衣装体験の概要

体験日:2014年1月23日

時間:12時30分から14時

時代やさんの十二単キャンペーン

体験料金:8400円(税込)

大垂髪追加料金:2100円(税込)

写真追加費用:1050円(税込)

衣装の内容について

平安時代の女性の正装としての十二単姿。

小袖:白色

袴:濃色の長袴

単:濃色

三衣:萌黄の匂い襲ね

打衣:濃色

表着:萌黄色

唐衣:藤色

裳:藤色

実際に衣装を着付けられて

2014年1月23日、時代やさんにて十二単キャンペーンが開催されていましたので十二単の衣装体験をする事になりました。 この時は2014年の正月キャンペーンとしての企画で行われた関係もあって、通常の十二単プランでは使用されない十二単が用意される事になりました。
 
十二単の色目は藤色の唐衣に萌黄色の表着、濃色の打衣に萌黄の匂い襲ねの三衣、濃色の単と濃色の長袴が組み合わされていますが井筒企画の作品の十二単になります。 時代やさんでは追加料金で衣装体験をする事が出来る十二単ではありますが、この時はキャンペーンの料金の設定でその十二単の衣装体験をする事が出来ました。

 

 

この時のキャンペーンでは体験料金が歴代の時代やさんの十二単キャンペーンでは最安の料金設定であろう8400円(税込)で体験出来たと言う事でこちらの記事を再編集している2023年の現在ではあり得ないであろう料金設定になっています。 私の場合はかつらを追加料金の設定である大垂髪にしてスタジオ写真を1枚追加しましたが、それでも11550円(税込)と言うご奉仕料金になっていました。 2014年の当時であったとしても8400円(税込)でメイクやかつらから何から何まで含まれている十二単の衣装体験があったと言うのがこの当時では本当に嬉しかったですね。

 

 

時代やさんの店舗の中に入るとともこ様が出て来て下さって、2階の受付のある部屋に案内されてからキャンペーンのプランの説明がされてスタジオ写真の構図を決める事になりました。 この頃にはキャンペーンでのスタジオ写真の構図は立ちでの構図と座りでの構図と言う感じで2構図分ある方が良い事を知っていたので1構図分追加した形になっています。 受付が終わると下着類が渡されてから1階のメイクの部屋に案内されて下着姿になってからメイクがされる事になりました。

 

 

下着姿に着替えてからメイクをして頂いて、その後十二単の着付けをして頂く形になりました。 十二単の詳細の仕様は白小袖が着付けられてから濃色の長袴を穿かせて頂いて、単が用意されましたので着付けて頂く事になりました。 単も濃色の物になっています。 単を着付けてからは三衣を着付けて頂きましたが、三衣は1枚ずつ着付けて頂く形で全てが萌黄色系の色目の萌黄の匂い襲ねと呼ばれる襲ね色目での五衣を着付けて頂きました。

 

 

三衣まで着付けて頂くと打衣が着付けられて、その後、表着が用意されて着付けられましたが、表着も萌黄色の物になっていて、その後、唐衣が着付けられましたが唐衣は藤色の表地に緑色の裏地になっていて、最後に裳が着付けられて完成になります。 萌黄色の表着に藤色の唐衣の組み合わせは私が今までに着た十二単にはない色目の物になっていましたが、実際に着付けられて撮影をして頂くと意外にも落ち着いた雰囲気に仕上がっていました。 こちらの記事を再編集している2023年の現在では追加料金の設定でこちらの十二単に別の色の唐衣を着付けて頂く事も可能になっていてその組み合わせにも興味を持っている状態になっています。

 

 

衣装が着付けられると最後にかつらを付けて頂きましたが、今回のかつらは後で結われていない長い髪の毛の大垂髪の物になっています。 天井から吊り下げられるような感じで飾られていた大垂髪のかつらをゆか様に丁寧に持って来て下さってそれを付けて下さる事になりました。 大垂髪のかつらは通常では細長で使われている物ではありますが、十二単の衣装体験で使う場合は追加料金の設定で希望する事が可能になっています。

 


 

檜扇は平安時代式の房紐の地味な物が用意されましたが上品な絵が描かれている檜扇になっています。 十二単を着付けて頂いてからは衣装の付属品である檜扇を使いながら色々な構図で撮影をして頂きました。 着付けに掛かった時間としては約15分でしょうか、萌黄色の落ち着いた感じで纏められた十二単姿になる事が出来ました。 今回の衣装体験では設えとしては脇息と茵(しとね)を用意して頂きました。 こちらの記事を再編集している2023年7月の時点ではこれらの設えの追加料金は掛からない設定になっていますが、一部の背景に関しては追加料金の掛かる物もあります。

衣装の組み合わせのお勧めは

 

時代やさんの十二単は一部の仕様の物以外に関しては事前に予約する必要がありませんが、基本的な物は通常時に置かれています。 この時のキャンペーンでは通常では事前の予約でのみ対応されている追加料金の設定の十二単が用意されていましたが、流石は追加料金の設定の十二単であるのか三衣も一枚ずつ着付ける形式の物になっていてこの点が通常の十二単とは異なっているのかなと感じさせられました。

 

途中で結われていない長い大垂髪のかつらは時代やさんのスタジオの窓の近くの場所に頭頂部に付けられたワイヤーに掛けるような感じで天井から吊り下げされるような形で収納されていて、かつらの髪の毛が絡まないように大切に取り扱われています。

 

 

今回のお勧めの衣装は何と言ってもこちらの通常では追加料金の掛かる設定の十二単になります。 襲ね色目も違いますが袖の広さが通常の十二単とは異なっていて広い袖になっています。 こちらの記事を再編集している2023年の現在では事前に希望を伝える形でこちらの十二単に別の唐衣を合わせる事も可能になっていますので、その組み合わせまで含めると時代やさんの十二単の種類の多さを改めて知る形になりますね。 何らかの機会にこちらの十二単を希望したいと思っています。

メイクの設定

 

時代やさんの平安装束の衣装体験の時のメイクの設定は複数ありますが、ベースメイクの色としては白塗り、白めナチュラル、ナチュラルの3色存在しています。 ベースメイクの色の指定が無い場合は白塗りになります。

 

鬢漬け油を引いてのメイクで濃厚な白塗りが塗られてアイラインや眉毛をくっきりと描いて頂いてのしっかりとしたメイクになっています。 通常の大人の女性の設定のメイクではアイラインが強めに描かれる傾向があるようです。

 

後年になって知りましたが、同じ白塗りメイクでも少女メイクや大人メイク等の仕上がりの違いの設定があるようで少女メイクは可愛いと感じました。

 

 

2014年の当時では少女メイクの設定がある事を知らなかったのでメイクはゆか様にお任せして仕上げて頂きましたが、アイラインがはっきりとしていて目力が強めのメイクに仕上げられました。 日本舞踊や歌舞伎の女形のような感じのメイクと言いますかそのような雰囲気に仕上がっています。
 
アイシャドウや目紅が時代やさんのメイクの特徴である赤色や茶色のアイシャドウで目紅が赤色の物がしっかりと描かれて本格的な仕様のメイクであるかなと感じました。 写真映えの面でもかなりしっかりとした物になっています。

小道具の設定

 

小道具としては衣装の持具として用意されている檜扇を使わせて頂く事になりました。 檜扇は平安時代式の房紐が派手に付いていない形式の物ですが、白塗りの地色の上に松の絵が描かれていて女性神職の方が持たれているような感じの檜扇と似ている形式の物になっています。 檜扇の板の枚数が近代式の物よりも少なくなっていますがこれはこれで良い雰囲気が出ていました。 こちらの記事を再編集している2023年の現在では時代やさんに訪問する時には檜扇は自前の物を持参していますので、現在の時代やさんの檜扇がどのような物が用意されるのかと言われると余り分からない所があります。

自由撮影

 

着付けが完成するとスタジオ写真の撮影をする為に照明等の機材が用意されてその時にゆか様が来られて構図を作って一眼レフのデジカメで撮影をして頂きました。 キャンペーンの時は通常はスタジオ写真は1枚撮影されますが、この時には1構図追加しましたので2構図分撮影して頂きましたが、その後は自由撮影になってその時間の時にも檜扇を使って色々と構図を作っての撮影をして頂く事になりました。 写真の掲載順番が前後しますが、自由撮影は茵や脇息が置かれている時に座りの構図で撮影をして頂いてから立ちでの構図で撮影をして頂きました。

 

 

時代やさんは後年になってからは背景用の設えが用意される事もありましたが、2014年の当時では無地のスクリーンの背景での撮影になっています。 スタジオ撮影は立ちでの構図が1構図、座りでの構図が1構図で2構図分の撮影で檜扇を持っている状態の構図で撮影をして頂きました。 スタジオ撮影はゆか様が機材を構えて撮影をして下さりますが、ストラップにキヤノンのロゴが描かれていましたが詳細の型番までは分かりませんでした。 スタジオ撮影が終わると自由撮影が開始されていって、私が持ち込んでいるコンデジをともこ様が操作して撮影をして下さりました。

 

 

自由撮影はスタジオ撮影が終了してから約10分ありますが、おひとり様の訪問でもスタッフの方にデジカメを渡して撮影して頂けます。 自由撮影の時には立ちでの構図でも座りでの構図でも色々と撮影をして頂きました。 正月の時期に相応しい内容の衣装体験になりましたが、撮影の時には色々と構図を作っての撮影がされましたので満足の行く衣装体験の内容になりました。

 

茵や脇息と言った感じで雅やかな空間での撮影が出来ましたが、構図も色々と作っての撮影が出来たので構図違いや表情違いを含めた撮れ高としても50枚前後の内容になりました。

まとめ

 

2014年の最初の平安装束の衣装体験としての十二単姿になりますが、その時に時代やさんに訪問して良かったと思います。 こちらの記事を再編集している2023年の現在では考えられない事ですが、キャンペーンの料金であったとは言え8400円(税込)で体験出来ていると言う超が付くようなご奉仕料金の設定になっていました。 2023年の現在では基本プランでの十二単の衣装体験の場合は26500円(税込)ですので値上げが大きくなったのかなと感じさせられました。

 

スタジオ写真は当日に頂けましたが、仕上がりの良さが流石は時代やさんでの物であるかなと満足の行く内容になりました。 どのような設定であってもやはり平安装束の衣装体験は良いですね。 頂いた写真が2枚であると言う事でラミネートされた形での写真を頂きましたが、ラミネートされている写真は折れ曲がりにくく持ち出しもしやすいのでこの点では嬉しいです。

 

近年では時代やさんで基本プランには無い設定の時代衣装の衣装体験をリクエストオーダー出来るようになって他所の店舗には無い時代衣装を着る事も可能になりましたが、私も何らかの機会でアレンジやリクエストオーダーをする事が出来たら良いかなと思っています。