衣装体験の概要
体験日:2017年3月18日
時間:10時から12時
阿法写真館さんのFコース(5着)
体験料金:12800台湾元(2017年当時の料金)
衣装の内容について
中国の清朝の貴族の女性を意識しての衣装姿。
衣装:赤色(洋服サイズ換算で17号から19号)
実際に衣装を着付けられて
2019年3月21日、台湾の変身写真館である阿法写真館さんでの変身写真の体験をしてまいりました。 この時には阿法写真館さんのウェブサイトで直接予約して5着体験出来てA4サイズのアルバムと葉書サイズのミニアルバムが付いているFコースを選ぶ事になりました。 私にとっては台湾への変身写真の撮影では初めての店舗になるだけに記念の訪問になりました。
阿法写真館さんは台湾の変身写真館では有名な店舗で、個人のウェブサイトやブログでも良く紹介されている店舗であると言う事で一度は行ってみたいと思って予約する事になりました。 阿法写真館さんのメールアドレスに予約の旨や質問を色々と送りましたが日本語で対応して頂いてこの点では好感が高かったです。
私がこちらの店舗をどのようにして知ったのかと言われると以前にmixiをしていた時代に変身写真に絡めてのコミュニティーがありましたがそこで紹介されていてそれで阿法写真館さんを含めた台湾の有名店は一通り覚える事が出来た状態になりました。
この当時は短期間で台湾の変身写真館での変身体験を知りたいと言う事で台湾への旅行の日程の中に可能な限り詰め込んでの内容になりましたが、本当に体力があったのかなと感じさせられました。
衣装も可能な限り持ち込みしての行動でしたので中型のスーツケースを持参しての行動でしたが、こちらの記事を制作した2023年の現在から見たら本当に重い荷物を頑張って引っ張って行ったのかなと思いました。
阿法写真館さんの店舗は民権西路駅から歩いて5分の所の場所にあるビルの中に存在していましたが、その場所までは宿泊施設からタクシーで移動しての訪問になりました。 タクシーの運転手の方にメモに阿法写真館さんの住所を書いての案内でしたが、その場所に到着するとビルになっていて阿法写真館さんの入口を見つけてからは階段で地下に降りて行って店舗に辿り着く事が出来ました。
店舗のスタッフの方は日本からのお客様が来られる日には通訳のスタッフの方も来られて日本語で対応して頂けました。 まずはプランの説明がされてからメイクの希望やアルバムにする写真の補整の具合の希望を聞かれて、持ち込んだ衣装を通訳のスタッフの方に見せて、「折角、衣装をご持参されましたのでそれも使っての撮影をしましょう」と言われました。
5着コースでの変身写真ですがうち4着分は持ち込んだ衣装を使おうと思っていましたが、折角の事ですので1着は店舗側の衣装を着せて頂いての体験をしようと思って、私の体型のサイズに合う衣装をいくつか見せて頂いての赤色の清朝貴族衣装を選ぶ事になりました。
持ち込みの衣装ばかりでは店舗側の衣装の参考資料が何も得られないのではと思って事前にメールで衣装のサイズを伝えて用意して頂いた物になりますが、大きいサイズの衣装で対応出来る物としてはこちらの記事で紹介する清朝女性貴族衣装や日本の花魁を意識した衣装や洋装のドレス等になっていて選択肢としては限られた物になっているようです。 胸周りや腰周りが大きくなると衣装の種類が少なくなりますが、この点では致し方が無いのかなと感じました。
日本の市場向けに販売されている物と違う点としては脇のスリットの深さでしょうか。 撮影した当時では分かりませんでしたがこちらの記事を制作している2023年の現在になって写真を見ているとスリットが深くなっていてそれだけの露出度があるのなら何らかの対策をした方が良かったのかなと思いました。
衣装の手入れは行き届いていて状態としてはかなり良い物になっていました。 こちらの店舗の場合は来客数がとても多いのか衣装の入れ替えが頻繁にされていますが、この時にこれだけ作りの良い清朝女性貴族衣装に出会えて良かったです。
清朝の貴族の衣装であれば中国の歴史ドラマに登場するような豪華な物を着てみたいです。 その中国の歴史ドラマの衣装の再現品は近年では日本でも通販で購入する事は可能になっているようですが何らかの機会に購入しようかなと思っていたりもします。
1着目の衣装として清朝女性貴族衣装を着ましたが、着替えが終わってからはメイクのスタッフの方にドレッサーに案内されてアクセサリーが付けられてからヘアセットが開始されて行ってメイクがベースメイクから丁寧にされる事になりました。
漢服は何度か自力で着用しているだけにそれなりに良い感じで仕上がりましたが、清朝女性貴族衣装は着用しやすい物ではありますが、漢服とは形式も異なっている、どちらかと言えばチャイナドレスに近い形になりますので胸周りが少しきつくなっているのかなと感じました。
清朝女性貴族衣装の場合は頭飾りが豪華であれば豪華であるほど身分が高いとされていますが、こちらの衣装に合わせるように付けられた頭飾りの花は本当に豪華な物になっていて清朝のお姫様かと感じさせられるような雰囲気に仕上がりました。
清朝女性貴族衣装に合わせられるような頭飾りが設定されたのであろうと思いますが、髪の毛をそれに合わせられるように髷のような物が付けられて雰囲気がかなり出ているのかなと感じました。 絵に描いたような清朝のお姫様ですがそのような感じに仕上げて頂いて好感を感じました。
清朝女性貴族衣装は良くある量産品と違っていて、縫製や仕上がりも綺麗でこの点では流石であるのかなと思いました。 形式としてはワンピース型の物ですが私の持ち物では漢服系の物は多くて清朝女性貴族衣装は無いですので良い意味での物珍しさがありました。
清朝女性貴族衣装は上半身のみの構図でもそれなりに写真映えするだけに髪型や髪飾りをどうするのかの問題が解決したら、こちらの記事を編集している2023年の現在では自宅をスタジオ化しての衣装撮影もしているだけに今後、取り入れて行きたい衣装の一つになります。
清朝女性貴族衣装や漢服も良いですが、台湾の変身写真館に行くのであれば月並みな意味で台湾らしさが出ているチャイナドレスを持参しても良かったのかもしれないですね。 現在、良く見られるチャイナドレスは基本的には1920年代に中国で考案された後に台湾や香港に伝統が引き継がれた物ですのでチャイナドレスの方が台湾らしいと言われるとそのような感じになります。
アクセサリーとしては創作衣装の衣装体験でも使われるような豪華な物になっていますが、衣装の豪華さを見て盛るような飾り付けでこう言ったアクセサリーが使われていると言う事で派手派手に仕上げて頂いたのかなと感じさせられました。
メイクの設定
着替えの部屋で衣装に着替えてからは通訳のスタッフの方の案内でドレッサーに移動する形になります。 メイクは衣装の雰囲気に合わせるような感じでして頂いたのですが、眉毛の描き方が細めになっていて2010年代半ばの物になっているのかなと感じました。 爪の部分は付け爪になりますが付け爪の場合は地の爪が傷みにくいのでこの点では嬉しいです。
メイクはある程度の希望を出せる状態になっていますが変身写真らしく派手にメイクをして頂く事になりました。 写真映えのするメイクではありますが1着目の時点でこれだけのメイクがされると言う事で2着目、3着目と衣装が進んで行くとどのような感じになるのかこの点が良い意味で期待するような内容になりました。
清朝女性貴族衣装は元々店舗側に置かれている衣装ですのでヘアセットは型に嵌ったような感じで手早く仕上げられました。 髪の毛が頭頂部で纏め上げられましたが10分程度で髪の毛が纏め上げられて頭飾りが付けられた印象があります。 メイクがベースからきっちりと作り込まれた感じで1時間近くの時間が掛かりましたが、髪型は10分で仕上げられて、それにアクセサリー類が色々と付けられての完成になりました。
簪もこの衣装にはこれと言う感じで型に嵌った物が付けられたのかなと感じましたね。 メイクやアクセサリー類が派手に付けられて大変身ではありますが良い意味で無難に仕上げられたかなと言う印象がありました。
髪型に関しては完全にお任せの状態でしたが、良い意味で無難に清朝女性貴族衣装姿に似合う髪型に仕上がったかなと言うのが正直言った印象です。 メイクとヘアセットが完成すると通訳のスタッフの方にスタジオに案内して頂きました。
髪飾りとしては普通に清朝女性貴族衣装で使われるような豪華な物になっていますが良い意味で無難にその時代を意識しての飾り付けでこう言った髪飾りが使われているのかなと感じました。 とにかく頭飾りが豪華で1着目の衣装の時点でこれだけの物が着付けられても良いのかと感じさせられるような内容になっています。
小道具の設定
構図が色々と指導されていく中で小道具も用意して頂きましたが、渡された小道具としては中国団扇になります。 流石に有名店であるのか小道具の一つを取っても良い物が用意されていました。 こちらの写真では中国美女の絵と貂蝉の文字が入っていましたが、中国四大美女の貂蝉の絵が描かれている中国団扇であるのかなと思いました。 背景のブースは色々と用意されていて日本の店舗にはない派手な背景に仕上がっています。
アンティークの建物風の背景ではありますが、台湾の変身写真館らしく中国の美意識と台湾の美意識の両方の良い所を取っての雰囲気のある背景の場所に案内されました。 設えは派手に物が置かれている状態ですが、近年の日本のインテリアの流行であるミニマリスト系の物とは真逆の豪華な世界観が出ているのが海外ならではに感じました。
貸し出された小道具は意外にもその中国団扇のみで他の構図はと言われると身振り手振りで表現する形になっています。 小道具と言うほどの物ではありませんでしたが、靴として清朝の女性の衣装に付属されている脚の部分の小さな靴も用意されていたと言う事でこの点では衣装や小道具の面ではかなり力を入れている店舗であるのかなと感じさせられました。
構図の作り方はカメラマンのスタッフの方に丁寧に日本語で説明して頂きましたが、この点が日本人御用達の店舗の一つであるのかなと思った次第です。 片言の言葉同士でのやり取りが海外旅行の醍醐味に感じさせられますが日本語の環境があるのは海外初心者では嬉しい対応に感じました。
カメラマンのスタッフによる撮影
カメラマンのスタッフの方は日本語にも対応されている方で日本人のお客様が来られる時には日本語で対応して頂きました。 スタジオは派手な大道具が置かれている背景になっていますが、そのような派手な背景で撮影が開始していく形になりました。 スタジオの装飾や大道具が派手であるのは台湾の変身写真館の特徴であるのかなと感じさせられました。
1着の衣装での背景も色々な場所に案内されて雰囲気も変えて下さるだけに撮影されていて本当に楽しい思い出を作る事が出来ました。 台湾の変身写真館の中でも日本人のお客様が多いと言う事で日本人観光客向けの高めの料金になっていますがそれだけの内容になっていて行って損はしないと言う物になっています。
カメラマンのスタッフの方に構図が指導されながら色々と撮影して頂きましたが、全部で30カット程度の撮影をして頂きました。 それらの写真から補整して頂きたい写真をカメラマンのスタッフのお任せで選んで頂きましたが8カット分選ばれていました。
背景の設えの彩度が高くて極彩色の風景として仕上げられていましたが、良い意味で台湾の変身写真館らしい写真が撮影出来たのかなと感じました。 これだけの世界観のある写真は後年になっても日本の変身店の技術が進化してもまだ追い付けていない所であるのかなとも思いましたね。
この時には私は選びませんでしたが、台湾の変身写真館でも日本の花魁を意識した衣装が置かれていて創作花魁風の物が流行しつつあるのかなと感じました。
背景は中国的な極彩色の煌びやかな壁面や派手な壁面を活用されて絵に描いたような中国の清朝の女性貴族がいるような雰囲気の場所で撮影して頂いたような感じがしました。 台湾の風景と言うよりは中国の風景を意識されての物であるのかなと思ったのが正直言った感想です。
良い意味で中国趣味の豪邸を意識された異国の風景であるかなと感じましたが、完全な台湾の空間になりきれていないのが変身写真ならではの世界観であるのかなと思いました。 台湾の良さと中国の良さを組み合わせたような雰囲気の空間を味わう事が出来ました。
まとめ
台湾への旅行と言えばやはり変身写真館の訪問に尽きますね。 実際にアルバムやデータ入りのROMとして採用する写真を本来は後日に訪問して選ぶのですが、短期間での滞在であると言う事で写真選びはカメラマンのスタッフの方にお任せする事にしました。 全身の構図を重視して希望する形になりましたが意外と台湾の変身写真館の場合は全身の構図の割合が少なくてこの点が日本の変身店との違いが出て来ているのかなと思いました。
自宅に送られて来る時期としては訪問日の6週間後と言われましたが、実際にアルバムやデータ入りのROMが自宅に送られて来てそれらに入っている仕上がった写真を見ていると補整の具合も派手にされていて技術面では確かな物に感じました。 衣装の質も良くてこの点では日本人のお客様が多い店舗であるのかなと言うのが伝わって来ました。
記念すべき台湾の変身写真館での初めての変身体験でしたが1着目の変身体験の撮影として店舗側で用意された清朝女性貴族衣装を着ましたが、次なる衣装に着替える為に衣装を入れているスーツケースを置いた着替えの部屋に戻るのでありました。 本当に台湾の変身写真館での初めての変身体験がこちらの店舗で良かったと感じさせられました。