衣装体験の概要

体験日:2013年8月7日

時間:13時から14時30分

衣紋道雅ゆきさんのかぐや姫プランの十二単

体験料金:15750円(税込)

ウィッグ追加料金:1080円(税込)

キャンペーンでの割引:4725円

衣装の内容について

平安時代の女性の正装としての十二単姿。

小袖:白色

袴:緋色の長袴

単:青色

三衣:赤色、濃色、薄紫色(襲色目名不明)

打衣:紫色

表着:縹色

唐衣:白色

裳:白色

実際に衣装を着付けられて

2013年8月7日、衣紋道雅ゆきさんに初めて訪問しましたが、その時に体験した平安装束はその当時の新作の十二単を選びました。 最初に店舗の中に入ると白小袖に袴姿のスタッフの方に出迎えて頂きました。 そして席に案内されて十二単の見本のアルバムを見せて頂いてどの十二単を着用するのかを決めます。 十二単の見本のアルバムには色々なプランの衣装がモデルの方に着付けられている状態の写真が掲載されていて、そのうちのかぐや姫プランの十二単から選ぶ事になりました。
 
こちらの十二単は2013年8月当時の衣紋道雅ゆきさんの通常の十二単の衣装体験のプランであるかぐや姫プランでの新作の十二単になりますが、色目や色合わせの面で珍しい物でしたのでその十二単に一目惚れする形で衣装体験をする事になりました。 縹色の表着にしても白色の唐衣にしても珍しい組み合わせになっています。

 

 

最初にメイクの案内をして頂いて古代メイクと呼ばれるメイクをして頂いてからは白色の小袖が着付けられてから前衣紋者と後衣紋者の2名のスタッフの方が挨拶されて着付けが開始していく事になりました。

 

衣紋道雅ゆきさんの十二単は通常のかぐや姫プランの十二単では五衣が三衣として省略されている物になっていて、三衣も襟元のみに色が付けられている物になっています。 雅ゆきさんの十二単は物によって製作元の装束店が変わるようですがこちらのかぐや姫プランの十二単はどちらの店舗の作品であるのかは分からない状態になっています。

 

 

緋色の長袴が着付けられてからは単が着付けられる事になりましたが、単の緑色も珍しい色目の物になっています。 単が着付けられてからは三衣が着付けられましたが三衣も珍しい色の組み合わせになっていて、赤色と濃色と薄紫色の組み合わせになっています。

 

他の店舗では余り見掛けられない組み合わせの物ではありましたが上品な質感がありました。 良く見られるような萌黄色の単に紅梅の匂い襲ねの五衣を重ねるような襲ね色目とはかなり異なる物になっていて襲ね色目を見ていて興味深く感じる事になりました。

 

 

三衣としては襟元のみに色が付いている赤色、濃色、薄紫色の組み合わせの三衣になっています。 襟元のみに色が付けられている三衣は珍しいですが何処の装束店の作品であるのかまでは分からない物になっています。

 

衣紋者の方が言われるには「葵祭」の斎王代役の方は時期的に暑い為に近年では五衣を三衣に略しての祭事への参加になる事があって体験用の十二単でも三衣の形で用意されている店舗や学術施設は一定数存在しているとの事でした。 打衣としては紫色の物がその後、縹色の表着が着付けられて、白色の唐衣が着付けられて裳が着付けられて十二単姿としては完成する事になりました。

 

 

唐衣と表着は白色と縹色ですので落ち着いた色目になっていますが、三衣の色が落ち着いた色目の物であると言う事で大人っぽい雰囲気の出ている物になっています。 普段から派手な色の衣装は余り着ないのですがこの時の十二単の組み合わせとしても適度に落ち着きのある組み合わせの物になりました。 こちらの衣紋道雅ゆきさんも時代やさんとは別の色の設定の十二単が色々とありますが、店舗を変えると背景の設えも変わって来て雰囲気も変わるのかなと感じました。

 

 

希望していた物としては縹色の表着がありましたが縹色の表着の存在感が強くて、他所の店舗では見られないような雰囲気の物になっていて見本のモデルの写真を見せて頂いた時にその組み合わせの衣装を選んで良かったと改めて感じました。 青色の単に赤色と濃色と薄紫色の三衣、紫色の打衣に縹色の表着、白色の唐衣に赤色の襟と色々な色が重なり合っていますが、落ち着いた感じの色目の中にも決して地味ではなく上品に纏まるような雰囲気に仕上がっていて良かったです。

 

 

かつらは簡易かつらと呼ばれるウィッグを選びましたが、鬢削ぎも付けて頂きました。 鬢削ぎはあると顔の締まりが良く見えるだけに追加される事をお勧めします。 こちらの記事を再編集している2023年の現在ではウィッグの仕様も微妙に変更されていますが、基本的には鬢削ぎの付いていない後ろで結われている形式の垂髪のウィッグに鬢削ぎを付けて頂く形式になっているようです。 着付けの仕上げとしては衣紋が整えられて最後に檜扇が渡されての完成になりました。 檜扇は房紐の地味な平安時代式の物が用意されましたが後年になってどの店舗で用意されたのかを知りましたが、この時には落ち着いた雰囲気の檜扇が用意されたのかなと思いました。

衣装の組み合わせのお勧めは

 

衣紋道雅ゆきさんでの十二単の衣装体験の場合はかぐや姫プラン、かぐや姫プランワンランクアッププラン、ロイヤルプランと複数の種類の十二単がありますが、かぐや姫プランの十二単でも基本的な物としては揃えられています。 かぐや姫プランの十二単の場合は唐衣と三衣と表着の仕様の違いで数種類の組み合わせがありますが、衣紋道雅ゆきを初めて訪問される方は見本のモデルの写真に掲載されている物と同じ設定の物を選ばれる事をお勧めします。

 

 

唐衣も表着も複数の種類から組み合わされていますがこちらは好みで選ばれると良いと思います。 かぐや姫プランの十二単はどの装束店の作品であるのかは分かりませんでしたが、他所の衣装体験の店舗では見られない物になっていますので珍しい色の組み合わせの十二単に出会う事も可能です。 余談ですが、かぐや姫プランワンランクアップの十二単は一般層の顧客が多数おられる某有名装束店さんに別件の用事で行った時にそちらの店舗の店長の方に衣紋道雅ゆきさんにも作品を提供されていると言う話を聞いてそれで使われている事を知った形になります。

メイクの設定

 

メイクは2013年の当時にはプラン内の料金に含まれていた古代メイクをして頂きました。 口紅は控えめにされて、眉毛も控えめの物が描かれますがこの点は個人の好みの問題でしょうか、地味目のメイクに仕上がられますが時代やさんのような舞台系の派手なメイクに慣れている方が見たら地味に思われるかもしれません。 こちらの記事を再編集している2023年の現在では古代メイクはプランには含まれていないので白塗りメイクにこだわりがない場合では自力でメイクをされるのも良いと思います。

 

 

簡易かつらと呼ばれるウィッグは複数の種類の物が存在していると言う事が分かりましたが、この時に選んだウィッグは2013年8月の当時から存在していてその後ウィッグうが新調されてからもほぼ形が変わらずに、2023年の時点でも同じ仕様の物が存在しています。 こちらのウィッグは後で結われている形の物になっていますが、鬢削ぎを追加する事でお姫様のような雰囲気も出せるようになっています。 ウィッグは細かい仕様の違いで前髪のある物や前髪の無い物がありますが、こちらは前髪の無い物になっています。

小道具の設定

 

小道具としては持具である檜扇を使わせて頂きました。 小道具は史実とかけ離れていない物であれば持参は可能ですが、この当時はその事を知らなかったので特に小道具類の持参はしませんでした。 檜扇は平安時代を意識してなのか房の飾りの無い物が用意されました。 房の飾りの地味な檜扇は他所の店舗では時代やさんがありますが撮影をして頂いていると意外と地味にならない所が良かったです。

 

こちらの記事を再編集している2023年の現在では小道具の持参は1個に付き2200円(税込)掛かるので小道具を持ち込む際には厳選して持参する必要があります。 檜扇は貸して頂けるので持参するとなれば檜扇以外の小道具でしょうか。 写真映えがして且つ構図を作るのに使いやすい小道具を持参するのが良いと思います。

自由撮影

 

着付けが完成すると手持ちのデジカメで衣紋者のスタッフの方に撮影して頂けます。 最初は立ちでの構図を檜扇の構え方を変えながら15枚程度撮影して頂いてから座りでの構図での撮影も10枚程度撮影して頂く事になりました。 衣紋道雅ゆきさんの場合は自由撮影の時間は10分ありますが、2015年の下半期から数年間はこのサービスが休止されていましたが、後に復活されたと言う事で、こちらの記事を再編集している2023年の現在ではスマートフォンであるのなら10分の限られた時間ではありますが撮影をして頂けるようになっています。

 

 

十二単姿ではありますが平安時代の姫君を意識された感じで本当に華やか且つ上品な見た目に仕上がっているので実際にデジカメで確認をすると良い写真が撮影出来ていてこの点では良かったです。 予算的に余裕があればカメラマンのスタッフの撮影のROMを購入した方が良かったのかなと思わせられました。 撮影の時には色々と構図を作っての撮影がされましたので満足の行く衣装体験の内容になりましたが、衣紋道雅ゆきさんの場合は背景が無地のスクリーンではない襖の背景で几帳が置かれていたりの空間でしたので背景の面では寂しさを感じる物では無かったのが嬉しいです。

 

 

写真の構図を変えると言う意味でも何らかの小道具を持参していた方が良かったですね。 本当に造花系の小道具でも持参していたら良かったのにと思うとその点が惜しかった事でもあり次回の訪問時の課題を残す事になりました。

 

立ちでの構図でも座りでの構図もそれなりに撮影して頂いて撮れ高としては約25枚ですが満足の行く衣装体験になりました。 衣装の良さが良い意味で京都品質の物であるのかなと感じさせられた内容になっています。

まとめ

 

衣紋道雅ゆきさんでの十二単の衣装体験と言う意味では初めての物になりましたが、充実した時間を過ごさせて頂く事になりました。 2013年の当時では自由撮影があったと言う事でおひとり様での訪問の場合は基本的にはスタッフの方の撮影になるだけに写真の完成度としてはデジカメの画質に依存されての物になっているのではと思っています。

 

撮影して頂いて色々な構図での写真を残す事が出来ました。 檜扇を持っている構図ではありましたが、檜扇の構え方の違い等で色々な向きから撮影をして頂いたり立ちでの構図や座りでの構図も撮影して頂いたりで撮れ高としてはそれなりの物を得られる事が出来ました。

 

近年では自由撮影も復活されたと言う事でスマートフォンであるのならスタッフの方に撮影して頂く事も可能になって来たようです。 衣紋道雅ゆきさんのかぐや姫プランの十二単の衣装体験ですが後年になって仕様が微妙に変更されていて白色の唐衣はかぐや姫プランワンランクアップで使われるようになりましたが、2013年の当時では通常のかぐや姫プランで選ぶ事が出来ていましたのでこの点では収穫のある物になりました。