名古屋市の夫婦問題相談室リボーン カウンセラーの今枝朱美です。
高齢者の親が離婚したら、子どもたちにどのような影響があるのでしょうか?
高齢者とは65歳以上。
このブログの読者のメインは30代後半の方たちだから、親世代が高齢者に当てはまってくるのではないでしょうか。
”厚生労働省の「令和4年度 離婚に関する統計の概況」によると、かつては全離婚件数の約40%を占めていた「同居期間5年未満」の夫婦の離婚は減少傾向に。
一方、「同居期間20年以上」の夫婦の離婚は増加傾向にあり、2020年は全離婚件数のうち21.5%にも上り、離婚する夫婦の5組に1組は熟年夫婦。″
熟年離婚=高齢者離婚、ではありませんが、高齢者の離婚は確実に増えています。
一番の要因は平均寿命が延びたことだと思います。
令和4年の男性の平均寿命は 81.05年、女性は87.09年。
女性が「子どもたちも独立し、この先夫婦だけで20年以上暮らしていくのか、、、」と考えたとき。
「私たちよく頑張ってきた! これからは一緒に旅行に行ったり、お互いに好きなことをして楽しく暮らそう。」
と思うか、
「私よく耐えた、頑張った。これからは自分の人生を自分らしく生きたい!」
と思うか。
父と母の立場で離婚するメリットデメリットとしては、大きく分けて2つ。
お金のことと生活のこと。
夫婦間格差がある場合はメリットがそのまま相手のデメリットになります。
親からの相続財産や独身時代の財産がある場合、離婚のメリットは自分一人のものになること。
自分で稼ぐ力のある場合、離婚のメリットは相手を扶養しなくてよくなること。
生活面で主に中心で担っていた場合、離婚のメリットは時間が自由になり家事負担が減ること。
健康であれば看病するされるの心配もありません。
魅力ある人であれば、友人関係も広がり恋愛や再婚も可能になります。
逆に、個人財産が少ない場合、稼ぐ力がない場合、家事力の無い場合、健康に不安がある場合、自分に魅力がないけど寂しがり屋の場合、離婚はデメリットになります。
あなたのお父さんお母さんが、婚姻生活で多くの財産を築く又は相続財産をお持ちで、離婚しても経済的に困らないなら一安心。
そして、お父さんお母さんが一人暮らしになっても身の回りのことを自分で出来、健康ならなお安心。
最後に、お父さんお母さんにお友だちや仲間がいて自立している方なら心配なし。
相談されたら。。。
親が離婚して夫婦関係は終わっても、親子関係は変わらないし、両親が離婚することで今までより関係が良くなることもあります。
しかし、両親にいろんな面で格差がある場合、自分たち家族の生活が脅かされることになるかもしれません。
父や母が考えも計画も無く感情だけで突き進もうとしている場合は、一旦ストップをかけて相談に乗ってあげてください。
両親の幸せはあなたたち家族の幸せ、あなたたち夫婦の幸せは子どもたちの幸せです。
夫婦問題、親子問題、嫁姑問題だけではなく、ご両親の夫婦問題で相談に来られる方もありますよ!
ご相談ください、お待ちしています。