変身体験の概要

体験日:2018年5月24日

時間:10時から17時

華憧さんの撮影プラン・ダブルコース

体験料金:36720円(税込)

変身の内容について

割れしのぶの舞妓姿。

着物:黒色(黒紋付)

帯:黒色

髪型:割れしのぶ

簪:菖蒲

実際に衣装を着付けられて

2018年5月24日、この日は別件の用事で京都を含めた近畿地方に行っていましたが、その時に何か記念になる変身体験をしようと言う事で華憧さんにて舞妓の変身体験をする事になりました。 こちらの店舗は以前から店舗名は知っていたのですが、楽天たびノートと言った地域情報が掲載されているウェブサイトに電話番号と店舗の案内の写真が掲載されているだけで華憧さんの店舗その物のウェブサイトは無い状態です。 その事もあって楽天たびノートのウェブサイトに掲載されている電話番号に電話して予約して訪問する事になりました。

 

この時の撮影場所として神光院に行って門前や門を潜っている所等様々な場面で小針様に撮影をして頂きました。 小針様はプロカメラマンの方でその延長線上で舞妓の変身体験の店舗を営業されるようになったそうです。 華憧さんの店舗の歴史としては古く昭和時代から営業されていたと言う事です。

 

 

小針様はプロカメラマンの方でその延長線上で舞妓の変身体験の店舗を営業されるようになったそうですが、これまで様々な体験者を撮影されているのか私を撮影する際にもどの角度から撮影したら綺麗に見えるのかと言うのを分かっておられたそうで、ある程度の枚数を撮影をされた時にデジカメの画面を見せて頂くのですが、どの写真も驚くような綺麗な仕上がりになっていて感動しました。

 

私の現在のデジカメでの撮影の極彩色系の立体感のある構図は殆ど小針様の影響が出ているのかなと感じましたね、本家には全然追い付いていませんがカメラの構図の参考にはさせて頂いています。

 

 

勿論、構図の指導も小針様にして頂けるのですが、不自然な構図が何一つも無く撮影をして頂くと本職の舞妓を意識した写真に仕上がって来ます。 それだけ本物志向の店舗であるのかなと感じさせられました。
 
話が少し脱線しましたが、神光院の茶室に座っている状態の構図を撮影して頂いているうちに撮影も後半に入っていく事になりました。 友人の交互に撮影している事もあって時間の経過が早いですがそれでも撮影時間としては2時間以上あったような感じがしました。

 

 

神光院は京都が舞台になっているドラマや映画等のロケ地でも使われる事がありますがそうではない場合では舞妓の変身体験での撮影も可能になっています。 神光院の茶室に腰を掛けて撮影をして頂いているうちに撮影も後半に入っていく事になりました。 まずは神光院の茶室に腰掛けている時に撮影して頂きました。

 

前景と言いますか、私の膝の位置に障子があってその奥に被写体としての舞妓姿の私が写っていて、さらにその奥に背景としての木々があります。 こちらのプロカメラマンが扱う機材はレフ板の機能も備わっているのでレフ板を持つ助手がいない状態でも肌のきめを細かく見せるようになっています。

 

 

華憧さんの店舗に置かれている舞妓の衣装を着たモデルの写真を見せて頂いてその中から気に入った衣装を2枚まで絞り込んでいくのですが、個人的に気になった着物が丁度2枚あって1枚はこの時に選んだ黒紋付の着物で、もう1枚は昭和時代初期に作られたアンティークの着物になりました。

 

その2枚にまでは絞り込めたとして最終的には平置きの形で見せて頂いて黒紋付の着物を選ぶ事にしました。 迷ったら黒色の着物を選べ的な雰囲気がありましたが、それで良かったのかなと思っています。 帯や襟も決めていきますが、衣装が決まると下着姿に着替えてからメイクが開始されて行きます。

 

 

メイクが終わって、食事休憩をしてからは着付けをして頂きますが、メイクとかつらで約1時間の時間が掛かりますが、着付けは15分程度の時間で仕上げて頂きます。 着付けは小針様と小針様の奥方様の2名で着付けて頂けます。 華憧さんの場合は帯は特殊な形の作り帯になりますが、良くある舞妓変身の店舗で見られるような如何にも作り帯のような感じには見えない物になっています。

 

この時は友人と一緒に訪問しましたが私や友人がスマートフォンで撮影をしていると小針様が構図や画角の作り方を指導して下さってその事が勉強になりました。 神光院の茶室の脇の障子を開けて後姿としても撮影して頂きました。

 

 

神光院の本堂の欄干に上がった所で撮影して頂きました。 小針様の機材で撮影して頂くと背景の青紅葉が鮮やかな新緑の状態で写し出されています。 紅葉を鮮やかに撮影する為に何度も練習をしたような思い出がこちらの記事を再編集している2022年12月の現在では蘇って来ます。

 

こちらの神光院での理想的な撮影の時期としては青紅葉が紅葉になる11月下旬であるとか。 その時期にまた撮影で訪問したいです。 逆に桜の時期でお勧めなのは京都駅の近くにある渉成園だそうです。 神光院の欄干の通路が所々で折れているのですがそれが写真の遠近感や距離感を出すのに良いと言う事を小針様に教えて頂いていました。

メイクの設定

 

メイクは小針様の奥方様にして頂きます。 鬢付け油を引いて舞妓の白塗りのメイクをして頂くのですが刷毛で仕上げて頂くのでメイクの浮きが無くて汗をかいても汚れないようになっています。 白粉は濃厚な物になっていて如何にも崩れにくい物であると言うのが感じさせられました。 歌舞伎役者のメイクもほぼ同じような感じになっていて舞台で演技してもメイクが崩れないようになっているとの事です。

 

 

メイクが終わるとかつらを付けて頂きます。 かつらは半かつらですが後ろ側の境界線が分からないように襟足の毛をかつらに馴染ませて頂けますので地毛結いに近い雰囲気に仕上げて頂けます。 この時は友人と二人での訪問でしたので、頭周りの大きさを比べて頂いてそれで友人がおふくの半かつらが付けられて私が割れしのぶのかつらを付ける事になりました。 一人での訪問の場合はどちらの髪型のかつらになるのかを聞いてから簪を選んでも良いと思います。

 

 

メイクは時間を掛けて頂いての物になります。 メイクとかつらの装着で1時間と少しでしょうか。 メイクだけで1時間掛けての物ですので、下地もかなりきちんとした物になっています。 こちらの華憧さんのメイクは本職の舞妓のような顔の基を生かしたメイクがされますので派手に化ける系のメイクでは無くて自然な感じの白塗りに仕上げられます。 かつらが付けられてからは一度、休憩であると言う事で軽食を食べてから着付けがされての撮影が開始される形になります。

小道具の設定

 

小道具は良くある舞妓変身系の店舗のスタジオ撮影とは異なっていて、ロケーション撮影が中心的な内容になっていますので、本職の舞妓が実際に使っているであろう籠と和傘になります。 現在の舞妓は雨天の時でも洋傘を使われるようで和傘での撮影は舞妓らしさを出す為の小道具としての意味合いが強いとの事でした。 そう言えば一部の店舗では雨天での外出の際には和傘では無くて洋傘を使われていましたがこの事は決して間違った設定にはなっていないようですね。

 

 

華憧さんでの舞妓変身の場合は本職の舞妓が使用しているであろう小道具のみですので、良くある舞妓変身の店舗の室内での撮影にある舞の構図をする事では無いですので、本当に撮影用の小道具としては限られた物になっていて、撮影の時の構図によっては小道具を使わずに撮影をする事があります。 小道具を使わずに構図を指導されての撮影になりますが、小道具が無い事での寂しさを感じさせられないような写真の仕上がりになって来ます。

プロカメラマン撮影

 

撮影はプロカメラマンである小針様にして頂けます。 一眼レフのデジカメをレンズを変えながら丁寧に撮影をして頂けます。 実際にはそれ以上の撮影回数になっていますが、データとして渡される写真はシングルコースでは約30枚、ダブルコースでは約60枚のデータがROMに入れて渡される形になります。

 

神光院に到着してからは参道であったり入口の門であったり庭園であったりと様々な場所で撮影をして頂きましたが、構図の細かい指導は全て小針様がして頂きます。 1つの構図で撮影をする場合でも何度も撮影の手直しをして頂いて実際に出来上がった写真を見ていると奇跡の一枚の連続系の撮影になっていると言うのが分かって来ます。 舞妓姿の私ならぬ舞妓になった私であるのかなと感じさせられる瞬間であります。 神光院の本堂の扉が見えているのですがその手前に置かれている四角型の穴のような見た目の物が埋め込み型の賽銭箱になります。

 

 

小針様が神光院がお勧めであると言った事としては、入場料が無料である事と普段は観光客の方が少ないので撮影中に人が入り込む可能性が低い事、前景の木々と建物、背景の木々と言った感じで被写体の前後に風景を入れる事が出来るので立体的な絵作りの撮影が可能であると言う事になります。

 

神光院の本堂に登ってしばらく撮影をして頂いてからは階段を下りる場面の撮影をして頂いてからは庭園に出て歩いている様子の写真を撮影して頂きました。 こちらの神光院の本堂の賽銭箱は埋め込み式になっていてそれも少しだけ見ましたが精巧な賽銭箱に感じさせられました。 写真を見て気が付かれる方がおられるかもしれませんが、こちらの華憧さんでの舞妓変身の場合は裾は基本的には絡げずに手で持っての構図が作られます。

 

 

小針様が言われるには前景になる植物を入れるともっと良い構図になると言う事ですが光の拾い方や写真の明るさや暗さの調整の点でスマートフォンのカメラ機能の限界の画質であると言われました。 こちらの記事を再編集している2022年の現在ではスマートフォンのカメラ機能もかなり改善されてますが、背景をぼかす機能としてはまだまだの状態になっているようです。

 

被写体は舞妓姿の私ですが、距離感はそれに合わせられていて前景の木々や背景の青紅葉がぼかされて写し出されています。 前景の木々のぼかし方が距離感と言いますか遠近感が出ていて良い感じで仕上がっています。

まとめ

 

華憧さんでの舞妓変身は本当に良かったです。 プロカメラマンの方の撮影をして頂いて、短時間ではありますがカメラの話をして頂いてそれで36720円(税込)であるのなら費用対効果の面では良いでしょうか。 個人的には小針様のカメラに纏わる話が為になって良かったです。

 

最後の写真ですが、小針様がデジカメのレンズを入れ替えられて遠くの距離から望遠をする形で撮影をして頂きました。 通常、上半身のみの構図では被写体に近付いて撮影する事が多いのですが、背景をぼかす為に遠い所から望遠レンズで撮影するとこのような感じで背景がぼけて光の反射も出て来るような写真に仕上がると言う事でした。 小針様が撮影した写真は所々で画面を見せて頂けますが、プロカメラマンであるからこその独自の視点が生かされている物として仕上げられているのかなと思いました。

 

撮影はダブルコースでフィルム2本分の容量であると言う事で約60枚の枚数で仕上げられましたが、様々な構図があっての約60枚と言う事ですので内容の濃い写真になりました。
 
今時の写真と言われるとレタッチソフトやアプリで補正を施す物も増えていますが、補正を施さなくても良い写真に出会う事が出来たのと、写真の構図や画角の取り方を教えて頂いたりと言った感じで写真に対する知識が増えて舞妓変身をした事も大きな収穫でしたが、写真の技術の取得も出来たと言う事で充実した時間を過ごす事が出来ました。

 

通常は衣装体験や変身体験で撮影するとレタッチソフトやアプリで補正を加える事が多いのですが、今回の華憧さんでの舞妓の変身体験ではそう言った事を一切しない状態で掲載しています。 撮影する技術があれば補正をしなくても綺麗な写真に仕上がるのかなと感じさせられた変身体験になりました。 また違う季節の設定で訪問をする事が出来たら良いかなと思っています。

 

2020年以降は新型コロナウイルスの影響で寺院が舞妓変身の撮影を制限される場所が増えましたので、舞妓変身での寺院での撮影がかなり難しくなっていましたが、この時は何とか法輪寺でも撮影をする事が出来てこの点では良かったと思っています。