衣装体験の概要

体験日:2019年12月27日

時間:16時から16時30分

古館さんの宮コースの李朝の王妃の大礼服

体験料金:178000ウォン(3着での料金)

王妃の大礼服追加料金:15000ウォン

カチェ追加料金:3000ウォン

衣装の内容について

李朝の王妃の大礼服。

衣装の色:黒色

実際に衣装を着付けられて

2019年12月27日、韓国・ソウルにある古館にて王妃の大礼服の衣装体験をしてまいりました。 古館はコネスト等の韓国の観光の情報のウェブサイトには良く掲載されていますが、そこのウェブサイトに掲載されているコースを見て予約する事になりました。
 
予約は旅行に行く以前にコネストのウェブサイトを通して行いましたが、予約したコースは2019年当時に存在していた衣装が3着選ぶ事が出来る宮コースになります。 宮コースは衣装が3着用意されていて、メイクとヘアセット(カチェと呼ばれるかつら)が付いている内容でその当時の料金で178000ウォン(2019年12月当時のレートでは日本円に換算すると17800円)になっています。

 

 
メイクとヘアセットが付いて3着で17800円と言う料金はかなり良心的ですね。 メイクが自前の扱いになってさらに体験料金が安いコースもありますが、メイクはやはり専門のスタッフにして頂きたいと言う事でメイク付きのコースを選びました。

 

私はと言われると日本の衣装体験の店舗には存在していない物でどうしても李朝の王妃の大礼服を体験してみたい、その為に韓服の本場である韓国まで旅行で出掛けたと言う事で衣装とかつらの追加料金である18000ウォンを支払って体験する事になりました。

 

 

追加料金が18000ウォンと書いていますが、2019年12月当時のレートとして日本円に置き換えると1800円になります。 日本円に換算して1800円の追加料金でこれだけの衣装とかつらが用意されるので本当にお得な内容です。
 
店舗に入るとアニョハセヨと挨拶がされましたが、店舗のスタッフの方で1名の方(女性の店長の方でカメラマンのスタッフも兼ねています)が日本語でも対応して下さって、コネストで予約した内容の確認がされてから衣装を決める事になりました。

 

 

宮コースが3着体験出来る内容でしたが1着は李朝の王妃の大礼服と決めていましたので、スタッフの方に追加料金が掛かる事を言われましたが、その事は既に知っていましたので衣装が掛けられているハンガーパイプの中にある李朝の王妃の大礼服を選ぶ事にしました。
 
李朝の王妃の大礼服は赤色、青色、黒色の3着が置かれていましたが、サイズ的な面で大きいサイズで作られているのが黒色の物になりましたのでそれを選ぶ事にしました。

 

 

衣装を決めてからはソッチマと呼ばれる下着が用意されてそれに着替える事になって、自由撮影で使用するスマートフォンとスマートフォン用の三脚とスマートフォンに対応したBluetoothで接続する撮影用のシャッターを巾着袋に入れて貴重品用のロッカーに入れる事になりました。(貴重品用の鍵付きのロッカーは1人につき1個用意されます。)

 

ソッチマと呼ばれる下着を着てからはスタッフの方に衣装の着付け方を整えて頂いてから黒色の裙を着付けて頂きました。 李朝の王妃の大礼服の裙ですので見た目としてはかなりの重厚感のある物になっています。 裙が着付けられてからは上衣を着付けて頂く形になりました。 その後、ケープが巻かれてからメイクが開始されて行きますがメイクに関しては後述で書かせて頂きます。

 

 

衣装が着付けられましたが、衣装の布地の質感が日本での観光客向けの韓服の衣装体験の店舗と余り変わらない感じになっていました。 ただ、見た目としては本当に豪華な物になっていて、これこそが私が求めていた李朝の王妃の大礼服であると感じさせられました。

 

李朝の王妃の大礼服は時代行列でもなかなかお目に掛かれなくて、衣装体験の場でも余り体験出来ないので遥々ソウルまで行った甲斐があったと言いますかそのような感じになります。

 

 

メイクとヘアセットが完了するとケープが外されて衣装の着付けとしては完成します。 ドレッサーの鏡を見て普段の私との余りもの変わり映えがしたので、ある意味現地の民族衣装や時代衣装を着て撮影をして頂くのが海外の衣装体験や変身体験ならではに感じさせられました。

 

李朝の王妃の大礼服のサイズの設定は小さいと言う事前の情報を得ていましたが、ぽっちゃり体型の私でも着られるようなサイズ感になっています。 衣装の着付けが完成すると、女性の店長の方に案内されてスタジオ撮影に向かう事になりました。

メイクの設定

 

ドレッサーに案内されてメイクのスタッフの方にメイクをして頂きました。 メイクは韓流時代劇風と言うよりは今時の韓国の若年層の方がしているような2010年代後半から流行しているオルチャンメイクと呼ばれる韓国風のメイクがされていきます。
 
オルチャンメイクは初体験でしたが、日本でも若年層の方に人気があるようですが、想像以上にはっきりとした眉毛が描かれました。 眉毛の書き方はそれとなく見ていましたがどうも技術面で取得出来なくてその点が課題ですね。

 

 

メイクのスタッフの方は日本語は慣れていないようでコミュニケーションが取れたかどうかは分かりませんが、私の顔に合ったオルチャンメイクの色目や口紅の選び方は何となく分かりました。
 
メイクが終わるとカチェと呼ばれるかつらが付けられて衣装を着た姿としては完成になります。 カチェは王妃の大礼服に合わせてなのか髷の部分が華やかな物になっていて、日本の時代衣装に例えると古式花魁の伊達兵庫の髪型のかつらのような重量感がありました。

 

 

これでも衣装体験用に軽量化されているとの事ですが、李朝時代ではカチェが余りにも豪華で重くなったと言う事でカチェの使用が禁止になったと言うのも分からなくもないです。
 
着付けとメイクは30分程の時間で出来上がりましたが、着付けとメイクが終わるとカメラマンのスタッフを兼ねた女性の店長の方に案内されてスタジオ撮影がされる事になりました。

小道具の設定

 

李朝の王妃の大礼服であると言う事で小道具は特に意識して出される物ではありませんでしたが、撮影用の小道具としては扇が用意されました。 カメラマンのスタッフの方、女性の店長の方の撮影の時に扇が用意されて構図が指導されるがままに構えた形になります。 個人的には扇よりも造花が用意された方が良かったのかもしれないですね。

 

 

持ち込みの小道具としてはスーツケースに入れても嵩張らないであろう韓国団扇を持参していましたが小道具の持ち込みはしなくても十分な状態になっていますので、この点は海外の変身店でしかも観光客向けの店舗であるので手ぶらでも大丈夫ですよと言うような感じになっていたのかなと思わせられました。 2019年12月の当時では日本人の観光客も多く来られていて着付けの場所もメイクの場所も絶えず人がいた印象があります。

カメラマンのスタッフによる撮影

 

スタジオは8帖位の小さな部屋でしたが、それぞれの壁面にスクリーンが付けられて女性の店長の方に日本語で言われるがままに構図を決めて撮影をして頂きました。 構図の指導はきちんとされますので韓服が初めての方であっても満足の行く内容になっているであろうと感じさせられました。

 

撮影用の機材としては一眼レフのデジカメで撮影されて、それに照明の機材が置かれていたと言う事でかなり本格的な物になっています。

 

 

スクリーンは桃の花が描かれた物や風景が描かれた物や薔薇の花を意識した物が用意されました。 撮影の途中では小道具も用意されましたが3種類の背景で合計して20カット前後撮影して頂きました。
 
私は2019年当時に存在していた宮コースでの衣装体験でしたが、衣装が1着のコースである楽コースは60000ウォンでメイクとヘアセットが付いているので1着の衣装を体験する場合であるのならメイクとヘアセットが付いていてもかなり安く体験出来ますね。

 

 

撮影は20カット前後されますが、時間としては5分程度の短いスタジオ撮影の時間になります。 スタジオ撮影が終了すると、女性の店長の方が他のスタッフの方にデータを渡してアルバムと持ち帰りのデータを作る為に編集の作業が行われる形になりました。

 

スタジオの隣の部屋では撮影されたデータがすぐにパソコンに転送されて流れ作業的に写真の変身や補正の作業がされてアルバムにする写真が準備されて行きました。

 

衣装が1着の場合はそれで衣装体験が終了してセルカタイムと言う自由撮影をしている時に編集の作業がされて写真を見開きのアルバムに仕上げられますが、私の場合は3着のプランでしたのでフォトブック型のアルバムにする為に基となる冊子が用意されて編集される形になりました。

 

編集の作業の時間を兼ねてセルカタイムと呼ばれる自由撮影の時間が設けられていましたので、貴重品入れに入れている巾着袋を取り出して自由撮影の場所に向かう事になりました。

まとめ

 

韓流時代劇を見ていて前々から気になっていた李朝の王妃の大礼服ではありましたが、それの衣装体験をする事が出来て交通費を払って海外旅行をしてまでもその衣装の取り扱いのある店舗に行って良かったと思っています。

 

こちらの衣装体験をしたのが2019年12月でその数か月後には新型コロナウイルスの感染拡大の影響で海外旅行が出来なくなったと言う事で海外の衣装体験の面で思い残しの無い内容の物が出来て悔いが残る事はありませんでした。

 

記事は2022年4月に加筆していますが、記事を再編集をしている時に李朝の王妃の大礼服姿の写真を見ていて久しぶりに韓服の衣装体験がしたくなったと言いますかそのような感じです。

 

韓服の衣装体験は日本国内では大阪の韓服の販売店を兼ねたフォトスタジオであるキヨミフォトさんが有名ですが久しぶりにそのような店舗にも行ってみたいと思っています。