変身体験の概要

体験日:2019年7月13日

時間:11時から16時

華憧さんの撮影プラン・ダブルコース

体験料金:36720円(税込)

法輪寺(だるま寺)拝観料金:600円(不課税・2名分の料金)

変身の内容について

おふくの舞妓姿。

着物:紫色(縦縞)

帯:橙色

髪型:おふく

簪:桔梗

実際に衣装を着付けられて

2019年7月13日、この日は京都府への旅行に行っていましたが、以前に訪問して着付けや写真の質の良さで再度訪問してみたいと思った華憧さんにて舞妓の変身体験をする事になりました。 華憧さんに訪問をするのはこの時が2回目であると言う事で事前に電話で予約して行く事になりました。 なお、2回目以降の訪問の場合は直接、華憧さんの店舗に訪問する形になります。 撮影場所として法輪寺(だるま寺)に行って門前やだるまが奉納されているお堂等様々な場面で小針様に撮影をして頂きました。

 

 

小針様はプロカメラマンの方でその延長線上で舞妓の変身体験の店舗を営業されるようになったそうですが、これまで様々な体験者を撮影されているのか私を撮影する際にもどの角度から撮影したら綺麗に見えるのかと言うのを分かっておられたそうで、撮影をされるごとにデジカメの画面を見せて頂くのですが、どの写真も驚くような綺麗な仕上がりになっていて感動しました。

 

 

勿論、構図の指導も小針様にして頂けるのですが、不自然な構図が何一つも無く撮影をして頂くと本職の舞妓を意識した写真に仕上がって来ます。 それだけ本物志向の店舗であるのかなと感じさせられました。
 
話が少し脱線しましたが、法輪寺の庭園の門を潜って石畳を歩いている状態の構図を撮影して頂いているうちに撮影も後半に入っていく事になりました。

 

 

華憧さんの店舗に置かれている舞妓の衣装を着たモデルの写真を見せて頂いてその中から気に入った衣装を2枚まで絞り込んでいくのですが、個人的に気になった着物が丁度2枚あって1枚は京紅型の縦縞文様の着物で、もう1枚は青色の着物になりました。 その2枚にまでは絞り込めたとして最終的には平置きの形で見せて頂いて京紅型の縦縞文様の着物を選ぶ事にしました。 ある意味ですが、縦縞文様の誘惑には負けてしまいました。 その後、帯や襟も決めていきますが、衣装が決まると下着姿に着替えてからメイクが開始されて行きます。

 

 

メイクが終わって、食事休憩をしてからは着付けをして頂きますが、メイクとかつらで約1時間の時間が掛かりますが、着付けは15分程度の時間で仕上げて頂きます。 着付けは小針様と小針様の奥方様の2名で着付けて頂けます。 華憧さんの場合は帯は特殊な形の作り帯になりますが、良くある舞妓変身の店舗で見られるような如何にも作り帯のような感じには見えない物になっていて、一見するとだらり帯と同じ物に感じさせられる物になっています。

 

 

着付けが終わると華憧さんの店舗の前で撮影をして頂いてから小針様の車に乗って法輪寺に連れて行って下さりました。 法輪寺の駐車場に行くと車が一杯停まっていましたが、私が撮影する時間になって1台分のみ駐車場に空きが出てその場所に停める事になりました。 この日は法事が入っていたのかその絡みで駐車場の空きが少ない状態になっていました。

 

 

まずは石畳の道の横に自生している木々の間から撮影して頂きました。 前景に木々があってその奥に被写体としての舞妓姿の私が写っていてその奥に背景としての松の木や本堂があります。
 
最初に華憧さんの店舗の中に入って着物を選んでいる時の時間に戻しますが、私の衣装体験の撮影や風景写真のデータをタブレットに入れてそれを小針様に見せると、小針様が人物の立ち位置や構図や画角の作り方を指導して下さってその事が勉強になりました。 そして、撮影の場所としてもどの場所がお勧めであるのかと言うのを教えて頂く形になりました。

メイクの設定

 

メイクは小針様の奥方様にして頂きます。 鬢付け油を引いて舞妓の白塗りのメイクをして頂くのですが白塗りの部分を刷毛の毛先で仕上げて頂くのでメイクの浮きが無くて汗をかいても汚れないようになっています。 白粉は濃厚な物になっていて如何にも崩れにくい物であると言うのが感じさせられました。

 

 

メイクは時間を掛けて頂いての物になります。 メイクとかつらの装着で1時間と少しでしょうか。 メイクだけで1時間掛けての物ですので、下地もかなりきちんとした物になっています。 こちらの華憧さんのメイクは本職の舞妓のような顔の基を生かしたメイクがされますので派手に化ける系のメイクでは無くて自然な感じの白塗りに仕上げられます。

 

 

メイクが終わるとかつらを付けて頂きます。 かつらは半かつらですが後ろ側の境界線が分からないように襟足の毛をかつらに馴染ませて頂けますので地毛結いに近い雰囲気に仕上げて頂けます。

 

襟足の毛をかつらに馴染ませて頂けると言う事で半かつらの襟足の部分の浮きが無い所が特徴のなりますね。 一部であるとは言え地毛を生かしての物ですのでかつら特有の固形感が無くて良い感じに仕上がっています。

小道具の設定

 

小道具は良くある舞妓変身系の店舗のスタジオ撮影とは異なっていて、ロケーション撮影が中心的な内容になっていますので、本職の舞妓が実際に使っているであろう籠と和傘になります。 現在の舞妓は雨天の時でも洋傘を使われるようで和傘での撮影は舞妓らしさを出す為の小道具としての意味合いが強いとの事でした。

 

 

華憧さんでの舞妓変身の場合は本職の舞妓が使用しているであろう小道具のみですので、良くある舞妓変身の店舗の室内での撮影にある舞の構図をする事では無いですので、本当に撮影用の小道具としては限られた物になっていて、撮影の時の構図によっては小道具を使わずに撮影をする事があります。 小道具を使わずに構図を指導されての撮影になりますが、小道具が無い事での寂しさを感じさせられないような写真の仕上がりになって来ます。

プロカメラマン撮影

 

撮影はプロカメラマンである小針様にして頂けます。 一眼レフのデジカメをレンズを変えながら丁寧に撮影をして頂けます。 実際にはそれ以上の撮影回数になっていますが、データとして渡される写真はシングルコースでは約30枚、ダブルコースでは約60枚のデータがROMに入れて渡される形になります。

 

法輪寺に到着してからは入口で拝観料を支払って参道であったり入口の門であったりお堂であったりと様々な場所で撮影をして頂きましたが、構図の細かい指導は全て小針様がして頂きます。

 

 

話を元の時間軸に戻しますが、法輪寺の石畳を歩いている時に小針様から和傘を用意して頂いて和傘を持った構図でも撮影して頂きました。 和傘の一つを取っても持ち方がきちんとあるのかなとこの場で再認識させられました。 そして法輪寺の本堂に上がって行く事になります。

法輪寺の本堂に入るとおこぼを脱いで着物の裾も降ろした状態で撮影をして頂きました。 本堂の襖絵の所でも撮影して頂きましたし、障子を開けて出て来る場面を撮影して頂いたりしましたが、舞妓の変身姿の撮影と言うよりは良い意味で時代劇の場面を撮影するような雰囲気で仕上がっていました。 さらに本堂から庭園のある側に向けて撮影をして頂いたりと言う感じで至れり尽くせりの撮影になりました。 庭園は真夏と言う季節ではありますが青々とした背景の木々で写し出されています。

こちらの法輪寺での撮影の時期としては一年を通して良い雰囲気になっていて秋の紅葉の時期には青紅葉の所が色付いて来ると言う事です。

 

 

華憧さんでは新緑の時期と真夏の時期に訪問していると言う事もあって、何らかの機会で梅の花が咲いている時期や桜の花が咲いている時期や紅葉の時期と言った独特の色がある時期に訪問したいと思っています。

小針様が言われるには舞妓の変身の写真は静の物であるそうで、被写体が停まった形で撮影をして前景や背景をぼかす事で写真に動きを付けると言う事を言われました。 確かに、前景と舞妓の変身をしている姿と背景の3つの景色が合わさった写真を撮影して写真に動きを見せるような演出をしているのかなと思いました。

舞妓姿の私ならぬ舞妓になった私であるのかなと感じさせられる瞬間であります。 小針様が言われるには前景になる植物を入れてぼかすともっと良い構図になると言う事ですが光の拾い方や写真の明るさや暗さの調整の点でスマートフォンのカメラ機能の限界の状態であると言われました。

まとめ

 

最後の写真ですが小針様が法輪寺の門前で記念になると言う事でその場所で撮影をして頂きました。 小針様が撮影した写真は所々で画面を見せて頂けますが、プロカメラマンであるからこその独自の視点が生かされている物として仕上げられているのかなと思いました。 撮影はダブルコースでフィルム2本分の容量であると言う事で約60枚の枚数で仕上げられましたが、様々な構図があっての約60枚と言う事ですので内容の濃い写真になりました。

 

久しぶりの華憧さんでの舞妓変身は本当に良かったです。 近年ではカメラに興味を持つ事になっていますが、小針様とカメラの話をしたり、私が撮影した写真を見せて写真撮影のアドバイスをして頂いたりと言う感じで、体験料金以上の内容の物を味わう事が出来てこの点では凄く為になります。

今時の写真と言われるとレタッチソフトやアプリで美的補正を施す物も増えていますが、美的補正を施さなくても良い写真に出会う事が出来たのと、写真の構図や画角の取り方を教えて頂いたりと言った感じで写真の撮影に対する知識が増えて充実した時間を過ごす事が出来ました。

通常は衣装体験や変身体験で撮影するとレタッチソフトやアプリで美的補正を加える事が多いのですが、今回の華憧さんでの舞妓の変身体験ではそう言った事を一切しない状態で掲載しています。 撮影する技術があれば美的補正をしなくても綺麗な写真に仕上がるのかなと感じさせられた変身体験になりました。 また違う季節の設定で訪問をする事が出来たら良いかなと思っています。

 

2020年以降は新型コロナウイルスの影響で寺院が舞妓変身の撮影を制限される場所が増えましたので、舞妓変身での寺院での撮影がかなり難しくなっていましたが、この時は何とか法輪寺でも撮影をする事が出来てこの点では良かったと思っています。