こんばんは、香澄真樹那です。 放送日から2日経過していますが本日、2024年1月9日に2024年のNHK大河ドラマの「光る君へ」の第1話を見る事になりました。 私の周囲のブログやSNS繋がりの方は既に多くの方が見られているのですが改めて感想を書いて行きたいと思います。

 

前評判的にはとても楽しみにしていて、昨年、2023年の時点では早く2024年が始まりますようにと思っていた形ですが、実際に見ていると良くも悪くもNHKの作品であると言うのが伝わって来た形なのかなと思いました。

 

番宣の時点で平安時代の大河ドラマなのに返り血を浴びているのが気になったのですが、主人公であるまひろの母親のちやはが道長の兄である道兼に斬殺される場面であったのですね。

 

その当時の平均寿命が短くて劇中ではちやはと言う名前で登場しているまひろの母親は何歳で亡くなったとか死因も不明ですが、早くに亡くなるのであれば自然な描写である病死の設定にしていたら平安時代らしさが伝わったのではと感じさせられました。

 

まひろの母親のちやはの袿姿も下級貴族の設定であると言う事で切袴が採用されていましたがこの点はどうなのかなとも思う所になりますね。 台詞回しが軽めになっている所に関しては2022年のNHK大河ドラマである「鎌倉殿の13人」とそこまで変わりが無いのでこの点では私の考えでは許容範囲であったのかなと思わせられます。

 

NHKの場合は独自で衣裳部があるのでこの点が良くも悪くも出て来たのではと思いました。 2012年のNHK大河ドラマである「平清盛」でも見られた表現でしたが、女性貴族の持具である檜扇が房紐の派手な室町時代以降の設定の物が使われていて、この点では衣裳部の時代考証の甘さが出ているのかなと思いました。

 

民間の映画会社の場合は井筒企画であったり高津商会であったりと時代衣装に関しての専門的な業者が携わるのでそう言った業者の意向が出るので、平安時代に良く使われている房紐の地味な檜扇も出ていたのかなと思いましたが、この点では良くも悪くも独自で衣裳部のあるNHKの作品であると言うのが伝わって来ました。

 

上級貴族側の場面では道長や道兼や詮子と言った人物が登場していて詮子の入内の場面では華やかや十二単姿が描かれていて、そう言った場面に関しては現在ではNHKにしか作る財力が無いだけに設えから何から何までかなり頑張ったのかなとも思いましたが、檜扇が平安時代のそのままの設定では無かったのが映像で映える事を意識しての物なのかNHKの衣裳部の方が至らなかったのかと言うのかどちらなのかと感じさせられました。

 

 

NHK大河ドラマの時代設定が平安時代であると言う事で十二単姿の写真を掲載しますが、こちらの写真は撮影用に房紐が派手になっている檜扇を使っていますが、平安時代その物を再現しようともなれば房紐の地味な檜扇を使っても良かったのかなと感じさせられましたね。 そう言った檜扇も1本所持していますが、久し振りにその檜扇を使っての撮影をしてみようかなと思っていたりもします。

 

こちらの写真を撮影したのは2023年12月の京都府への旅行で時代やさんに訪問をした時でしたが、時代やさんへの次回の訪問は2024年5月を予定していますが、その時にはどのような衣装体験をするのかは現時点ではまだ未定の状態です。

 

2023年の秋のキャンペーンであった涼風の舞姫をリクエストするか、それとも2024年の春のキャンペーンの内容が決まってからの判断になりますでしょうか。 どちらの場合であっても基本的には平安装束系の衣装体験でと考えています。

 

涼風の舞姫をリクエストするのであれば衣装の設定に合わせて蝙蝠扇を持参しますが、蝙蝠扇であるのなら購入を検討をしながらも数年の月日が経っているだけに時期的に間に合うのであれば、久し振りに時代衣装や小道具に絡めての補強と言う事でそう言った物の購入が出来たら良いのかなと思っています。