衣装体験の概要

体験日:2021年12月29日

時間:11時から11時30分

時代やさんの基本プランの細長

体験料金:27500円(税込・大垂髪は料金に含める)

衣装の内容について

紫式部の少女期の晴れ姿を設定しての細長姿。

小袖:濃色

袴:濃色の長袴

単:薄萌黄色

内衣:萌黄襲ね

打衣:山吹色

表着:緑色(青色)

唐衣:紫色

当て帯:紫色

実際に衣装を着付けられて

2021年12月29日、時代やさんにて紫式部の人生の場面場面を意識しての衣装体験の2着目であると言う事で紫式部の少女期の晴れ姿であろう設定で細長姿の衣装体験をしてまいりました。
 
少女期の晴れ姿と言う事で10代前半の設定での裳着の儀を意識した十二単姿でも良いのかなとも思いましたが、この場では敢えての細長姿での表現とさせて頂きました。

 


 
メイクは前回の記事で紹介した紫式部の少女期の袿姿と同じ設定ですが、かつらが途中で結われていない長い垂髪になっていると言う事でかつらは変えて頂いている形になります。

 

 

実際に衣装を着付けられる事になりますが、時代やさんの細長の衣装体験では定番となっている濃色の長袴での設定ですので下着としては白色の小袖と濃色の小袖が着付けられました。 実際には袿の衣装体験が終了してからの着付けですので袿と単が脱がされてからの着付けの手直しからの開始になりました。

 

 

袴の設定は先述の通りに濃色の長袴になります。 袿姿の時の袿と単が脱がされた状態で濃色の小袖と濃色の長袴の姿になってから長袴の裾が綺麗に整えられました。 着付けは中川先生と貴之様にして頂きました。 十二単や細長等で使用出来る長袴は今回の衣装体験での濃色の長袴の他には緋色の長袴があります。

 

 

単としては薄萌黄色の単を着付けて頂きました。 萌黄色の単は微妙な色の違いで2枚存在していますが、今回の衣装体験では薄萌黄色の単が用意されました。 萌黄色の単は別に存在していると書いていますがその単は元々の細長用に作られた単になっています。

 

 

内衣としては萌黄襲ねの物を着付けて頂きました。 時代やさんで通常の時に置かれている細長の内衣は紅梅の匂い襲ねと紅梅襲ねと萌黄襲ねの3種類がありますが、この時に着付けられた五衣は萌黄襲ねの物になります。

 

萌黄色の単が着付けられて、萌黄襲ねの2枚の内衣が着付けられてから、山吹色の打衣が着付けられて、青色の表着が着付けられてから細長が着付けられて当て帯が結ばれました。

 

 

今回の衣装体験では設えとして几帳の背景と畳と脇息と茵(しとね)を用意して頂きました。 こちらの記事を再編集している2022年4月の時点ではこれらの設えの追加料金は掛からない設定になっていますが、一部の背景に関しては追加料金の掛かる物もあります。

衣装の組み合わせのお勧めは

 

時代やさんの細長は着付けの技術的な面で事前に予約する必要がありますが、衣装その物は通常時でも置かれていて細長が今回の衣装体験で選ばせて頂いた紫色の物の他には山吹色の物と白色の物と言う感じで3着存在しています。

 

有職文様の上紋が付いている物としては紫色の物と山吹色の物になります。 着付けの面で技術の掛かる衣装が存在していた絡みで中川先生の担当になったのかもしれないですね。

 

ちなみに、途中で結われていない長い垂髪のかつらは時代やさんのスタジオの窓の近くの場所に頭頂部に付けられたワイヤーに掛けるような感じで天井から吊り下げされるような形で収納されていて、かつらの髪の毛が絡まないように大切に取り扱われています。

 

 

お勧めなのは今回の衣装体験の時に選ばせて頂いた紫色の物になります。 表着も色々な設定の物がありますが、紫色の物と相性が良いのは今回の衣装体験で選んだ2020年に制作された緑色(青色)の物や2015年に制作された朱鷺色の物、2021年に制作された薄緑色の物も良いように感じました。

 

十二単程多くの物が存在していないとは言え、細長の種類の豊富さの面では時代やさんが他所の店舗と比較しても多く、何度も訪問しない限りは全ての組み合わせを制覇する事が出来ないので訪問する度に楽しみな内容になっています。

メイクの設定

 

時代やさんの平安装束の衣装体験の時のメイクの設定は複数ありますが、ベースメイクの色としては白塗り、白めナチュラル、ナチュラルの3色存在しています。 ベースメイクの色の指定が無い場合は白塗りになりますが、その白塗りの中でも少女メイクや大人メイク等細かい設定の指定が可能です。

 

 

今回は紫式部の少女期の晴れ姿を意識しての物ですが、メイクに少女らしさが出るようにアイラインは控えめに入れて目元が丸くなるような感じで仕上げられて、眉毛も通常よりも短めに描かれて、口紅の色もローズピンクの物が塗られる形になりました。

 

また、アイシャドウも蛍光ピンクのような鮮やかな桃色の物が塗られましたが、ここまで発色の綺麗な物は初めての経験でしたので何処のメーカーの物であるのかしっかりと確認すれば良かったかなと思っています。

 

着付けが出来た時点で垂髪のかつらがゆか様の手によって付けられました。 かつらのお手入れは良美様がされているのですが、この日は良美様が来られていなかったのでゆか様がかつらを持ってかつらに絡めての作業をされていました。

小道具の設定

 

小道具は先述にも少しだけ書いていますが、時代やさんの店舗側の小道具で自由撮影の際に貸して頂けるのは檜扇になります。

 

今回の衣装体験の際には私は小道具としては檜扇と造花の花束、筆と小箱、盆と巻物と書物を持参しました。 檜扇は時代やさんの店舗側で貸して頂ける檜扇と比較すると少し大きくなっていて板の数も多く設定されています。

 

どうしても時代やさんに行く時には小道具を色々と持参して行くので荷物としては嵩張ってしまって良くある飛行機の機内持ち込みサイズに収まらない姿の大きな物になってしまいます。

 

この時は時代やさんに訪問して平安装束を色々と衣装体験をする事が目的でしたので2年に1度出るかどうかと言う位少ない頻度での使用率である中型のスーツケースの登場になりました。

自由撮影

 

基本プランでの衣装体験でしたのでスタジオ撮影は基本プランでの扱いですので8構図分されますが、紫式部の少女期の晴れ姿を意識しての設定でしたので、基本の構図を一部変更しての撮影がされる形になりました。 店舗側の機材での撮影がされてから、手持ちのデジカメで撮影をして頂けます。 1構図に付き、2枚から4枚撮影して頂けますが、全身の構図と上半身の構図と言う感じで撮影をして頂ける傾向があります。

 

 

スタジオ撮影はゆか様が機材を構えて撮影をして下さりますが、ストラップにキヤノンのEOSのロゴが描かれていましたのでその機材ですが詳細の品番が分からずでしたのでどのような物を使われているのかが気になります。
 
最近、カメラの趣味に嵌っていると言う事もあってどのような機材が使われているのか、どの場面でどのような機材を使うのかが気になるのですが、ミラーレス一眼のデジカメが欲しいので機種選定で一生懸命になっていたりする私の姿があります。

 

 

スタジオ撮影が終わると自由撮影が開始されていって、私が持ち込んでいるコンデジをめぐみ様が操作して撮影をして下さりました。 実際に持ち込んだ小道具は色々とありますが、立ちでの構図は檜扇と造花の花束、座りでの構図は盆に乗せた書物と小箱も加えられましたが、盆に乗せた書物と小箱を使う時にはご好意で机も貸して下さりました。

 

自由撮影はスタジオ撮影が終了してから約10分ありますが、おひとり様の訪問でもスタッフの方にデジカメやスマートフォンを渡して撮影して頂けます。

 

小道具はめぐみ様と正子様に運んで頂いて本当に至れり尽くせりの状態になっています。 このような感じで時代やさんのスタッフの方総出で色々とお世話になっています。

 

スタジオ撮影の8構図分は立ちでの構図や上半身での構図、座りの構図と言う感じで色々と存在してますがどれも良い物で実際にアルバムにして頂く写真を絞り込むのに悩んだ形です。

 

まとめ

 

こちらの細長姿の衣装体験をして本当に良かったと言う感じでしょうか。 やはり欲を出して紫式部の少女期の晴れ姿を意識しての細長姿の衣装体験をして良かったと思いました。

 

この時点でかなり満足していますが、3着目の衣装からは紫式部の成人後の設定でのメイクになると言う事でメイク直しがされるのではあるのですが、拘束時間が長くなると言う事で本当に軽食ではありますが、ゆか様に軽食が用意されていますので2階にどうぞと言われて、一度、2階の受付の部屋に行くのでありました。
 
アルバムの完成は数が多いと言う事で後日に郵送される扱いになりますが、こちらの記事を最初に書いた2022年1月19日の当時ではまだ届けられていませんので、手元にある写真は全て自由撮影での物になっています。

 

紫式部の晴れ姿と言う意味では今回の記事の少女期の細長姿と次回の記事の出仕後の十二単姿と2種類の衣装体験をしましたが、どちらの衣装でも雰囲気の出ている良い物になって良い思い出になりました。