変身体験の概要
体験日:2023年12月27日
時間:13時30分から16時30分
芸・舞妓の御部屋さんの舞妓変身かにかくにコース
体験料金:23000円(税込)
衣装追加料金:3000円(税込)
下着類レンタル料金:1000円(税込)
変身の内容について
半かつらでの舞妓姿。
着物:黒色
帯:桜色
髪型:おふく(半かつら)
簪:松竹梅
実際に衣装を着付けられて
2023年12月27日、2023年12月の京都府への旅行での1日目の変身体験として11年振りに芸・舞妓の御部屋さん(旧・ペンション祇園さん)に訪問をして舞妓の変身体験をしてまいりました。
本来は13時からの訪問でしたが、往路の飛行機が45分遅延して昼食の時間も30分遅れたと言う事で、芸・舞妓の御部屋さんでの舞妓の変身体験の開始時間も30分遅れる事になりました。 遅れる旨に関しては伊丹空港に到着した時に電話をしましたが快く対応して頂いてこの点では有難い状態になっています。
店舗の場所は以前のペンションから移転されていて1階にディティール美容室さんが入居されている草園ビルの4階にあります。 草園ビルに行ってエレベーターに乗って4階まで移動してその奥に芸・舞妓の御部屋さんの店舗がありましたのでその扉を開けて店舗に入る事になりました。
芸・舞妓の御部屋さんはグーグルマップの掲載がありませんが、同じ草園ビルの1階にあるディティール美容室さんはグーグルマップにも掲載されていますので訪問される場合はそれを参考にして行かれるとお勧めになります。
店舗の中に入ると由利香様とスタッフの方が出て来られて小型のスーツケースを店舗の和室スタジオに置かせて頂いてから、まずはと言う事で舞妓の髪型や簪の月の設定の確認がされてから、顔を洗って下着姿に着替えてからメイクが開始されて行く形になりました。 下着は和装用のスリップでも良いのですが余り良く分からなかったと言う事で足袋のみ持参して借りる事にしました。
こちらの店舗の場合は用意される着物は全て本職仕様の着物になっています。 着物に関しての希望は予約時に連絡しての物になりますが、特に希望を言っていなかったと言う事で基本料金の物と3000円の追加料金の物の2枚の着物を用意して頂きました。 正月舞妓の意識しての物であると言う事で基本料金の着物も追加料金の設定の着物も黒色の物でしたが、着物を見ていて明らかに追加料金の設定の着物の方が柄が美しい物でしたのでそちらを選ばせて頂く事にしました。
メイクに関しては後述で書きますが、芸・舞妓の御部屋さんでの舞妓変身は今回が2回目ですが、ほぼ無限大になっている枚数の着物が存在していると言う事もあって魅力的に感じる着物がいくらでも出て来るとは思うのですが、こちらの店舗の場合は何度も通い詰めて訪問して色々な着物を着る形になるのかなと感じました。
帯は由利香様が用意して頂いていたのですが、桜色の織柄の帯でしたがとても状態の良い物になっていて、如何にも変身舞妓と言うような金襴帯とは違うしっかりとした織柄の帯になっています。 帯は状態が良い物であったのか何度も使われた感じの物では無くてしっかりとした生地の物が用意されました。
メイクが終わると簪と着物を選ぶのですがそれが終わると着付けが開始されて行きます。 着付けは由利香様とスタッフの方の2名で着付けられる形になりますが、慣れた手付きであるのか着物の補正具を殆ど使わずに着付けられて行きました。
刺繍襟はおふくの髪型を結う年齢の設定の舞妓であると言う事で白色の刺繍がしっかりと施された襟をが着付けられました。 この刺繍襟も本職仕様の物で銀色に輝いている部分はプラチナの糸で縫われていると言われました。 舞妓が生きている芸術品であると言われる事がありますがまさにそれを物語っているのかなと感じさせられました。
髪型の設定がおふくの物になっていますが、簪の勝山の部分も櫛の設定であると言う襟変えの近い時期の舞妓の設定になっています。 帯揚げは結んで帯に入れ込まれている着付けになっていますが、近年では20歳以上の舞妓である、飲酒が出来る舞妓であると言う事で20歳以上の舞妓の証として帯揚げを結んで帯に入れ込む事になっていると言われました。
現在では帯揚げを帯板に入れて結んでいる舞妓が19歳以下の舞妓になっていて、それで20歳以上の舞妓とそうでは無い舞妓である事が分かるようにされているとの事でした。 舞妓の変身体験の場合では飲酒の席に行く事はありませんので19歳以下の設定の舞妓の着付けにして頂く事も可能ですが、本職の舞妓の方はそれで年齢の区別をされるようになったと言うのが今時になっているのかなと思いました。
芸・舞妓の御部屋さんの着物は実際に着付けて頂けると正絹の着物であるのかずっしりと重くて重厚感のある物になっています。 本職仕様の着物ですので着物の織や生地の質がしっかりとされているのかなと言う印象がありました。
かつらが襟足の部分も自然に馴染んでいますが、由利香様は結髪の技術もあるのかこの点の技術の面では慣れておられるのかなと言うのが感じさせられました。 良く考えると芸・舞妓の御部屋さんでの舞妓の変身体験はこれで2回目になりますが、1回目の2012年2月の時も奴島田の髪型の半かつらで今回ではおふくの髪型の半かつらでしたので、割れしのぶの髪型の設定では体験していない形になっています。 次回、訪問する機会があれば、割れしのぶの半かつらを希望して体験するのも良いのかなと思いました。
着付けが終わると簪が付けられておふくの髪型の舞妓の姿としては完成になりますが、簪は正月の時期を意識して1月の設定の松竹梅の物を選びました。 1月の設定の物としては細かい仕様の異なる松竹梅の簪がありましたが松竹梅の簪に関しては基本的にはぶらの付いていない物になっていると言う事になっていました。 店舗によっては松竹梅の簪にぶらが付いている形状の物もありますが、本職仕様の場合では松竹梅の簪に関してはぶらを付けないと言われています。
着付けが終わると和室スタジオの中でも撮影を頂く事になりましたが、和室スタジオは本当に舞妓の置き屋のような雰囲気がしていて本職の舞妓の方が出入りするような雰囲気の物になっていました。 個人的には昔のペンションの2軒隣にあった本物の置き屋を利用した場所での撮影の方が雰囲気出ていたのかなと思わせられました。
メイクの設定
顔を洗ってトイレを済ませてから対面式の和化粧でメイクをして頂く事になりました。 本格的な対面式の和化粧のメイクは少ないですが意外にもメイクの時間としては短時間で仕上げられて行きました。
白塗りは歌舞伎油が引かれての物でしたが、アイシャドウやアイライナー、眉毛も手早く描いて頂いてこの点では写真映えのメイクと言うよりは本物の舞妓の置き屋でのメイクの技術が伝わっているにかなと言うのが感じさせられました。 この時にはスタッフの方にメイクをして頂いたのですが手早く仕上げられた割にはしっかりとしたメイクになっていました。
店舗によっては眉毛が描かれる時に眉毛の流れを固めるようなメイクをされる所がありますが、こちらの芸・舞妓の御部屋さんの場合では眉毛の毛流れの固定はされずに眉毛を描いて頂く事になりました。
舞妓のメイクでも店舗によっては眉毛の太さ等ではその時のメイクの流行がある程度反映されますが、こちらの店舗の場合では細めの眉毛が描かれました。 細めの眉毛は2000年代から2010年代初頭に流行した物ですが、この点では今時の太めの眉毛にある程度合わせてのメイクをして頂きたかったのかなと感じました。
メイクが仕上がると半かつらが付けられますが、こちらの店舗の場合ではかつらの馴染みが良かったです。 半かつらの鬢に合わせる為に鬢漬け油が付けられますが、こちらの店舗の場合では鬢漬け油の量は少量の設定になっています。 半かつらの鬢の広がり方は派手過ぎず地味過ぎずで良い意味で平均的な物になっている感じがありました。
半かつらを付けて頂いてから着付けをして頂いて最後に簪が付けられて完成になります。 2023年12月に体験をしたと言う事でこの時の私の年齢はと言われると45歳でありますが、何時でも舞妓の変身体験の卒業が出来る為にもと言う事で正月を意識した舞妓の変身体験をしようと思っての行動になりました。
この時の舞妓の変身体験の回数は57回目でしたが、60回の節目の時期になったら卒業をしようと思って卒業する前に正月の時期の設定の舞妓の変身体験をしたかったですがそれが叶ってこの点では収穫がありました。
小道具の設定
小道具は店舗側で用意されている物は少なく、身振りをしながらの構図で撮影して頂く事が多いのですが、私が荷物として持参していた琵琶のキャリングケースを見て琵琶の存在に気が付かれて、それを使って撮影されてみてはどうでしょうかと由利香様に言われて小道具として琵琶を使わせて頂く事にしました。
他にも龍笛や舞扇を持参していたと言う事でそう言った小道具を見せていたらもっと色々な構図を取る事が出来ていたのかなと思うと積極的に小道具類は予め分かりやすい位置に出した方が良いのかなと感じさせられました。
芸・舞妓の御部屋さんへの訪問の回数は2回目であると言う事で撮影の内容も余り分からないだけに小道具類の持ち込みもどうすれば良いのかは分かりませんでしたが、私が持っている琵琶は民族楽器系の店舗の通販サイトで購入した物になります。 元々はと言われると平安装束や漢服の衣装体験の小道具としての物としての設定でありました。
舞妓の変身体験の場合はこのような嵩張る系の小道具を使う事は少ないのですが、舞妓の変身体験の場合では龍笛や舞扇と言った嵩張らない系の小道具を複数持参するのが良いのかなと思わせられました。 今思えばですが、和室スタジオでの撮影の時には由利香様に小道具をいくつか見せていた方が良かったのかもしれません。
自由撮影
最初に店舗側の機材で由利香様に撮影をして頂きましたが、その時の構図の写真も手持ちのデジカメでスタッフの方にも撮影して頂きました。 その時に気が付いていたら良かったのですが、デジカメのISOの設定や連写の設定がされてしまってそれを直したのが後日になりましたので撮影前に確認をした方が良いのかなと思った事は反省点になったのかなと思わせられました。
カメラの設定で誤った設定をする事を考慮するとスマートフォンの方が良いのかもしれません。 和室スタジオの広さはこじんまりとしていますが、背景の設えとしては基本的な物では十分な物がありましたのでこの点では良い物になっている印象がありました。
スタジオ撮影が終わると自由撮影が開始されていって、私が持ち込んでいる高級コンデジをスタッフの方が操作して撮影をして下さりました。 実際に持ち込んだ小道具は色々とありますが、立ちでの構図は特に小道具を使わずで、座りでの構図では琵琶を使いましたが、琵琶は玩具の琵琶とは違っていて存在感が大きくて飛行機に預け入れしてまでも持って来て良かったかなと感じさせられました。
でもこの時の変身体験としては琵琶よりも龍笛や舞扇を使った方が自然な感じになったのではと思わせられました。 舞妓の変身体験であると言う事を考慮すると毬も小道具としては良いのかなと感じさせられます。
自由撮影はスタジオ撮影が終了してから約10分ありますが、おひとり様の訪問でもスタッフの方にデジカメやスマートフォンを渡して撮影して頂けます。 小道具はスタッフの方に運んで頂きましたが2回しか訪問していない店舗であったと言う事でスタッフの方に無理な事を言うのもどうかと思って由利香様に気が付かれた琵琶のみを持って来て頂いていましたが小道具に関しては分かりやすいように使いたい物を予め出して置いた方が良いのかなと思わせられました。
自由撮影では座りの構図も琵琶を使いましたが、琵琶を持っての構図は舞妓と言うよりは音楽アーティストの宣材写真のような雰囲気に仕上がってしまいました。 このような感じで芸・舞妓の御部屋さんのスタッフの方総出で色々とお世話になりました。 スタジオ撮影が1枚でしたのでスタジオ写真は台紙に入れられて渡される形になりました。
まとめ
2012年2月以来11年振りの訪問でしたが、由利香様には顔を覚えて頂いていたと言う事で着物や帯の設定も変えて頂いての舞妓の変身体験をする事が出来て良かったです。 こちらの店舗が舞妓の変身体験の元祖の店舗であると言う事で流石はと言わんばかりの本職仕様の着物を用意して頂けました。
芸・舞妓の御部屋さんの和室スタジオでの撮影が終了すると祇をんかにかくにでの撮影に出掛ける為に由利香様とスタッフの方に案内されて草園ビルのエレベーターを降りて祇園の街並みを歩いて行く事になりました。 祇園の街並みでも写真を撮影して頂きましたが写真の枚数が増えて来たと言うのがありますので、祇園の街並みでの撮影の写真は別の記事にて掲載させて頂こうと思います。
芸・舞妓の御部屋さんでの舞妓の変身体験の場合は基本的には手持ちのデジカメやスマートフォンでの撮影になる為に手持ちの機材の画質に依存されてしまいます。 芸・舞妓の御部屋さんの和室スタジオは照明の照度の面では暗めの為に、おひとり様での訪問でデジカメを持参される場合は露出やホワイトバランスの設定をオートにされる事をお勧めします。
祇園の街並みでの撮影はプロカメラマンによる撮影の場合は婚礼写真や記念写真のみ可能でしかも事前申請で午前中のみになっていますが、一般の方が短時間でスナップ写真を撮影する程度であればその限りではないようで、芸・舞妓の御部屋さんの場合は祇園の街並みでの撮影は短時間ではありますが可能になっていてそのご厚意に甘えさせて頂きました。 芸・舞妓の御部屋さんの店舗から祇をんかにかくにの店舗に移動するまでの15分程度の時間ではありますが祇園の街並みで撮影をして頂く事になりました。