衣装体験の概要

体験日:2017年3月18日

時間:13時から13時30分

阿法写真館さんのFコース(5着)

体験料金:12800台湾元(2017年当時の料金)

衣装の内容について

中国の漢朝の女性を意識しての漢服姿。

漢服:水色の曲裾の形式の漢服(自前の漢服、サイズオーダー)

羽織:桃色

実際に衣装を着付けられて

2017年3月18日、台湾の変身写真館である阿法写真館さんでの3着目の衣装体験として選んだ衣装は自前の漢服になります。 衣装も可能な限り持ち込みしての行動でしたので中型のスーツケースを持参しての行動でしたが、こちらの記事を制作した2023年の現在から見たら本当に重い荷物を頑張って引っ張って行ったのかなと思うと良い思い出になったのかなと言うのが感想です。

 

私が持参した衣装は5、6着あってそれに羽織が複数ありましたがそれを入れ替える形で雰囲気を変えての変身体験になりました。

 

3着目の物として選んだ物としては水色の曲裾の形式の漢服に桃色の羽織を着ての内容にしました。 衣装の組み合わせを直感で選んでからは着替えの部屋で着替えてから通訳のスタッフの方の案内でドレッサーに移動する形になりました。

 

 

漢服は漢の時代に流行した曲裾と呼ばれる形式の物で一枚物の衣装を体に巻き付けて着る物と裙が組み合わされての物になっています。 曲裾は体型に合わされて作られている形になっています。 こちらの衣装は私が漢服の趣味に目覚めてしばらくした頃に制作して頂きましたが、水色の優し気な見た目の物になっていて中国的な美意識で作られた優しい女性の見た目を意識されての色目の物に感じました。

 

こちらの漢服は元々は羽織の無い物でしたが、別の漢服に付属されている桃色の羽織が似合うかなと思ってそれで合わせる形になりました。 この時には台湾への旅行で台湾の変身写真館に行く事を計画していたと言う事で折角の機会ですので大量に衣装を持参した形になります。

 

 

写真では桃色の羽織を着ていますが、羽織の中に着ている物がその水色の曲裾になります。  衣装の形が形ですので着物のような感じで着用する物になっています。 襟元も着物と似た形式になっているので着物に近い感覚で着用出来るのが良いです。 桃色の羽織と曲裾の襟の色が似ていたのか雰囲気的にも同系色の色に纏まって上品な雰囲気になりました。

 

3着目の衣装体験の衣装としてその漢服を着ましたが、着替えが終わってからはメイクのスタッフの方にドレッサーに案内されて髪形が整えられてからメイクとヘアセットの手直しがされる事になりました。

 

 

漢服は2012年頃からその趣味に入るようになりましたが何度か自力で着用しているうちにそれなりに良い感じで仕上がりましたが、水色の衣装に透けるような色目の羽織を着る事で優し気な雰囲気の女性の見た目になりました。 私の場合は胸が大きいからなのか台湾美女や中国美女とは違った感じでしたがこれはこれで良い感じに仕上がっています。

 

衣装の雰囲気としては中国映画に登場するような姫や女官の設定の女性になっているのかなと感じましたね。 撮影用の背景は唐傘が付けられた台湾の豪邸のような感じでしたので、衣装の色と背景の雰囲気が合っていて仕上がった写真を見ていると良い感じにして頂けました。

 

 

漢服は自前の衣装ですので自力で着てから最後に桃色の羽織を羽織った形になっています。 水色の漢服の上に桃色の羽織を着ていますが、色目的にも全体的に柔らかい感じに仕上がって華やかな中でも上品な感じが出ています。

 

桃色の羽織はこの時の衣装体験の後に別の店舗の通訳のスタッフの方に衣装の寄贈の交換条件として色々と打診されましたので、荷物の重さが20kgの受託荷物の重量制限と絡んでいた事もあって荷物の重量を軽くさせたかったのでこちらの漢服の羽織はその店舗に寄贈させて頂きましたが、今思えば羽織物は手放さずに持ち帰っていたら良かったのかなと感じさせられます。

 

飛行機の受託荷物の重量を軽くする事が目的であったとは言え思わぬ形で羽織を手放す事になったのが惜しいと言えば惜しいです。 完璧な写真を撮影して頂きたかったとは言え何もかも頑張り過ぎは良くないと強く思わせられました。

 

 

衣装を着て阿法写真館さんのスタッフの方に物珍しそうに衣装を見られましたが、実際に衣装を着てメイクをして頂いたり髪型を作って下さったりしてカメラマンのスタッフの方に背景を選んで頂いて撮影して頂く形になりましたが、台湾の豪邸を意識されての背景に唐傘が何本も差されていました。

 

傘が差された背景に関してはその当時の日本の花魁座敷のスタジオの背景でも流行していたと言う事でこの時代に流行っていた背景の設えであるのかなと感じました。 写真は衣装を着ての全身での構図の写真ですが、このような感じで水色と桃色と薄紫色と言う感じで統一感のある色目の物になっていてこの衣装を選んで正解であったのかなと感じさせられました。

 

 

こちらの漢服を寄贈した後の2023年の現在となっては不可能な物事ですが、羽織の色の違いでこちらの漢服を再度着用しての撮影をして頂きたいと思いましたね。 羽織が無い場合では水色の小袖を着ているような雰囲気にも見えますが、別の羽織と合わせたらまた違った雰囲気が出ていたのではと今となってはそのように感じました。

 

髪飾りとしては漢服である事を意識されてなのか頭頂部に髷が結われてその髷の部分に中国風の創作衣装の衣装体験でも使われるような簪が付けられていますが、衣装が持つ印象に合わせられての物かなと感じさせられましたね。 額飾りも衣装の雰囲気と合っていて、こちらの阿法写真館さんの場合は漢服はきちんと漢服をして扱われていたようで、一部の店舗で見られるような創作衣装的な感じの雰囲気には仕上げられなかった所が嬉しかったです。

メイクの設定

 

着替えの部屋で衣装に着替えてからは通訳のスタッフの方の案内でドレッサーに移動する形になります。 メイクは衣装の雰囲気に合わせるような感じでして頂いたのですが、眉毛の描き方が細めになっていて2010年代半ばの物になっているのかなと感じました。 爪の部分は付け爪になりますが付け爪の場合は地の爪が傷みにくいのでこの点では嬉しいです。

 

メイクはある程度の希望を出せる状態になっていますが変身写真らしく派手にメイクをして頂く事になりました。 写真映えのするメイクではありますが2着目の派手なメイクから手直しをして頂きましたが、さらにチークカラーやアイシャドウが描き足されたり、油浮きの対策としてパウダーを塗って頂いたりする事になりました。

 

 

ヘアセットは漢服を意識しての物でしょうか、頭頂部に髷を結って頂いて髷にボリュームを付ける為に付け毛のような物も付けられて行きました。 髷がありますがアップスタイルでは無くてハーフアップスタイルになっていて、後ろの髪の毛は流れるような感じで垂髪のような感じで下げられた仕上がりになっていました。

 

髪型は漢服系の物であると言う事で作り直されましたが作業が丁寧でこの点では評価の高い物に感じました。 簪も衣装のイメージに合わせてメイクのスタッフの方に選ばれて付けられたのかなと感じましたね。 メイクやアクセサリー類が派手に付けられて大変身ではありますが良い意味で無難に漢服に合わせられての仕上げになっています。 個人的には額飾りが可愛い物が付けられているかなと言う良い印象がありました。

 

 

髪型に関しては完全にお任せの状態でしたが、良い意味で無難に漢服に似合う髪型に仕上がったかなと言うのが正直言った印象です。 メイクとヘアセットが完成すると通訳のスタッフの方にスタジオに案内して頂きました。

 

髪飾りとしては普通に漢服で使われるような簪になっていますが良い意味で無難にその時代を意識しての飾り付けでこう言った髪飾りが使われているのかなと感じました。 漢服は漢服でも唐朝と漢朝と時代設定は異なっていますが、簪や額飾りが良い雰囲気で3着目、自前の衣装としては2着目である衣装の時点でこれだけの物が付けられても良いのかと感じさせられるような内容になっています。

小道具の設定

 

仕上がった写真を見て下さると分かりますが、こちらの漢服の衣装体験は撮影用の小道具としては特に何も用意されていない状態になっています。 主に漢服の袖の振りの部分や裾を生かした構図の作り方をしていると言う感じでしょうか。 手元の装飾品として指輪が付けられていたと言う事もあって指輪を見せるような角度での撮影もして頂いたりしていましたが、カメラマンのスタッフの方に言われるがまま身振り手振りで構図を作っての撮影をして頂く事になりました。

 

漢服姿であると言う事で強いて言えば唐傘があれば雰囲気として合いますが、唐傘が入手しやすくなったのは近年になってからですのでその点はご愛敬でしょうか。 唐傘は輸入品ですので安く購入出来ますがそのような物が購入出来るようになった今の時代は素晴らしいかなと感じました。

 

 

カメラマンのスタッフの方に案内された場所は唐傘が使われた壁面や紅葉の壁面と言った日本の変身店にあるような雰囲気の花魁座敷を中華圏的な文化で再構築して作られているようですが、台湾人の方が台湾の豪邸を意識された空間に唐傘を生かした背景の設えを作られたのかなと感じました。 設えは派手な物になっていますが、近年の日本のインテリアには無い世界観が出ているのが非日常感が感じさせられました。

 

構図の作り方はカメラマンのスタッフの方に丁寧に日本語で説明して頂きましたが、この点が日本人御用達の店舗の一つであるのかなと思った次第です。 片言の言葉同士でのやり取りが海外旅行の醍醐味に感じさせられますが日本語の環境があるのは台湾の変身写真館に初めて訪問する人の場合は嬉しい物になっています。

カメラマンのスタッフによる撮影

 

カメラマンのスタッフの方は日本語にも対応されている方で日本人のお客様が来られる時には日本語で対応して頂きました。 スタジオは派手な大道具が置かれている背景になっていますが、この背景の設えを生かして色々な角度から撮影をして頂いて雰囲気のある写真を撮影して頂く事になりました。

 

こちらの衣装での撮影の時には背景が大きく変わると言う感じではありませんでしたが、唐傘の背景や台湾の豪邸を意識された背景、台湾の変身写真館では良く見られる玉暖簾を生かしての構図で撮影されましたが良い意味で台湾の変身写真館で撮影をして頂いたと言うのが実感させられる仕上がりに感じさせられました。

 

 

背景の雰囲気は適度に変えて下さるだけに撮影されていて本当に楽しい思い出を作る事が出来ました。 台湾の変身写真館の中でも日本人のお客様が多いと言う事で日本人観光客向けの高めの料金になっていますがそれだけの内容になっていて行って損はしないと言う物になっています。

 

背景の設えがしっかりとしていて極彩色の風景として仕上げられていましたが、良い意味で台湾の変身写真館らしい写真が撮影出来たのかなと感じました。 唐傘の背景や煉瓦の背景を生かした背景、紅葉の前景や背景であっても何処か日本統治時代の建物を意識されたスタジオになっていてこの点でも日本の美意識を取り入れながらも台湾の豪邸であると言うのが感じさせられました。

 

 

カメラマンのスタッフの方に構図が指導されながら色々と撮影して頂きましたが、全部で30カット程度の撮影をして頂きました。 それらの写真から補整して頂きたい写真をカメラマンのスタッフのお任せで選んで頂きましたが8カット分選ばれていました。

 

中国の漢朝の女性貴族が台湾の豪邸の背景で撮影して頂いたような感じがしました。 煉瓦の建物や唐傘の背景こそは台湾の風景でしたが、紅葉の前景や背景は台湾と言うよりは日本を意識されての物であるのかなと思ったのが正直言った感想です。

 

良い意味で台湾の豪邸でありながら日本の花魁座敷の壁面を意識された唐傘を生かした異国の風景であるかなと感じましたが、日本的な美意識と台湾的な美意識が交っている変身写真ならではの世界観であるのかなと思いました。 良い意味で日本の良さと台湾の良さを組み合わせたような雰囲気の空間を味わう事が出来ました。

まとめ

 

台湾への旅行と言えば色々な魅力がありますが、やはり変身写真館の訪問に尽きますね。 実際にアルバムやデータ入りのROMとして採用する写真を本来は後日に訪問して選ぶのですが、短期間での滞在であると言う事で写真選びはカメラマンのスタッフの方にお任せする事にしました。 全身の構図を重視して希望する形になりましたが意外と台湾の変身写真館の場合は全身の構図の割合が少なくてこの点が日本の変身店との違いが出て来ているのかなと思いました。

 

自宅に送られて来る時期としては訪問日の6週間後と言われましたが、実際にアルバムやデータ入りのROMが自宅に送られて来てそれらに入っている仕上がった写真を見ていると補整の具合も派手にされていて技術面では確かな物に感じました。 貸し出された衣装の質も良くてこの点では日本人のお客様が多い店舗であるのかなと言うのが伝わって来ました。

 

記念すべき台湾の変身写真館への初訪問でしたが3着目の変身体験の撮影として曲裾の漢服を着ましたが、次なる衣装に着替える為に衣装を入れているスーツケースを置いた着替えの部屋に戻るのでありました。 本当に台湾の変身写真館での初めての変身体験がこちらの店舗で良かったと感じさせられました。