夏季休暇の時期の旅行としてはほぼ隔年で北海道への旅行に出掛けていましたが、昨年、2022年の夏季休暇では資金的な面で北海道への旅行に出掛けられなかったと言う事で今年、2023年に満を持して北海道への旅行に出掛けようと思って資金を貯める事になりました。 日程的には3泊4日の内容になりましたが、オプショナルツアーとしては登別地獄谷や地球岬と言った観光スポットを巡る内容の物を選んで普段、公共交通機関のみでは巡る事が出来ないような場所にも出掛ける物になりましたので今回の旅行では久し振りに観光を重視した内容の物で旅程を組む事にしました。

 

3泊4日での久し振りに規模の大きな旅行になりましたがその行程の一つとして北海道開拓の村の中にある旧武井商店酒造部を見物したと言う事でその事を書かせて頂こうと思います。 今回の旅行は夫との旅行ですが、レンタカー無しでの旅行ですので参考になればと言う思いがあります。

 

前回の記事はこちらになります。

 

 

観光スポットの概要

スポット名:北海道開拓の村

訪問日:2023年8月14日

時間:10:15→12:30

入場料金:800円(不課税)

 

北海道開拓の村の中に入って順番に建物の撮影をしていましたが、一部の建物では内部に入る事が出来ると言う事でこれからしばらくの間は建物と建物の内部を合わせて紹介したいと思います。

 

今回の記事で紹介する建物は旧武井商店酒造部になりますが、他にも建物の内部に入って撮影する事が可能な物もありますので、私が実際に建物の中に入って撮影した場所を紹介させて頂きます。

 

 

市街地群の所を入口に向かって引き返していましたが、その道の途中に旧武井商店酒造部の建物がありました。 こちらの建物は明治時代に作られて、戦時中まで営業されていた物になっています。 酒造業が終了されてからは建物が保存されて、こちらの北海道開拓の村に移築されて現在に至っている形になっています。

 

 

旧武井商店酒造部の入口の帳場の所になります。 店舗の名前が書かれている羽織と調度品が置かれていて雰囲気のある作りになっています。 これだけの規模の建物が必要以上の物が加えられていない状態で移築されていると言うのは貴重な物になっているのかなと思わせられます。

 

 

旧武井商店酒造部が酒造業であると言う事で酒造りに関係している展示品が置かれています。 日本酒の製造に必要な物が至る所に置かれていますが、取っ手の付いている枡や米を入れる容器や出来上がった酒を入れる容器等色々な展示品があって見ていて為になる物に感じました。

 

 

旧武井商店酒造部の茶の間になります。 この場で酒類の取引がされていたのかなと考えさせられますが、流石は造り酒屋の一室であるのか茶の間としてはかなり広い物になっているのかなと感じさせられました。 こちらの建物が明治時代の造り酒屋であると言う事を説明していなければ旅館か何かに見えて来ますね。

 

 

旧武井商店酒造部の居間になります。こちらの部屋は板敷の床ですが手入れが行き届いていて床面に艶が入っていて見ていて良い物に感じました。 寒冷地仕様の居間であるのか囲炉裏が付いていてその場に料理を置いたり暖を取る事が出来るようになっています。

 

 

旧武井商店酒造部の居間を別の方向から撮影した物になります。 当時の座卓の大きさが実物を見て分かって来ますが、建物や居間の広さに対して意外にも座卓は小さなものになっています。 食事の和膳が置かれている状態になっていますが、当時の食事の様子も見られてこの点では良かったです。

 

 

居間の展示を見てからは再度土間の展示を見る事になりました。 酒造りに関しての展示が色々とされていますが、こちらの展示は米を洗う洗米の作業に関しての展示がされています。 米を研ぐ作業でも色々と工程があると言うのが一般家庭のご飯を炊く作業とは違っているのかなと感じさせられました。

 

 

これらの道具が米を研ぐ作業で使われているのですが本当に色々な作業工程があるのかなと思わせられましたね。 酒造りでの物ですので米の量も一般家庭が使う量とは異なりますし、作業も複雑になっているのかなと言うのが伝わって来ます。

 

 

米に携わる作業でもこれだけの道具が使われますので、作業工程が色々とあると言うのが感じさせられます。 大量の米を均すのに櫂のような形の道具が使われるでしょうか。 個人的には草鞋のような道具も気になりますが、米に携わる作業でどのような工程で使われるのかが気になります。

 

 

こちらの展示は酒造りの蒸す工程の展示になっているようですね。 時間的な都合上、手早く撮影しましたので詳細の説明版の撮影が出来ていない状態で具体的にどの作業の時を意識されての展示であるのかは失念してしまいましたが、寒冷地での酒造りの製造の場面であると言うのは見ていて伝わって来ます。

 

 

こちらの道具は米を蒸す為の釜になっているようです。 蒸れ具合を確認して蒸し取りの作業をされる段階の物ですが、日本酒の製造は作業工程が他の種類の酒と比べて複雑ですので、酒造りの杜氏の方の技術が必要になって来る物になっています。

 

 

こちらも洗米や米を研いだりする為の道具でしょうか、それとも酒造りでの他の作業工程での道具でしょうか。 手桶のような物が数多く置かれていますが、こう言った物が天然の木材の物と言うのが日本酒の製造の道具ならではに感じさせられます。

 

 

こちらの酒造りの道具は桶休めと呼ばれている桶を置く棚になっています。 桶も適度に保管しなければ木の部分が傷むからでしょうか。 この点では現在のように樹脂素材や合成素材ではない木材と言う天然素材ならではの物のような感じがします。

 

 

こちらの展示物でようやく酒造りで醸造をする段階の物になっているようです。 米を研いで蒸してと作業工程が進んで行きますが、実際に日本酒として完成して飲めるようになるまでで色々な段階を踏んでの物になるのかなと思いました。

 

 

このような感じで醸造用の木桶が展示されているのを見て一通り撮影してからはこちらの旧武井商店酒造部の建物を後にする事になりました。 最後の最後には試飲出来る直前の段階の展示まで見る事が出来ました。 造り酒屋の展示でしたが、色々と内容の濃い物になっていて見ていて色々と為になるような物になったのではと思っています。

 

北海道開拓の村はすぐに全ての建物を廻る事が出来る規模かなと思っていましたが、想像していたよりもかなり広いです。 そして一部の建物は内部に入って撮影する事が出来ます。 建物の内部に入るとさらに撮影する物が増えていてこの点では涼しい季節であれば色々と廻って楽しむ事が出来ていたのかなと思いました。

 

建物や建物の内部を紹介していますがこれだけ色々巡ったのに全体の敷地としては半分廻ったかどうかと言う感じの物になっています、そろそろ体力的に疲れて来たのか貴重品を入れているショルダーバッグをぶら下げていて背中が痛くなって来たので北海道開拓の村の入口に向かって戻る事にしました。

 

北海道開拓の村の建物の内部も含めての紹介はもう少し続きますが、次回の記事ではまた違う建物を紹介させて頂きたいと思っています。

 

次回の記事はこちらになります。