゆか様に聞いてみると平安装束の衣装体験の時のメイクと太夫や花魁の衣装体験の時のメイクは同じ白塗り系のメイクでも目元や口元等のポイントメイクの部分は変えていると言う事でした。

 

 

同じ時代やさんのメイクでも平安装束系と遊女系とでは同じ白塗りであってもアイラインの入れ方や目紅の入れ方が異なっていて、実際に仕上げられると顔立ちとしても微妙に異なって来ます。

 

今回のように吉野太夫の変身体験を単体でする時にはメイクの手順が変わる事はありませんが、平安装束や戦国姫等の衣装体験と同時に体験される場合はアイラインや目紅の書き足しの絡みで先に平安装束や戦国姫等の衣装体験をした後に花魁の変身体験をする場合があります。

小道具の設定

 

スタジオ撮影用の小道具は複数置かれていましたが、自由撮影の時に使用する小道具は2013年の当時では特に持ち込む事を意識していなかったと言う事で店舗側から六骨扇を用意して頂きました。 六骨扇は太夫や花魁と言った遊女系の変身体験の他、戦国姫や大奥と言った設定の時代衣装の衣装体験の場合でも自由撮影用の小道具として用意されます。 この時の衣装体験の数年後に蝙蝠扇を購入する事になりましたが、2013年の当時ではそう言った小道具類を購入する事は頭に無かったです。

自由撮影

 

この時はキャンペーンでの変身体験でしたので、スタジオ撮影は1枚のみで追加は行いませんでしたがスタジオ撮影の時の小道具は巻物を用意して下さりました。 スタジオ撮影もゆか様に構図を指導されながら丁寧に撮影して頂きました。 スタジオ撮影の構図は立ちでの構図を選びましたが、後年になって気が付いた事でしたが、座りでの構図を追加していると毛氈が追加されていたので構図の追加料金である1050円(税込)を追加して座りでの構図も追加すれば良かったかなと思いました。

 

背景の大道具としては雪洞が置かれました。 2013年5月の当時では畳が無かったので壁紙の上にそのまま座る形になりましたが、後年になると毛氈や畳が追加されましたのでこの点では後年になって大道具も追加されたのかなと感じさせられました。

 

 

スタジオ写真の撮影が終わると自由撮影に入っていきましたが、この時の小道具としては、貸し出された六骨扇でしたがそれを使って色々な構図を取って色々な写真が仕上がって行きました。

 

座りの構図では壁紙の上に座っていますが、時代やさんではスタジオ撮影の構図で座りでの構図を追加すると茵や毛氈と言った座りでの構図の時の敷物を用意して頂いてそれがそのまま自由撮影の時でも置かれているので設えにこだわりのある方は座りの構図の追加もした方が良いと思います。 壁紙の上に座るのと毛氈の上に座るのとでは写真の仕上がりが変わって来るだけに毛氈があると良いのかなと思いました。

 

 

青色の打掛と言う事で引き締まった感じの物になっていますが、吉野髷の髪型に合っているであろう上品な雰囲気の打掛を選んだのかなと思わせられる感じになっています。 2013年5月の当時では体型的にも細かったのか返し襟の閉じ方もきちんとしまっていましたが、この時の体型を目指そうとこちらの記事を再編集している2024年3月の現在では基礎運動をして身体を引き締めている状態です。 胸の大きさが出やすいのが太夫や花魁系の衣装ですがこの点は小袖と平安装束の単との身幅の違いに絡めての面が大きい所が出ているのかなと思いました。

まとめ

 

時代やさんの場合は平安装束の衣装体験の印象が強いのですが、他の時代設定の衣装も豊富にあるので機会があれば太夫や花魁系の変身体験もしていきたいです。 後年になって吉野太夫の変身体験の場合は戦国姫の打掛を汎用してのアレンジプランでの対応が可能になったと言う事で、何らかの機会があればそう言った変身体験もしてみたいと思っています。 2025年のNHK大河ドラマが江戸時代を題材にした物ですのでそれに合わせての衣装体験もする事が出来たら良いのかなと考えています。

 

太夫や花魁や遊女の変身体験としてはこの時が2度目の体験になりましたが、この時は古典的な太夫の変身体験をしたと言う事で、この事がきっかけでその世界の変身体験にも嵌まり込む事になりました。 2013年の当時では実家から片道2時間の日帰りで時代やさんに行く事が出来ていたので頻繁に行く事が出来ていましたが、こちらの記事を再編集している2024年の現在では時代やさんに訪問するには遠い環境になってしまったので実家に帰省する時のついででの訪問を利用して行く事が出来ればと思っています。