衣装体験の概要

体験日:2023年12月28日

時間:13時30分から15時

時代やさんの基本プランの十二単

体験料金:27500円(税込)

大垂髪追加料金:2200円(税込)

衣装の内容について

平安時代の女性の正装としての十二単姿。

小袖:濃色

袴:濃色の長袴

単:濃色

三衣:萌黄の匂い襲ね

打衣:濃色

表着:萌黄色

唐衣:蘇芳色

裳:藤色

実際に衣装を着付けられて

2023年12月28日、この日の2店舗目の衣装体験や変身体験に絡めての活動として時代やさんに訪問する事になりました。 この時には着てみたい設定の平安装束があって半年程前から時代やさんのLINEのアカウントでメッセージのやり取りをしていましたが、その衣装がようやく体験出来ると言う事で嬉しい気持ちになっていました。

 

当初の予定ではえ・まーさ舞妓館さんで舞妓の変身体験をしてから京都駅に送迎をして頂いてその後昼食を食べてから時代やさんに訪問する形でしたが、朝食の内容が豊富で腹持ちも良かった事もあって昼食を食べずに時代やさんの店舗の前にまで行く事になりました。 時代やさんの店舗に到着した時間は13時を過ぎたあたりでしたので時間になるまで嵩張る小道具だけでも先に置かせて頂こうと思って店舗に入る事にしました。

 

時代やさんの店舗に入った時には正子様とめぐみ様が出迎えられていましたが、撮影用の小道具を置かせて頂く旨を話しているとゆか様が来られて、よろしければ、今からでも体験する事が出来ますよ。 と言われてそれならと言う事でご厚意に預からせて頂く事になりました。

 

時代やさんの店舗に入って受付のある2階に上がってからはめぐみ様にこの時に体験する衣装の詳細の設定の確認がされて個人情報等を書く紙が渡されて必要事項を書き込んでから、再度、1階に降りてメイクの部屋に案内されて下着が渡されて着替える事になりました。 基本プランでの衣装体験ですのでスタジオ写真の構図の希望が聞かれる事は特に無くて8構図撮影して頂ける形になりました。

 

 

1階に降りて下着姿に着替えるとメイクが開始されて行きましたが、その際にゆか様と会話をしていると久しぶりに台湾への旅行に出掛けたいと話されていて、時代やさんのブログの良美様の記事で紹介されている台北の郊外にある関渡宮の話をしているとゆか様も興味を持たれていて行ってみたいと言う事を言われていました。

 

私が訪問をした日が平日であったのかこの時には良美様は来られていませんでしたが、主に週末に来られていると言う事を教えて頂きました。 前回、2023年3月26日に訪問をした時には日曜日であったと言う事で良美様が来られて対応して頂いたと言う記憶がありました。

 

 

メイクはゆか様にして頂く形でしたが2023年3月以来、9か月振りの対面でしたが2023年も年末の時期に入って新型コロナウイルスの影響が収まって来て海外旅行も可能になったと言う事で台湾の話をしたり、航空券の料金が安くなったら久しぶりに時代やさんのスタッフの皆様での台湾への旅行をしたいと言う話をされていました。

 

何気に時代やさんの旧ブログのAmebaブログ時代の時代やガールズツアーの台湾への旅行の記事が好きでしたので早く時代やさんのスタッフの皆様での台湾への旅行が復活されると嬉しいかなと思っています。 時代やガールズツアーの記事の新作が書かれる事があれば真っ先に見に行きたいです。

 

 

メイクは可愛い感じに仕上げて頂きましたが、衣装を着付けて頂く事になりました。 この時は中川先生が来られていた日であったと言う事で中川先生と貴之様に着付けて頂く事になりました。 中川先生の着付けの担当になったのは2022年4月以来ですので1年以上間隔が開いていますが、中川先生には顔を覚えて頂いていたと言うのが嬉しかったです。

 

今回の衣装体験の時は十二単の仕様が通常とは異なっていたからであったのか、小袿裳の衣装体験があったのかは分かりませんが衣装の設定が特殊であったと言う事で中川先生の着付けの担当になったようでした。 流石に中川先生の担当ともなると気分も引き締まって来ます。

 

 

袴の設定は先述の通りに濃色の長袴になります。 白色の小袖と濃色の小袖が着付けられてから、濃色の長袴が着付けられて長袴の裾が綺麗に整えられました。 十二単で使用出来る長袴は今回の衣装体験での濃色の長袴の他には緋色の長袴があります。 特殊な設定で白色の長袴の設定がありますが、こちらに関しては設定が特殊であると言う事でこの場での説明は割愛させて頂きます。

 

衣装を着付けられていた時に大垂髪のかつらが吊り下げられている所を見ましたが、良く見ると通常の大垂髪よりも髪の毛の長さが長いのですが、この時には通常では5500円(税込)の追加料金の設定である大垂髪のかつらが期間限定で2200円(税込)の追加料金で体験出来たと言う事でかつらを見て良美様の結髪の技術力を改めて感じさせられる事になりました。

 

 

十二単は通常では追加料金の設定での物でしたが、この時には萌黄襲ねの五衣が修繕に出されていたと言う事で追加料金の設定の十二単を通常料金でご奉仕される事になりました。 追加料金の設定の十二単は三衣を1枚ずつ着付ける形式の物でしたので着付けの技術的な面で通常の十二単の五衣とは異なっている形になっています。

 

着付けの順番としては小袖と長袴が着付けられてからは濃色の単に萌黄の匂い襲ねの三衣、濃色の打衣、萌黄色の表着が着付けられる事になりました。 唐衣の設定が蘇芳色の古式の設定の物でしたので、先に裳が着付けられてから唐衣が着付けられての物になって、最後にゆか様が大垂髪のかつらを持って来て下さってそれを付けて頂いての衣装の着付けとしては完成する事になりました。

 

衣装の組み合わせのお勧めは

 

時代やさんの十二単は通常料金の物とこちらの追加料金の設定の物がありますが、どちらもお勧めの物になります。 追加料金の設定の十二単の唐衣は藤色の物ですが、今回着付けて頂いた蘇芳色の物も色目としては合っていて良い物になっています。 唐衣はこちらの衣装体験の時に選んだ蘇芳色の物と紫色の物、濃紫色の物と赤色の物、山吹色の物と言う感じで5着存在しています。

 

蘇芳色の物に関しては髪置きの設定が異なっていてより古式の唐衣になっている絡みで、着付け方も異なっていると過去に中川先生に教えて頂きました。 通常時で選べる唐衣が5着もあると言うのが充実していて良いのかなと思いました。

 

 

お勧めなのは2020年の新作の紫色の物になります。 表着も色々な設定の物がありますが、紫色の物と相性が良いのは2020年に制作された緑色(青色)の物もありますが、2021年に制作された薄緑色の物もお勧めです。 時代やさんは近年ではほぼ毎年のように平安装束の新作が加わっていますが、新作の衣装を着用されている写真を時代やさんのインスタグラムで見ているとどれも上品な色目に仕上がっていて、この点では感性として良い物を持たれているのかなと思いました。

 

今回選んだ追加料金の設定の十二単は普段は選ばないであろう物ですので、ゆか様や正子様には普段とは雰囲気が違う感じになりましたねと言われました。 近年は時代やさんの十二単の設定が多様化されてほぼ無制限に組み合わせる事が出来るので訪問する度に楽しみな内容になっています。

メイクの設定

 

時代やさんの平安装束の衣装体験の時のメイクの設定は複数ありますが、ベースメイクの色としては白塗り、白めナチュラル、ナチュラルの3色存在しています。 ベースメイクの色の指定が無い場合は白塗りになりますが、その白塗りの中でも少女メイクや大人メイク等細かい設定の指定が可能です。 実年齢では45歳と上がって来ていますが少女メイクに嵌ってしまって特別な設定をお願いしない限りではこのメイクをお願いしているような傾向があります。

 

メイクは少女を意識した可愛らしい雰囲気を出して頂きましたが、アイシャドウでは蛍光ピンクを彷彿とさせられるような彩度の高い桃色の物が使われて発色の良さに何処のメーカーの物であるのか気になったと言うのがあります。 今回もメイクはゆか様にして頂く事になりました。

 

 

通常の大人の女性の設定のメイクではアイラインが強めに描かれますが、少女の設定ですのでアイラインも横方向には控えめにした感じに描かれました。
 
目紅の色も赤と言うよりは濃桃色でしょうか、通常の大人の女性の設定のメイクとは異なっていて可愛い雰囲気を感じさせられました。 他に特徴と言えば、口紅はローズピンク系の色が用いられました。 少女メイクは人気があるようで蛍光ピンクを彷彿させられるアイシャドウは問い合わせがある事もあるそうです。

 

中身の年齢が45歳なのに、見た目の設定は10代半ばに仕上がっていますのでこう言った設定が出来るのがメイク付きの衣装体験の世界ならでは物に感じました。 その年齢の設定ですので袴の色も濃色にしていると言っても過言ではない状態です。

小道具の設定

 

時代やさんの店舗側の小道具で自由撮影の際に貸して頂けるのは檜扇になります。 今回、最も悩んだのが小道具になります。 どうしても琵琶を持ち込みしたかったと言う事で往路の飛行機に乗った時に琵琶を預け入れの形にしていましたが、それでかなり荷物が嵩張りましたが琵琶に檜扇、神楽鈴に造花の花束と言う感じでかなり小道具の持ち込みの面で頑張りました。 

 

檜扇は時代やさんの店舗側で貸して頂ける檜扇と比較すると少し大きくなっていて板の数も多く設定されています。 造花の花束は正月を意識しての椿や牡丹や松を入れて作りましたが、流石に写真ではかなりの見栄えがしたのか持っていた甲斐のある内容になりました。

 

どうしても時代やさんに行く時には小道具を色々と持参して行くので荷物としては嵩張ってしまって良くある飛行機の機内持ち込みサイズに収まらない姿の大きな物になってしまいます。

自由撮影

 

着付けが完成するとまずはスタジオ撮影の写真であると言う事でゆか様に撮影をして頂くのですが、今回は基本プランでの対応であると言う事で8構図分の撮影をして頂く事になりました。 定番の構図である檜扇を掲げている構図や十二単の裾を引いている構図等色々な構図を撮影して頂けました。

 

基本プランの場合で特に構図に希望が無い場合は立ちでの構図の中の1構図と座りでの構図の1構図が上半身のみの構図になりますので、希望がある場合はスタッフの方に希望を出すとお勧めです。 現在では時代やさんのインスタグラムに投稿されている写真の構図を見せると対応して頂けるので便利な世の中になったのかなと思いました。

 

 

店舗側の機材での撮影がされてから、手持ちのデジカメで撮影をして頂けます。 1構図に付き、2枚から4枚撮影して頂けますが、全身の構図と上半身の構図と言う感じで撮影をして頂ける傾向があります。 スタジオ撮影はゆか様が機材を構えて撮影をして下さりますが、ストラップにキヤノンのEOSのロゴが描かれていました。 ゆか様に影響されたのか結果的に私が購入したミラーレス一眼デジカメはキヤノンのEOS R50でしたので女性のカメラマンの方に多い機種になったのかなと思いました。

 

スタジオ撮影が終わると自由撮影が開始されていって、私が持ち込んでいるコンデジをめぐみ様が操作して撮影をして下さりました。 めぐみ様が手持ちのデジカメでの撮影のアングルの希望で高めが良いのか低めが良いのかを聞かれましたが私は高めを希望しました。

 

 

実際に持ち込んだ小道具は色々とありますが、立ちでの構図は檜扇と造花の花束と神楽鈴、座りでの構図では造花の花束と琵琶を使いましたが、琵琶は玩具の琵琶とは違っていて存在感が大きくて飛行機に預け入れしてまでも持って来て良かったと実感しています。

 

自由撮影はスタジオ撮影が終了してから約10分ありますが、おひとり様の訪問でもスタッフの方にデジカメやスマートフォンを渡して撮影して頂けます。 小道具はゆか様とめぐみ様と正子様に運んで頂いて本当に至れり尽くせりの状態になっています。 このような感じで時代やさんのスタッフの方総出で色々とお世話になっています。 スタジオ撮影が8構図の撮影でそのうちの4枚の写真をアルバムとして選ぶ形になっていますが、アルバムは後日での発送の扱いになりました。

 

琵琶を持った構図は音楽アーティストの宣材写真のような雰囲気に見えてしまうのですが、私の場合は音楽アーティストでは無く風景写真のカメラマンに近い雰囲気ですが音楽アーティスト風の写真も絵になって良いです。 楽器系の小道具で言えば嵩張らない物では龍笛や神楽鈴になりますが見た目で映えるのは弦楽器系の物になっているのかなと思いました。

まとめ

 

以前に時代やさんのインスタグラムに投稿されていた組み合わせの十二単の衣装体験でしたが実際に体験をする事が出来て良かったです。 本来であるのならこちらの十二単、単から表着までの構成の物では追加料金の設定になりますが、この時は店舗側の事情で一部の衣装が修繕に出されていたと言う事で衣装に関しての追加料金はご奉仕の扱いになっていました。

 

小道具は迷いに迷って嵩張る形ではありましたが琵琶を持参して良かったです。 飛行機での移動の場合は琵琶は預け入れの形になりますので時間的な負担が掛かりますがそれでも持参した甲斐がありました。

 

スタジオ写真は後日に郵送されましたが、仕上がりの良さが流石は時代やさんでの物であるかなと満足の行く内容になりました。 どのような設定であってもやはり平安装束の衣装体験は良いですね。

 

近年では京都に行く機会が限られて来て時代やさんに行く機会もそれと共に少なくなっていますが、少ない訪問回数で満足の行く衣装体験をしたいだけに一度の訪問で複数着の衣装体験をしたり、衣装の設定でリクエストを出す事も増えていますが、それに毎回のように応えて頂けると言う事で今後もお金と時間が許される限り訪問をしたいです。

 

時代やさんでは来年、2024年のNHK大河ドラマである「光る君へ」を意識されてのキャンペーンを2024年にも計画されるようですが、実際に計画されて来た時にはどのような衣装が用意されるのかとても楽しみになっています。 来年のNHK大河ドラマが平安時代の題材になると言う事で平安装束の衣装体験の希望者が増えていますがその影響で久しぶりともなる平安装束衣装体験ブームが起こると嬉しい限りであったりします。