衣装体験の概要

体験日:2019年2月23日

時間:11時から12時30分

琉装スタジオちゅら美人さんのちゅらぢゅらプランの琉装。

体験料金:2700円(税込)

からじ結いオプション追加料金:2000円(税込)

衣装の内容について

沖縄の民族衣装である琉装の打掛姿。

実際に衣装を着付けられて

2019年2月23日、2019年2月の沖縄県への旅行を計画した際の衣装体験のとして琉装スタジオちゅら美人さんでの琉装の衣装体験をしてまいりました。

 

店舗の中に入ってスタッフの方に予約している旨を伝えると2階に案内されて琉装の打掛を選ぶ事になりました。 琉装の打掛は壁面一杯に掛けられていますが、これはと思って選んだのが紫色の打掛になります。

 

 

打掛が決まると中着の着物を選ぶ事になりますが、スタッフの方に複数の着物が用意されて落ち着いている物が良いかなと思って白色の着物を選ぶ事になりました。

 

ちゅらぢゅらプランでの衣装は本格的な着付けになりますので、中着の着物が付いての琉装の打掛を着付けて頂ける内容になっていますので、良くある琉装の打掛のみを着付けられる簡易的な衣装体験ではない物になっています。
 

 
衣装が決まると下着が渡されて下着姿になりました。 下着姿になると上に襦袢を着付けられてから、髪形が作られて行きました。 髪形は現代的な結い髪の場合は追加料金にならないのですが時代衣装的な雰囲気のからじ結いは追加料金での扱いになります。 メイクが終わると衣装が着付けられて行きました。 衣装は襦袢、付け襟、中着、帯、打掛、絡げ紐と言う感じで完全なまでに着付けられると言う感じになりました。

 

 

琉装の打掛姿は正式には襦袢を着て中着の着物を着て帯を結んで打掛を着て絡げ紐も結ぶと言う感じになりますので、3枚以上の着物を着ていると言う感じになっています。 体験用の琉装の打掛は1枚だけ着る形になっていますが、あの着付け方は体験用としての着付け方になると言う事です。 琉装の打掛も中着も紅型文様の着物ですが、紅型文様と言うのが琉装らしさを感じさせられます。 厳密に言えば紅型文様の和装も存在していますがそれに関しては別の機会で書かせて頂こうと思います。

 

 

琉装の打掛の中に見えている前結びの帯がありますが、店舗や場所によって微妙に結び方が変わるようになっている傾向があります。 こちらの琉装スタジオちゅら美人さんの場合は細帯での文庫結びになっていますが、結び目が文庫結びにならずに上に結び目が出るような物も存在しています。 素材や文様の違いがあるとは言え着物に打掛を絡げる着方は琉装も同じく日本の衣装として通じているものがあるのかなと思わせられます。

 

 

琉装の着物は一見すると和装の着物と同じように見えますが、袂の部分の縫い合わせが無くてこの点が和装の仕立てと琉装の仕立てで異なっています。 打掛も袂の部分の縫い合わせが無い仕立てになっています。 和装の場合は袂の部分の縫い合わせがありますのでこの点は気候や文化の違いが出ているのかなと感じさせられました。 日本の本土の方が涼しくて琉球の方が暑いので通気性を良くするとかその点の生活の知恵があるのかなと思いました。

 

 

琉装の打掛もいざ着付けて頂くと豪華な物になっていますね。 今までに体験したような簡易型の着付けでは中着を重ね合わせると言う事が無くて何となく間延びした雰囲気がありましたが、きちんと中着を着ていると衣装を着ているのかなと言う実感が強く湧いて来ます。 また、前結びの帯もきちんと存在しているのが嬉しいですね。 花魁変身の時の前結びの帯とはまた違う琉装ならではの魅力が感じさせられます。

メイクの設定

 

からじ結いを依頼するとメイクのスタッフの方が髪を結って下さって鬢を作って頂いて纏められ上げますが、髷の部分は髷の形をしたパーツウィッグが付けられて完成になります。 からじ結いの鬢の部分を地毛で結って、髷の部分は花魁変身の伊達兵庫の髷の部分のような感じで付けられる形になっています。

 

 

からじ結いに掛かった時間は10分位でしょうか、前に鏡が用意されてスタッフの方がまとめスティックとヘアスプレーを使って結い上げられて行きましたが、結っている側の姿が大相撲の床山のような雰囲気が出ていて、結われている側の姿が大相撲の優勝力士の大銀杏の髪型の結い直しのような雰囲気が出ていました。

 

私は普通に女性が結髪師の方に髪結いをして頂いている場面に感じましたが、同行した夫は大相撲の優勝力士の大銀杏の髪型の結い直しの場面に見えて来てしまったのは笑いを堪えるのに必死な雰囲気でした。

 

 

その後、メイクを描き足して頂いて髪形とメイクが完成する形になります。 メイクは素顔で訪問した場合には店舗側でして頂けると言う事をこの時になって知った感じですね。 メイクは適度に派手な雰囲気に仕上がりましたが、これだけメイクして頂けるのであれば自宅でベースメイクをしなくても良かったのではと感じさせられました。

小道具の設定

 

小道具としては三線と花笠と団扇が貸し出されました。 琉装の場合は小道具の面でどうするのかが分かりませんでしたが、強いて言えば造花の花束を持参したら華やかな雰囲気になったであろうと思わせられます。

 

 

三線を持って演奏しているような雰囲気の構図はスタッフの方から指導されての物になりますが、おひとり様での構図の時には利き手に合わされての物になりますが、複数名での構図の時には利き手とは関係の無い左右対称になるような構図で三線を持って撮影して頂く事もありました。

自由撮影

 

自由撮影は手持ちのデジカメやスマートフォンでスタッフの方に撮影して頂けます。  スタジオとしての背景はあるのですが、店舗側で特別な機材が用意されているわけでは無く手持ちの機材で撮影をする形式になっていますね。 その為に体験料金が安く抑えられているのかなと感じさせられました。

 

 

店舗側のスタッフの方に指導して頂ける構図は4構図程度でしたが、1構図に付き、2枚から4枚撮影して頂けての自由撮影の開始になります。 こちらのブログの写真としての掲載はしませんが、夫との二人での構図の時には小道具としてシーサーの縫いぐるみも用意して頂きました。

 

 

スタッフの方に撮影をして頂くのですが、立ちでの構図や座りでの構図と言う感じで基本的な構図をいくつか撮影して頂いてからは10分の時間で自由撮影に入って行きました。 この時は夫も衣装を着ていたと言う事で最初に夫のおひとり様での構図を撮影してから、私のおひとり様での構図を撮影して頂く事になりました。 女性の衣装であると言う事で花笠も用意して頂いた形になります。

 

三線に対しても琵琶に対しても言える事ですが、夫が言うには私の持ち方は民謡のアーティストでは無く現代の音楽アーティストのような持ち方になっていて、衣装体験の写真と言うよりは音楽アーティストの宣材写真に見えると言う事です。 近年になって年末特番以外では音楽アーティストをテレビで見る機会は無いので現在の音楽アーティストの事情は余り分からないのですが意識的に音楽アーティストの映像も見たいですね。

まとめ

 

数年越しの願いであった本格的な琉装の衣装体験が出来て良かったです。 やはり、琉装の打掛だけを簡易的に着付けて頂くような観光客向けの着付けとは違っていて、中着や帯があると見た目としても締まって見えて来ますね。

 

三線の持ち方に関してはまた別な機会で観光客向けの10分で学べる三線教室にも行って持ち方を学んでから再度、琉装の衣装体験をする時にそれを生かしたいかなと思いました。
 
2019年2月23日に琉装スタジオちゅら美人さんにて行った衣装体験は以上となります。 琉装スタジオちゅら美人さんでは初めての衣装体験になりましたが、本格的な琉装の衣装体験で他にもお勧めの場所があればまた訪問をしたいと思っています。