衣装体験の概要
体験日:2021年5月1日
時間:15時から17時
時代やさんの享保雛キャンペーン
体験料金:33000円(税込)
写真追加料金:2200円(税込)
垂髪追加料金:1100円(税込)
衣装の内容について
享保雛を意識しての懸け帯の付いている十二単姿。
小袖:濃色
袴:濃色の長袴
単:赤色
五衣:紅梅の匂い襲ね
表着:藤色の有職文様柄
打衣:山吹色
唐衣:紫色(2020年新作)
裳:紫色(懸け帯付き)
頭飾り:天冠
実際に衣装を着付けられて
2021年5月1日、2021年の最初の衣装体験になりますが、時代やさんにて享保雛の衣装体験をしてまいりました。 享保雛は時代衣装の設定としては江戸時代の享保年間に流行った雛人形の衣装から来ていますので厳密には江戸時代の設定ではあると言う事で時代衣装体験記のカテゴリーで書かせて頂きます。
2021年2月に時代やさんのウェブサイトとLINEで2021年の雛祭りのキャンペーンとして発表されたのがお雛様と享保雛でありましたが、享保雛の衣装体験は三度目の正直での体験になります。
享保雛は過去に2018年の雛祭りのキャンペーンとして発表された際に享保雛の衣装体験をしようとして予約しましたが、その際には金銭的な都合にて他の衣装体験に変更した為に実現出来ず、2020年の雛祭りのキャンペーンとして発表された際には今度こそはと言わんばかりに予約していましたが、その時には新型コロナウィルスの影響で時代やさんが休業されたと言う物理的な事情で実現出来ずにいました。
2021年の雛祭りの時期に享保雛がキャンペーンとして発表されましたが、今度と言う今度こそは三度目の正直で予約しましたが時代やの店舗への訪問が2021年5月1日とキャンペーンの終了時期よりも1日後ではありましたが快く対応して頂きました。
こちらの享保雛の衣装体験では頭飾りとして天冠が付いていますが、享保雛と言う設定ですので最初から天冠が付いている物になります。 髪形はおすべらかしと垂髪から選べましたが、垂髪を希望してさらに鬢削ぎまで希望して付けて頂きました。
享保雛の場合は基本がおすべらかしの髪型ですが、追加料金の設定で垂髪の髪型を選ぶ事が出来ます。(2021年5月の時点では1100円(税込)で選べます)
背景はキャンペーンの期間内で用意された金屏風がありましたがその設えをそのまま使わせて頂く事になりました。 メイクをして頂いている時にはスタッフのゆか様と新型コロナウィルスが収束したら台湾に旅行をしたいと言う感じで台湾の変身写真館等の情報の話題で盛り上がる事になりました。 近年では時代やさんのスタッフの方との台湾の観光情報の交換する機会が多いのですが新しい希望を夢見る感じで楽しい時間を過ごせます。
今回は十二単の衣装体験であると言う事で、詳細の十二単の設定を事前に連絡をして決めましたが、袴は濃色の長袴を選んで、濃色の小袖を選んで、単は赤色の物を選んで、五衣は紅梅の匂い襲ねを選びましたが、享保雛の衣装体験であると言う事で打衣も用意して頂きました。
表着は薄紫色の有職紋様の物を選んで、唐衣は2020年の享保雛のキャンペーンの時に制作された新作の紫色の物を選ぶ事になりました。 この時には2018年の享保雛のキャンペーンの時に用意された朱色の唐衣と懸け帯も選ぶ事が出来ましたが色の好みでの紫色になります。
新作の唐衣と懸け帯であると言う事で今までに経験した事があるようで無かった紫色の唐衣に紫色の表着を合わせた設定になっています。 色目の設定は時代やさんのインスタグラムで紹介されていたお客様の写真の物をリクエストしてそのまま利用させて頂きました。
私は過去に十二単や細長の衣装体験をした時にも薄紫色の表着を使用した事があったのですが、時代やさんのスタッフの方には私と言えば紫色系の色目が好きな色であると思われているようです。
今回の着付けも2019年1月の訪問と同じようにオーナー様こと、中川先生に作って頂きました。 着付けは中川先生と貴之様、かつらの取り付けは良美様、メイクとスタジオ撮影はゆか様と言う感じで時代やさんの中川先生の御一家にお世話になる感じで小道具やその他時代衣装の話等で盛り上がって良い雰囲気の中で撮影をして頂く事になりました。
時代やさんのスタッフの方には家族ぐるみのような感じで付き合いして下さって、本当に色々な衣装体験でお世話になっていて今回も享保雛のキャンペーンに乗せて頂いたと言う形になります。
衣装の組み合わせのお勧めは
お勧めなのは今回の衣装体験の時に選ばせて頂いた紫色の物になります。 表着も色々な設定の物がありますが、紫色の物と相性が良いのは今回の衣装体験で着ている2017年に制作された藤色の有職文様の物や2020年に制作された緑色(青色)の物、2015年に制作された朱鷺色の物が良いように感じました。 古い時代から存在している桜色の表着や山吹色の表着も良いですね。
近年は時代やさんの十二単の設定が多様化されてほぼ無制限に組み合わせる事が出来るので訪問する度に楽しみな内容になっています。
メイクの設定
時代やさんの平安装束の衣装体験の時のメイクの設定は複数ありますが、ベースメイクの色としては白塗り、白めナチュラル、ナチュラルの3色存在しています。 ベースメイクの色の指定が無い場合は白塗りになりますが、その白塗りの中でも少女メイクや大人メイク等細かい設定の指定が可能です。 メイクは白塗りである事は希望しましたが、それ以外の設定に関しては完全にゆか様にお任せにして頂きました。
メイクはゆか様にして頂きました。 白塗りである事以外は完全にお任せでして頂きましたが、白塗りのベースメイクにアイメイクが派手めに施されて、眉毛も写真映えするような感じのはっきりとした眉毛に仕上げて頂いて、口紅も明るめの赤色の物が塗られました。 アイメイクが派手めになっているのは私が過去に数回それを希望しての影響ですが、口紅は完全にゆか様の感性で描かれたと言う感じになります。
小道具の設定
時代やさんの店舗側の小道具で自由撮影の際に貸して頂けるのは檜扇になります。 今回は貴之様に特別に桜の花びらを用意して頂いて床面に広げて頂きました。
今回の衣装体験の際には私は小道具としては檜扇と造花の花束、神楽鈴を持参しました。 神楽鈴は同じ趣味を通じて知り合ったブログ仲間の方が衣装体験の際に持参されていたのを見てそれを参考にして通販サイトで購入しましたが、嵩に対して大きく広がるのでこの点は魅力的です。
持参した小道具は享保雛であると言う事で飾り紐が派手に付いている近代式の檜扇と神楽鈴と造花の花束になります。 特に造花の花束はこれまで持っていた造花の花束が壊れたと言う事もあって2021年4月に新たに発注した物になります。
檜扇は2011年に私が袿の皆具を発注した際に一緒に購入した物になっていて、その当時の予算の絡みで選んだ物であると言う事で柄付けは地味かなと思いましたが、実際に撮影をしていると見た目としては意外にも写真映えしました。 その檜扇を見てメイクとスタジオ撮影をして下さったゆか様には何処で購入された物ですかと聞かれました。
現在は新たに檜扇を発注していますがそれが届けられた暁にはまた時代やさんへの訪問で使用したいです。 神楽鈴は見映えに対して嵩が小さく持ち運びの面では便利な物で近年の時代やさんへの訪問では定番の小道具となっています。
どうしても時代やさんに行く時には小道具を色々と持参して行くので荷物としては嵩張ってしますが、この時は何とか良く言われる所の飛行機の機内持ち込みサイズにまとめて荷物を持って行きました。
自由撮影
店舗側の機材での撮影は主にゆか様にして頂けますが、手持ちのデジカメやスマートフォンでの撮影は良美様や貴之様に撮影をして頂けます。 この時は良美様に撮影をして頂きました。 2021年10月以降に時代やさんに訪問した際には新たにスタッフに加わられためぐみ様が撮影をされる場合が多いですが、この時代では主に良美様が自由撮影でのデジカメの撮影をされていました。
まとめ
2018年に享保雛の衣装体験が初めてキャンペーンとして発表されてそれから約3年の年月が経っていましたが、3度目の正直でその衣装体験が出来て良かったです。
装束体験の場合、平安時代の設定では色々な店舗が取り組まれていますが、意外にも江戸時代の設定での装束体験は少ないので享保雛の衣装体験と言う物に着眼された時代やさんは企画として良いのではと感じました。
今回の衣装体験では江戸時代の享保年間に流行した雛人形と言う感じで衣装や小道具の設定をしましたが、今回選んだ衣装の組み合わせと言う意味でも紫色尽くしと言う感じでしょうか。 紫色は平安時代では禁色として扱われていましたが、江戸時代の雛人形でも高級な雛人形の衣装の組み合わせと言う設定で今回はまさしく享保年間に流行した雛人形を実物大の人間に着付けた物と言う扱いでしょうか。
ゆか様と貴之様と良美様と中川先生がこちらの記事での登場人物として出て来ていますが、時代やさんの中川先生のご一家の方に囲まれての2021年の黄金週間の一日を過ごせたと言う感じでしょうか。 2021年5月1日と言う事であるのならこちらのウェブサイトである「風雅乃絵姿」が開設して丁度1周年の記念するべき日ですがそれに相応しい日を過ごす事が出来ました。