夜分に失礼いたします、香澄真樹那です。 自宅をスタジオ化しての衣装撮影に関しての質問がありましたので答えさせて頂こうと思います。 まずは私の自宅で撮影用の背景を設置している場所の話になります。

 

私の自宅は間取りとしては2Kの広さのアパートですので間取りや面積としてはむしろ狭い部類です。 私も当初はこの広さで自宅をスタジオ化しての衣装撮影はどのようにしようかと悩んだ所になります。 5帖の台所に6畳の和室、4畳半の和室の間取りで4畳半の和室は寝室をして使用していますのでこちらの場所に空間を作る事は難しいです。 6畳の和室は私が作業用に使っている机と食事の時に使うこたつがありますのでこちらの場所も撮影用としては使えない物になっています。

 

ではどの場所で撮影をしているのかと言われますと、5帖の台所と6畳の和室を区切っている引き戸の所の小さな空間に背景布を吊り下げて撮影をしています。 私が住んでいる自宅アパートは築年数が長くて襖の上や引き戸の上の木製の枠の部分がありますが、以前の住人の方が釘や画鋲の穴を開けられていてその穴に100円均一の店舗で販売されている持ち手の付いた形の画鋲を差し込んで吊り下げる為のフックを作っています。 そこに楽天市場やAmazonで販売されているような背景布にこれまた100円均一の店舗で販売されている事務書類を挟むクリップを付けて、クリップのつまみの所を先程の画鋲で作ったフックに掛けての背景の空間を作っています。

 

台所ですので畳敷きではないクッションフロアの床材で全身の構図を撮影するには幅や高さの面で厳しいですが、上半身のみの構図であれば何とか撮影出来るのではと試行錯誤で撮影しているうちにある程度の物が出来るようになりました。 5帖の台所でも撮影用で使っている空間としてはその半分程度で撮影用の機材としてもiPhoneのインカメラとスマートフォン用のリングライト付きの三脚とスマートフォン用のリモコンになります。

 

台所をもっと整理したら空間としてはもっと綺麗になるのですが、私も夫も整理整頓は上手な方ではないので撮影時に背景布を吊り下げている所の周辺の物を除けて撮影をしている形です。

 

台所は撮影時には照明を付けていますがそれでも照度が足りないので撮影後にフォトショップで照度の調整をしてスタジオのような明るさにしています。 スマートフォン用のリングライト付きの三脚は楽天市場やAmazonで販売されている物で高い物は使っていないです。

 

衣装は自前の物ですが、時代行列への参加の趣味に傾倒していた時に購入した着物を主に使っていて、それ以外には楽天市場で販売されているような漢服やチャイナドレスと言った感じで安く購入出来て見栄えのする物を使っています。 撮影時にはスマートフォン用のリモコンを操作してiPhoneのシャッターを操作していると言う事で完全に私一人で作業をしている形です。 先日の話ではありますが、2024年2月28日に自前の衣装を着て自宅をスタジオ化しての衣装撮影をしましたので参考になるのかは分かりませんがその写真を掲載させて頂こうと思っています。

 

 

写真がその時の物ですが、背景布は台所と居間を仕切っている引き戸の枠の部分から背景布を吊り下げています。 スマートフォン用のリングライト付きの三脚にiPhoneを取り付けてスマートフォン用のリモコンでシャッターを押していますが、そのような形で撮影をした物をパソコンに取り込んで背景布の周辺の雑多とした部分をカットした物がこちらの写真になります。

 

雑多とした物が無く、背景布が付いているので説明が無ければ何処のスタジオで撮影した物と思われるかもしれませんが自宅の台所の狭い空間での撮影になります。 背景布は春の時期の桜の物と夏の時期の深緑の物と秋の時期の紅葉の物と3枚持っていますが、深緑の物はまだ使っていない状態になっています。 今後は冬の時期を意識した背景布を購入したいですね。

 

狭い空間での撮影ですので武家装束や甲冑と言った太刀や刀を必要とする構図の撮影では制限が出て来ますが、腰に差している物は撮影用の短刀や脇差になりますので後ろ側にぶつからないようにしています。 太刀や刀のような物は手に持つ必要がありますが撮影用の設定ですのでこのような感じで撮影をしています。

 

メイクは完全に自力でする必要がありますのでその点の技術的な面の習得が必要ですが、それさえ出来れば費用対効果の面ではとても良いだけに京都の変身店に行く事が出来ない時期にはそれで対応しています。

 

2024年2月に自宅をスタジオ化しての衣装撮影は6着分の撮影をしていますが、今後も何らかの機会で衣装を着て撮影をして行けたら良いのかなと思っています。